ファイナンス

せどりにおけるキャッシュフローの考え方【利益との違い、改善方法も解説!】

事業経営の必須知識である「キャッシュフロー」とは何かを元経理マンで現専業せどらーのプロが解説します。
併せて混同しやすい「利益」との違いや悪化の原因、改善方法も解説します。

おはようございます。
パグです。

この記事では、お金の計算方法「キャッシュフロー」「利益」についてお伝えします。

国税庁の統計調査による企業の生存率の調査では、期間5年内における生存率は14.8%、10年では6.3%、20年では0.4%という結果が出ています。
何年も生き残れる経営は簡単ではないことが分かります。

せどりも歴とした事業です。
キャッシュフローと利益の計算は事業を失敗させないために非常に重要な理論なので、必ず理解しておくべき内容です。

私パグは自営業者として今年で10年目になります。
先のことは何が起こるか分かりません。
しかし数字を見る限り、当面は安定した経営が可能だと予測することが出来ています。

そうした予測を可能としている私の数字の見方、つまり経営の考え方のバックボーンとして、上場企業での財務経理経験と不動産投資会社でのファイナンス経験が生きていると自身では考えています。
その理論をせどりに当てはめて、可能な限り噛み砕いて分かりやすくお伝えします。

なお、私の考え方は個人事業主では必要ないと思われるレベルですが、出来る限り企業会計に近づけた方が成功率が高まるというのが持論です。
個人の確定申告の方法とは別物ですので、その点はご留意ください。

キャッシュフローと利益を正しく理解して、せどりを健全な事業として成功に導きましょう。

せどり月利を10万円UPさせる特典を無料プレゼント

前置きが長くなりました。
それではいきましょう↓↓

キャッシュフローとは

キャッシュフローとは、Cash(現金)Flow(流れ)のことで、「収入」から「支出」を差し引いたもので、手取り、つまり「現実(現金)の結果」を表します。

ここではキャッシュフローは「CF」と表記します。
(企業の財務諸表であるキャッシュフロー計算書はC/Fと表記します)

CFの計算では、現金が入ってきたらプラス(収入)現金が流出したらマイナス(支出)にカウントします。
収入から支出を差し引いた金額(またはプラスとマイナスの合計)を「収支」と言います。
この収支がCFの計算結果になります。

収入-支出=収支(CF)

我々はお金を儲けるために収支、つまりCFの計算結果をプラスにするように頑張るわけです。

せどりでは、売上の入金が収入、仕入や経費などの出金が支出に当たります。

具体例

売上(会計用語では売上高と言います)・・・販売価格
仕入(会計用語では原価と言います)・・・仕入値
経費・・・販売手数料※、システム利用料※、旅費交通費、梱包材費など

※販売手数料:Amazonやメルカリなどネット販売で売れる毎に各媒体に支払う料金。変動費。
※システム利用料:Amazon大口出品サービスやリサーチツールの利用料などの月額料金。固定費。

次に利益について説明します。

利益とは

利益とは、「収益」から「費用」を差し引いたもので、事業の成果、つまり「帳簿上の成績」を表します。

※「帳簿上」と言っても、紙面に書いたり表計算ソフトに入力して得られた計算結果だけでなく、売上管理システムの自動計算で得られた結果も同様に「帳簿上」です。

利益の基本的な考え方は、

収益-費用=利益

という式で表現します。

これをせどりで当てはめると、

売上-(仕入+経費)=利益

という計算式になります。

※一言で「利益」と言っても、利益には様々な種類があります。
ここでは上記の最もシンプルな概念の「利益」を使いますが、もっと深く知りたい方は下記の記事をご参照ください。

※さらに余談ですが、経費にはせどりのために使った全ての支払いを計上(計算に入れること)しましょう。
販売価格と仕入値、販売手数料くらいは誰でも把握していると思いますが、意外と経費の計算を疎かにしている人が多く見受けられます。
しかしそれでは利益の計算には不十分です。
私はセロハンテープやティッシュペーパーなど消耗品も、家庭のモノと分けて1円単位まで計算しています
細かいようですが、この徹底さが事業の継続には必要だと考えます。
話を戻します。

