ノウハウ

せどりノウハウをプロが解説!【低資金でも高利益率と安定収益を実現】

過去に経験したせどりの失敗から、仕入資金が少なくても稼ぐことのできる方法を模索し、安定して高利益率(仕入額の2倍以上が利益)を実現できるせどりノウハウを完成させました。

おはようございます。
パグです。

この記事では、私パグが実践しているせどりノウハウを紹介します。
私が利益を出し続けることが出来ている根幹なので非常に長文ですが、時間を見つけて最後まで読んでいただけると嬉しいです。

せどりには様々なやり方がありますが、未経験者や資金に余裕がない方でも再現性の高いノウハウだと思います。

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それでは説明していきます↓↓

私が実践しているノウハウはコレ!
店舗中古せどり+FBAスキーム

店舗中古せどり+FBAスキーム

1.取扱商品:中古品
2.ジャンル:ほぼオールジャンル
3.仕入:店舗
4.販路:Amazon(FBA)

一言でいうと「店舗中古せどり+FBA」スキームです。
経験者の方や多少勉強されている方はイメージが付きやすいと思いますが、未経験者の方のために詳しく説明します。

取扱商品には新品中古品があります。
新品とはメーカーや卸問屋、正規販売店などで購入した、未開封かつ未使用かつ汚損の無い商品です。
中古品は新品以外の商品です。
厳密な定義は人それぞれですが、私はこのように解釈しています。

ジャンルは家電やおもちゃなど、どのような商品を売るかということです。
おもちゃや古本に絞るなど専門店化している人もいます。

仕入どうやって商品を仕入れるかということです。
実店舗から仕入れることを「店舗せどり」、インターネット等を利用して仕入れることを「電脳せどり」と呼んだりします。

販路どのルートで販売するかということです。
実店舗を構える、ECサイト(ネットショップ)を構築する、フリマアプリを利用するなどあります。

これらをどう組み合わせるかがノウハウ選択ということです。
せどりでどんな商品を取り扱うか、どうやって仕入れるかを決めて臨むことをせどりスタイルと呼んだりしますが、このブログではせどりスタイル+販売形態まで想定した一連の流れをスキームと表現します。

組み合わせ方次第で幾通りものスキームが生まれますが、その中でも私が最後に選んだのが「店舗中古せどり+FBA」です。
私は「店舗中古せどり+FBA」に行き着くまでに現在と全く異なるやり方を幾通りも経験してきました。
「新品レゴ電脳せどり+フリマアプリ」とか、ほとんど真逆ですね。笑

どれがダメとかいう話ではないです。
そのやり方をしていた時点では自身の環境や状況、性格が適していなかっただけだと思います。

もちろんやり方が間違っていた点があったり、改善できる点が当時を振り返れば思い当たりますが、根本的な問題としてノウハウ選択が適していればもっと早く稼ぐことができていたと痛感します。

同じスキームでせどりをされている方も少なくないと思いますが、自分が採っている方法の詳細を知らずに漠然と「良いと聞いたから」程度で始めると離脱するケースが多いです。
明確にメリット・デメリットなどを詳しく知っておくことは自分がやっているスキームに対する自信に繋がります。
自信は継続力となり、方向性のブレや迷いから守ってくれます。
私は多くの失敗から学んだ末にこのスキームに辿り着きました。
これからせどりを始める方はもちろん、すでに始めている方も一から学ぶ気持ちでまずは読んでみてください。

それでは、数あるノウハウの中でなぜ「店舗中古せどり+FBA」スキームを選んだのか、なぜおすすめなのかを一つずつ掘り下げていきます。

1.取扱商品:中古品

新品のイメージとの乖離

私がせどりを始めて最初に取り扱ったのは新品でした。
当時の新品のイメージはこうでした。

・回転が速い
・返品が少ない
・検品が不要
・売れる商品を見つければリピートできる
・商品の状態説明が不要で出品作業が簡単
・外注化、自動化しやすい

良いことだらけですね。

反して中古品のイメージはこうでした。

・回転が遅い
・返品が多い
・検品が必要で時間が掛かる
・商品の状態説明が必要で時間が掛かる
・売れても同じ商品が見つかる可能性が低いので安定しない
・一生自分で動くしかない