せどりでは、売上の発生が収益、仕入や経費の発生が費用に当たります。

キャッシュフローでは「売上の入金が収入」「仕入や経費の出金」に当たると前述しました。
この違いが理解できれば合格です。

次にキャッシュフローと利益の違いについて説明します。

キャッシュフローと利益の違い

結論から言うと、キャッシュフローと利益は全く別物です。
記事にしている時点で当たり前ですが。笑

ということは、「収入と収益」、「支出と費用」も似ているようでそれぞれ別物です。

前述したように、
収入・支出は「現金の結果」、収益と費用は「帳簿上の成績」です。

「現金の結果」は現金の動き(入出金)を基準とします。
「帳簿上の成績」は事業の動き(商行為の発生)を基準とします。

入出金はそのままの意味で、現金や銀行口座を追えば良いだけです。
商行為の発生というと難しく感じますが、要は商品が売れたり事務用品を入手したり、事業に関わる何かが発生した時点(当月)で帳簿に記録するということです。

似ているのになぜわざわざ2通りの計算をする必要があるのかというと、「キャッシュフローと利益は同じ動きをしない」からです。

例えば、会社員が出張に要した費用を立て替えていて、経費精算で旅費交通費として翌日の給料に加算されたとします。
出張した月には会社の現金は動いていないのでCFは動きませんが、経費精算によって出張した月の費用として帳簿に記録され、その月の利益が動きます。
一方、翌月の給与支払いによって現金が出金されるのでCFが動きますが、費用としては前月に計上済みなので翌月の利益は動きません。

先払い(先行投資)でない限り、原則利益の動きが先行し、後からCFの動きが着いてきます。

ということは、CFをプラスにするためには過程として利益を黒字にすることが必要になります。

しかし、現実には利益が黒字でもCFはマイナス利益が赤字でもCFはプラスということが起こり得ます。

なぜそんなことが起こるのかというと、現金の入出金タイミング利益の計算期間にラグ(ズレ)が生じるということが主な理由です。

※企業会計では現金の支出を伴わない費用計上など様々な要因により利益とCFの乖離が発生しますが、副業せどりレベルでは考慮する必要はありません。

資金が潤沢に無い限り、CFが悪化(マイナス)すると利益が黒字でも破産します。
企業が黒字倒産するのもこのことが理由です。
帳簿上の数字が良くても支払いができる現金を持っていないからです。
利益を出しているかのように見えても、資金繰りに失敗するとあっと言う間に潰れてしまいます。

まずはキャッシュフローが悪化する原因を知って、該当する行動をしないように注意しましょう。

キャッシュフローが悪化する原因

現金の入出金タイミング

入金

CFでいう収入です。

ネット販売の場合、売上金は販売手数料などを差し引かれた額で積み上げられていきます
商品が売れるたびに入金されるという媒体は恐らくないと思います。

そして媒体によって入金のタイミングは異なります。
Amazonの場合は返品返金などに備える引当金として、売上があってから1週間支払いを留保され、支払いサイクルとしては2週間毎に自動入金されます。
(留保期間が過ぎた売上金については任意のタイミングで支払いをリクエストすることは可能)
メルカリでは任意のタイミングで振込申請が可能ですが、振込手数料が都度掛かります。

売れるたびに振り込んでいると手数料がバカにならないので、ある程度まとめて入金させるようにする必要があります。
商品が売れたタイミングで売上として計上すると前述しましたが、商品が売れたタイミングで入金とはならないわけです。

加えて、当月の売上金の入金が月を跨ぐ(翌月計上)ということが当然のようにあります。

入金を早めるということは難しいので、注意すべきは出金ということになります。

次に出金についてです。

出金

CFでいう支出です。

ネット販売における入金は媒体からのみですが、出金は様々な状況があります。
例えば、商品の現金での仕入、経費の現金払い、仕入や経費に使用したクレジットカードの支払いなど。