大多数の方がこんなイメージではないでしょうか。
自分で書いててよく中古品に行き着いたと思います。笑
しかし、これらのイメージは実際に稼働し出して数カ月で覆されました。

まず新品を扱って実感したことです。

・利益率が低いので膨大な販売数が必要
・仕入値が高いので売れなかったら損失が大きい
・競合との差別が難しい
・値下げ合戦でどんどん利益が削られる
・返品は一定数あり、新品価格での再出品は不可能

都合の良いイメージは脆くも崩れ去りました。
新品は出品が楽というのは確かでしたが、そんなメリットを帳消しにする致命的なデメリットが利益率の低さでした。

利益率=販売利益÷売上(販売価格)

例:売上2,000円-仕入1,500円=利益500円
  500円÷2,000円=利益率25%

販売数により利益自体はカバーできますが、満足な販売数を得るには潤沢な仕入資金が必要なことに気づいたのです。
新品の利益率は10%前後、良い仕入ルートを持っていても20%いけば上出来です。
つまり30万円の利益を出すためには、利益率が良くて15%だとしても最低200万円の売上を作る必要があります。
販売手数料は少なく見積もっても10%、その他に発送などの経費が掛かりますがここでは分かりやすく5%にしましょう。
利幅を15%、販売手数料10%、経費5%として計算すると、売上の70%分の仕入れをしなければ達成できません。
200万円の70%は約140万円です。
当時の私はそんな大金を持っていませんでした。

未経験者なので良い仕入ルートがあるわけもないです。
(ルート開拓しようとしていた矢先に、営業してきた卸業者に20万円近く支払い、騙されたと気づいて取り返した話はまた別の記事でします。笑)
値下げ・割引商品狙いで小売店を回ったりもしました。
あるにはありますが、そう何件も都合よく見つかりませんでした。
お小遣い稼ぎ程度なら誰でも出来ると思いますが、こちとら生活が懸かってましたので笑
絶対額を稼ぐには効率が悪いし限界があると感じました。

投資をやってる人からすると、200万円で30万円の利益を作れると聞くとよく聞こえるかもしれませんが、利益率はキープできるわけではありません。
実業なので稼働する必要がありますし、売れない商品に転価してしまえば大損する可能性もあります。
競合に嫌がらせを仕掛けられて販売が実質ストップすることもあります。
クレジットカードの枠で買うこともできますが、販売のサイクルが遅れ、支払いが滞れば様々な弊害が起こることは言うまでもありません。

利益率が低いということは仕入資金の回収リスクが高いということに他ならないのです。
一人暮らしであれば節制して回収まで乗り切ることも選択肢の一つですが、妻と子を養っている身としてはどうしても回収リスクに目を瞑り突き進むことは出来ませんでした。
そうした理由から取扱商品を新品とすることに対して懐疑的になっていったのです。

中古品に対するイメージの変化

新品を扱っている限り利益率の低さは解消することが難しいと感じた私は、ここで初めて中古品という選択肢が浮かび上がりました。
そして中古品せどりについて調べ出しました。
ポジティブな情報、ネガティブな情報、入り乱れていましたが、総じて共通していたのは「利益率は高い」ということです。
利益率の高さは言い換えれば「仕入リスクの低さ」を表しています。

他にどんなデメリットがあろうと、私には中古品しかないという思いで取り組んでみることにしました。
そして中古品を扱って実感したことです。

・イメージより回転が早い
・イメージより返品が少ない
・仕入値が低いので仕入に対する恐怖感が少ない
・仕入値が低いので売れなくても損失が小さい
・競合がいても基本1出品者1在庫であり、しかも商品の状態が異なるので値下げ合戦に参加しなくていい
・返品されても中古品として同等額で再出品可能
・新品価格で売れるものが結構ある

ものの見事にネガティブなイメージが払拭されました。
やはり出品作業は新品に比べると手間が掛かるのは確かでした。
しかしそんなデメリットは利益率の低さに比べると有って無いようなものです。