現金払いでの支出の場合はその日に費用計上するため当月に反映されますが、クレジットカード払いの場合は締め日にもよりますが基本的に月を跨ぎます。

一方、帳簿上では売れたタイミングでその商品の仕入額が計上されることになります。

出金でも費用計上のタイミングと支払いのタイミングがズレるというわけです。

こと経費においては、どの商品にいくら経費が掛かったなど細分化することが不可能に近いので、その点でも費用と支出が一致することはまずあり得ません

基本的にクレカ払いで支出を遅らせると思いますが、それでもCFを悪化させる要因としては、回転率の悪い商品を仕入れることです。

先行投資できるほど余剰資金がなければ、希望的観測の仕入は避けることが賢明です。


次に、キャッシュフローと利益のズレについて説明します。

キャッシュフローと利益の計算結果のズレ

結論から言うと、CFと利益にズレが生じるのは悪いことではないです。

しかし、ズレの原因や大きさを把握できていないとしたら、せどりの成果と実際の稼ぎを認識できていないので問題です。

どういったケースでズレが生じるか例を挙げていきますので、ご自身にズレが生じた場合どれに当たるか考えてみてください。

・当月に現金で仕入れた商品が当月中に売れて、当月に入金された場合
当月の利益は黒字で、CFは利益分プラスです。

・当月に現金で仕入れた商品が当月中に売れなかった場合
当月の利益は赤字で、CFは仕入分マイナスです。

・クレジットカードで翌月支払いの商品が当月に売れて、当月に入金された場合
当月の利益は黒字で、CFは売上分プラス。翌月のCFが仕入分マイナスになります。

・クレジットカードで翌月支払いの商品が当月に売れて、翌月に入金された場合
当月の利益は黒字で、CFは無し。翌月のCFが利益分プラスになります。

上記は一つの商品しかない、経費も考慮しない場合の極論なので、考え方として理解してください。

実際のCFの計算は経費も含めて、当月における全ての入金と出金を集計して算出します。
その結果を、今月はCFがいくらプラス(マイナス)で決着したと記録し比較検証していきます。

この考え方ができるようになれば、せどりの成果と実際の稼ぎの相関性が感覚的に分かるようになるので、今月の売上だけで次月の手取りが予測できるようになります。

利益計算が必要な理由

続いて、なぜ利益計算が必要なのかという理由を説明します。

「そんなのいくら儲かったから知りたいからじゃないか!」
と言いたい気持ちは分かります。
それも一つですが、それだけならCF計算だけで良いはずです。

利益計算は、思考し行動した結果を知るためのものであることは間違いありません。
しかし、それよりも大前提としなければいけない考え方があります。

それは、目標に対しての進捗(しんちょく)・達成度の測定です。
進捗は中長期の目標に対する進み具合などです。
ex.年間目標利益に対して当月の利益は何割程度かetc.
達成度は当月の目標利益に対する当月の実績比較です。

健全な経営の企業では事業の計画(目標)と実績を必ず比較します。
結果が良ければ、思考と行動は正しかったと証明されます。
結果が悪ければ、改善が必要だと分かります。

具体的な目標を定めず稼働するのは、ゴルファーがホールの場所を知らない状態で全球フルスイングしているようなものです。
ぜひ目標の利益額を定めてから稼働するようにしてください。

以下は利益計算の具体的な実施方法なので、気になる方は参考にしてください。
次章のキャッシュフローの重要性まで下に進めてもらっても結構です。

計算期間

利益を計算するには期間に区切りを付ける必要があります。
利益計算は、商品が売れる度にいくら儲かったと計算することではなく、事業としての成績を算出するための計算です。
大概の人は利益を計算しろと言われれば月単位で算出すると思います。
その感覚は正解で、私も月毎に計算しています。

販売サイクル
毎月のように売れる商品が対象のせどりなら月単位で集計するのが適しています。
仕入から販売にはサイクルがあるため、ある程度期間を空けなければ検証しづらいです。
中には週単位で計算している方もいるかもしれませんが、月単位で良いと思います。

生活サイクル
また、大概の人は月毎のサイクルの中で生活を送っていると思います。
毎月〇日が給料日で、〇日に○○の支払いがあるなど。
月にいくら稼ぐ必要があるかと明確にしやすい点も、月単位で計算するメリットです。