何よりもメリットだと感じたのが「新品価格で売れるものが結構ある」ということです。
これは中古品を取り扱っていて利益が出てない方がいらっしゃったら声を大にして言いたいです。
中古だからと言って悲観的にならず、一度強気な姿勢で出品してみてください。
ダメージが見て取れるものはさすがにダメですが、状態が良いものは新品とほぼ変わらない価格で売れていくものが想像以上に多いと思います。
機会損失を避けることができますし、売れなければ下げれば良いだけです。

そうして中古品に魅了された結果、取扱商品は現在も中古品を続けているわけです。
中古品を扱うようになってからの私の利益率は平均して45~50%です。
ここまで読まれてきた方はもう中古品は仕入資金の回収リスクが非常に低いというメリットも理解できていると思います。
今では資金も潤沢に使えるようになったので新品も取り扱える状況ですが、何となく良い思いをさせてくれた中古品販売を裏切るような気持ちが芽生えていて未だに新品には手を出していません。笑
散々中古品を褒めてきましたが、新品が悪いというわけではありません。
中古品から新品に段階的に移行していくのが一般的には正解なのかなと思います。
イメージ的に中古品の方がハードルが高そうですが、実は未経験者には中古品が適していると身を以て体感しました。
せどりをこれから始める方や新品を取り扱っていて利益が出ていない方は、一度固定観念を取り払って欲しいです。

まとめ:利益率の低い新品は上級者か仕入資金が豊富にある人向き。未経験者や資金に余裕が無い人はまずは中古品を取り扱うべき。

2.ジャンル:ほぼオールジャンル

商品のジャンルは非常に多岐に渡ります。
一部挙げるとすれば、大型家電、小型家電、IT機器、カメラ、音響機器、おもちゃ、ベビー用品、日用品、美容品、アウトドア用品など。
カテゴライズの仕方によってはさらに細分化できます。
その中で何を取り扱うのが良いかをお伝えすると「ほぼオールジャンル」という言い方になります。
何の参考にもならない!とお叱りを受けそうなので解説していきます。

避けるべきジャンル

ほぼオールジャンルということは、ごく一部取り扱わないジャンルがあるということです。
私が仕入に行く際に意識していることを一言で言い表すと、
「アパレル・アウトドア用品・釣り用品・大型家電を避けつつ全部見る」です。
後述しますが、私のせどりスキームでは仕入はリサイクルショップの実店舗で行います。
そのことを前提に、なぜ上記ジャンルを避けるのかを説明します。

まずはアパレルについてです。
アパレルにはブランド物も含んでいます。
どの店舗でもアパレルは置いてますが、アパレルは相場を探るのが難しく、これも後述するAmazonへの出品に適していないためです。
私のせどりスキームではバーコードを読み取ってリサーチするのですが、アパレル商品にはほとんどバーコードが付いていません。
なのでアパレルのみ取り扱っている店舗は元から除外します。
バーコードが付いてない商品は除外かというとそうでもないです。
ここではアパレル除外だけ覚えていただければ充分です。

次にアウトドア用品釣り用品です。
メジャーどころのリサイクルショップでは基本的にアウトドア用品・釣り用品コーナーがありますが、ほとんどの場合利益が取れる値付けがされていないためです。
たまには利益が取れるものが転がっていたりしますが、効率を考えて今ではほとんど見ていません。
試しに一度アウトドア用品・釣り用品を見て実感していただくのも良いかもしれません。

最後、大型家電です。
大型家電はかなり利益が取れる商品が転がっています。
しかし、単価が高く、配送料も高額で仕入リスクが高いです。
また、単純な作りをしていないため故障の可能性が高く、返品リスクも付き物です。
修理の技術を持っていたり、運送業者との契約があれば見込みがありますが、未経験者では厳しいでしょう。
以上のことから大型家電は上級者向けのジャンルと言えます。

避けるべきジャンルは主に上記3つです。
それ以外は全部見ます。

苦手ジャンルを作らない

ほぼ全てのジャンルを見ていきますが、仕入を熟していくうちにある程度どのジャンルが利益が取れやすいかが分かってきます。
正しく分かるというより感じてくるといったイメージです。
私の場合はベビー用品、IT機器、日用品、小型家電、おもちゃあたりが好印象です。
このあたりは誰でも似たり寄ったりですが、それでも個人差はあります。
何が良い悪いはなく、自分で得意分野だと思えるジャンルは一つ残さず見ると良いと思います。
ただし、苦手分野を作るのはダメです。
せっかく利益が取れる商品が転がっているのに見逃すのは非常にもったいないです。
仕入に行くにも、貴重な時間を割くことになりますし、ガソリン代やカーシェア代、駐車場代、泊りで行く人は宿泊代が掛かります。
経費を掛けるからには最大限の効果を発揮しなければなりません。

私は「いかにリスクを回避しつつ、取りこぼしなく、効率よく利益商品を探せるか」を方針として仕入に臨んでいます。
これが身についてくると、「仕入は時間との勝負」という考えに行き着きます。
そう思えるようなる頃には1日の仕入の見込み利益額が10万円を超える時がやってきます。
私は現在は他の事業も営んでいるのでライフサイクル上、せどりでの月利は30万円程度に調整していますが、このスキームに全力で取り組めば月利100万円は全く夢物語ではありません。
思うように仕入ができず悩んでいる方は、ご自身の好き嫌いや得意不得意だったり、利益が出やすいと言われているジャンルを選ぶのではなく、利益商品は全て逃さないという意識で仕入に臨んでみてはいかがでしょうか。

まとめ:アパレル・アウトドア用品・釣り用品・大型家電は効率が悪く、リスクが大きい。それ以外のジャンルで苦手を作らず利益商品は根こそぎ取る。

3.仕入:店舗

中古品における仕入では下記の選択肢が挙がります。

①リサイクルショップの実店舗へ足を運んで購入
②リサイクルショップのECサイトからWeb出品商品を購入
③オークションサイトで消費者から購入
④フリマアプリで消費者から購入

①のみが店舗、②③④が電脳と大別されます。
まずはそれぞれのメリット・デメリットを解説します。

各仕入方法のメリット・デメリット

①リサイクルショップの実店舗
メリット】
・商品の状態(コンディション)が手に取って分かる
・商品数が多い
・ジャンク品は極端に値付けが低い
・行ってしまえば仕入の義務感が生まれる(笑)
【デメリット】
・まとまった時間力が必要
・旅費交通費などの経費が掛かる
・動き回るのである程度の体力は必要
・ハズレの店舗がある

②リサイクルショップのECサイト
【メリット】
・足を運ぶ必要がない
・経費が掛からない
・隙間時間で商品検索可能
【デメリット】
・ショップの利益が乗っているので値付けはそれほど安くない
・Web出品されるのは限定的
・商品のコンディションを画像と文面でしか確認できない

③オークションサイト
【メリット】
・足を運ぶ必要がない
・経費が掛からない
・隙間時間で検索可能
・素人の値付けなので極端に安い場合がある
【デメリット】
・商品検索に慣れが必要
・希望の仕入れ値で購入できるとは限らない
・商品のコンディションを画像と文面でしか確認できない
・受取までのタイムラグが大きい

④フリマアプリ
【メリット】
・足を運ぶ必要がない
・経費が掛からない
・隙間時間で検索可能
・素人の値付けなので極端に安い場合がある
【デメリット】
・商品検索に慣れが必要
・近年では販売履歴が積み上がり、値付けに相場感が出ている
・商品のコンディションを画像と文面でしか確認できない
・受取までのタイムラグが大きい

それぞれ一長一短あり、どれが優れているとは言い切れません。
その中でも私は①を採用しているわけですが、その理由を説明します。

仕入先に店舗を選択した理由

まず店舗に実際に足を運んでみて、①のメリット全てが非常に良いと思いました。
②③④の自宅にいながら時間を気にせず出来る点は素晴らしいのですが、稼ぐという大前提の目的からすれば副次的なもので絶対必要なものではないと感じました。
いくら楽でも結果が伴わなければ効率が悪いなと。
その点①は時間も労力も要りますが、行けば満足のゆく収穫がありました。
疲れるけど心地いい疲れです。
ショップなので利益は乗っていますが充分安く、数多くの商品を仕入れられます。
店員さんもプロとはいえ得意不得意分野があるためか、値付けが総じて高い店舗でも極端に安いジャンルがあったりします。
逆に②③④は家でずっとPCやスマホをポチポチやって肉体的な疲れは無いが「これだけの収穫か…」という徒労感がありました。