比較検証の精度
稼働時間についても、何曜日が空きやすいや、週1日は動けるから月4日稼働できるなどあると思います。
繰り返されるサイクルを比較してこそ検証の精度が高まります。

計算のタイミング

次はどのタイミング計算するかです。

売上自体は商品が売れるたびに、その日に売上として計上していきますが、その都度利益計算していては大変です。

また、システム利用料などの固定費はある程度決まった日(クレジット支払日など)に支払われますが、それ以外の経費はどのタイミングで掛かるか正確に予測できません。
そしてどの商品にどれだけ経費が掛かったのか計算するのは至難の業です。

なので、利益の計算は売上計上のタイミングというより、月単位でまとめて集計していきます。

計算のタイミングに決まりはありませんが、月毎に集計するので、該当月の結果が出る翌月1日以降になります。

月に何百件も売れるようになると手計算している暇はないので、私は出品サポートツールの利用をお勧めしています。
簡単な操作で期間毎の利益を算出できます。

以上を参考に、月毎に利益の期間計算を実施し、目標に対する進捗・達成度を測定していきましょう。

タイミングによって利益が黒字でもCFはマイナスということは起こり得ますが、プラスCF(CFの結果を名詞として使う場合、プラスかマイナスをCFの頭に付けます)を維持するためには当然利益を出し続ける必要があるのです。

この点が月利という表現の章で、私がCFではなく月利を記載している理由です。

利益は事業の成績であり、CFはその成績がもたらす結果です。
長い目で見ると成績が良くないと結果が良くなるわけがないですが、入出金のタイミングによっては一時的に成績以上の結果が出ることがあります。
その逆も然りです。

なので、私は事業の成績である利益を、大概の人に適したサイクルである月単位で表現した「月利」という形で紹介しています。

事業者にとって大事な考え方なので深く掘り下げてみました。

キャッシュフローを重視すべき理由

結論からお伝えすると、CFを重視すべき理由は、事業を継続するためです。

事業が継続できるということは、利益が出ている利益を出すチャンスがあるということです。
単発バイトのように一瞬儲けられれば良いという方は読まなくて大丈夫です。

ビジネスをやっていると、事業を継続するためには「利益を出し続ける必要がある」という表現をたまに見かけたり聞いたりします。
もっともなようですが、実は正確ではありません。(間違いではありませんよ)

正確には、「事業を継続できるだけの資金がある」、もしくは「事業を継続できるだけのプラスCFを生み出している」が正解だと考えます。

潤沢な資金があるなら、儲けられるかどうか結果は分かりませんが、自由にしたらいいと思います。
問題は資金が潤沢にない方です。

事業には各種の支払いが付き物です。
支払いには現金が必要です。

利益が出始めているのに継続できないがために戦線離脱という失敗を犯して欲しくないので、この記事を書きました。

せどりを始める方、既に取り組んでいる方は当然お金を稼ぐという目的があると思います。
お金を稼いでいる実感をもたらしてくれるのは利益ではなくCFです。
そして事業を継続させてくれるのもCFです。

事業がそれなりの規模になると、支出は生活費のやりくりでどうにかなるものではありません。
耐えられるうちはいいですが、マイナスCFが続くと手元資金がどんどん減っていき、せどりをやっている意味を見い出せなくなります。
CFを疎かにして志半ばで倒れることが無いように、CFの重要性を肝に銘じてください。

キャッシュフローの具体的な改善方法

CFはタイミングによって変動するので自分の力の及ばない範囲と諦める方もいますが、CFもテクニックによってある程度は操作することが出来ます。

利益を出し続ける努力はもちろん必要ですが、CFを改善する努力も必要です。

クレジットカードの活用

資金が潤沢にない場合はクレジットカードを活用することでCFを改善することが出来ます。
経費は当然のように、可能な限りクレジットカード払いにします。

テクニックとしては、手数料が掛からない2回払いに限定するなど。
支出を先延ばしにすることはCF改善に非常に有効ですが、手数料が掛かってしまっては元も子もありません。

自転車操業のように捉えられがちですが、直近の保有資産(現金)は将来の利益創出に活かすというのが投資の基本理念です。

物販は実態としては投資に似ています
資金を割安な商品に変換して将来価値を上げて回収するのが物販です。
資金が無いのであればクレジットカードで代用できるのが物販ならではの利点です。

私もせどりを始めた当初は充分な資金が無かったのでクレジットカードを活かして事業を継続し、利益を創出してきました。
手堅い商品リサーチや支払いまでに回収できるサイクルを予測しなければいけませんが、CFを理解すれば資金が少ない方でも利益創出できる時期を大幅に短縮できます。

ポイントでの仕入

現金の支出を伴わない仕入は利益に直結します。
資金不足なうちは積極的にポイントで商品を仕入れていきましょう。

利益が出てプラスCFに繋がれば、それをまた仕入に使用することで雪だるま式に利益を創出できます。
一見小さな額でも利益率が高いせどりにおいては効果は絶大です。

仕入日の調整

資金が少ないうちは無暗に仕入に行くのもCFの観点からお勧めできません。

例えば、締め日が月末クレジットカードを使うとして、月末ギリギリに仕入れると翌月の支払いとなり、販売サイクル的に回収が間に合わない可能性があります。

利益増大の面では仕入の回数は多いに超したことはありませんが、仕入に慣れていないうちは、締め日を超えてから仕入れる方がCFの観点としては安全です。

以上、CFをマイナスにしないためのテクニックをお伝えしましたが、CFを意識していれば他にもテクニックは考えられます。

事業はCFをプラスにすることが目的ですが、最低でもCFがマイナスにならないようにすることが必須です。

せどり初期段階では利益が安定せず、耐えなければいけない期間があります。
儲けが出る日を信じて、打てる手立ては惜しむことなく尽くしていきましょう。

まとめ

・収益と収入、費用と支出は全く別の概念なので、両者の帰結であるキャッシュフローと利益は同じ動きをするはずがない

・月単位での利益計算によって計画と実績を比較検証し、目標の進捗・達成度を測定

・現実の稼ぎは収入でも収益でもなくプラスCF(収支がプラスのこと)

・事業の継続には現金が必要なのでマイナスCFにならないようにテクニックを活用

以上、キャッシュフローの考え方、利益との違いについてでした。

お金を儲けたくて副業をしているわけですから、手取り(手残り)、つまりキャッシュフローがいくらになるかが大事なはずです。

特に資金が潤沢にあるわけではない方が重視すべきは、表面的な数字である利益よりキャッシュフローの方です。

しかし世間では、利益ばかり気にして現実の手取りを正確に捉えられている方は少数派です。
もしかすると一切帳簿を付けず漠然と日々稼働している方が大半かもしれません。

たしかに利益が良くないとキャッシュフローも良いわけがないので、利益の管理も大切です。
ただし、キャッシュフローを把握していないがため事業が続けられなくなるケースが頻出しています。

自分は大丈夫という根拠の無い自信を持っている人から離脱していきます。
自ら撤退したんだと自分を納得させても、事業を始めて結果を残せず辞めるのは追い出されたも同然です。
意気込みだけでは続かない、冷酷な世界です。

中には才能や適性によって圧倒的な売り上げを叩き出し、コストを考えなくていいような事業をしている人も存在します。
しかし、得てしてその才能や適性は一時的なもので、時代の変遷とともに枯渇していくものです。
投資事業に関わっていたこともあり、そういった経営者を何人も見て来ました。
盛者必衰です。
どんぶり勘定をやめて、堅実な経営を志せば、少しでも長く事業を続けられると思います。

書いていて思いの外ボリュームが大きくなり過ぎてしまいましたが、大切なことなので出来る限り伝えたいことを盛り込みました。

このうんざりするほどの長文乱文をここまで見ていただけた方は、将来きっと努力が身を結ぶ日が来ると思います。

ビジネス初心者や数字の管理が苦手な方、悩めるせどらー皆さんの参考になれば幸いです。

それではまた、別の記事で。
ご覧いただきありがとうございました。