店舗と電脳は向き不向きが顕著だと思います。
隙間時間をほぼ全てPCやスマホを弄る時間に充ててもストレスが無いという方なら、電脳でもそれなりに仕入は出来ると思います。
近年ネットでの取引履歴が蓄積され相場を探りやすくなったことで値付けは高くなってきている傾向はありますが、念入りに調べれば見つかることは見つかります。(私は商品検索が不慣れだったせいか相当な時間が掛かりましたが…)
経費が掛からない分、積み上げるべき利益額も店舗より少なくて済むというメリットもあります。

しかし電脳で仕入れてみて、②③④のデメリットである「商品のコンディションを画像と文面でしか確認できない」が厳しいなと思いました。
中古品はコンディション次第で出品価格を調整する必要があるので、受け取って想定よりダメージがあると見込み利益が低下したり、下手すれば出品が憚られる状態なこともあります。
中古品は返品がイメージより少ないと上述しましたが、コンディションは一定の水準であることが前提です。
利益率低下返品リスクを鑑みて、電脳は怖いと判断し、店舗で実物を見て仕入れる方針を決定しました。

そして店舗仕入を数カ月熟していくと、どんどん嗅覚のようなものが発達したのか、次々に利益商品を掘り当てることが出来るようになってきました。
最初は買い物カゴ1つ満たせば御の字で、収支プラマイゼロのレベルでしたが、2ヵ月間毎週仕入に行っていると3ヵ月目には月利30万円に到達していました。
私は手探りでやっていたのでそんなペースで成長しましたが、このスキームを信じて本気で取り組んでいただければもっと早く月利30万円は達成できると思います。
おそらく私の性分では電脳を継続していても月利30万円は達成できなかったと思います。

まとめ:店舗せどりは手間は掛かるが効率よく利益商品を探せる。中古品を取り扱うならコンディション確認は重要。

4.販路:Amazon(FBA)

どうやって販売するかによって仕入の成果を最大限発揮できるかどうかが決まるので、販路選びは重要です。
仕入で店舗か電脳かという選択肢がありましたが、販路においても実店舗ネット販売か選択できます。
しかし、実店舗は資金面や未経験者にとって現実的ではないため選択肢から外し、ネット販売に絞って説明します。

販路の選択肢

ネット販売は大きく2つに大別できます。

①自身でECサイトを構築する
②既存のショッピングサイト・アプリを利用する

①はノウハウのある方なら最も成果が期待できます。
なぜかというと独自で充分な集客ができれば、経費はWebページ作成費用と保守費用、決済手数料くらいでランニングコストが抑えられるからです。
ただし、SEO対策などかなり高度な専門的知識を必要とするため、短期間での習得が可能かは個人差が大きいと言えます。

私は自分ではITリテラシーは高い方だと自信がありましたが、せどりを始める前にブログアフィリエイトに手を出して専門性の高さから挫折した経験があったため、自身でのECサイト構築は検討範囲外でした。
本業や趣味で情報処理系に明るい方はチャレンジされてみても良いかもしれません。

②は近年非常に多くのサイト・アプリが浸透してきています。
有名どころでは、
・Amazon
・楽天
・Yahoo!ショッピング
・メルカリ
・ヤフオク
・ラクマ
・Paypayフリマ

など。
大企業が運営していて信用や知名度による集客力の高さが強みです。
また取引についても安全かつ円滑に進められるよう各社独自のシステムが用意されています。
その対価として販売手数料や月額などが課されます。
それぞれ強みがありますが、私がAmazon(FBA)による販売を選択した理由を説明します。

販路にAmazon(FBA)を選択した理由

販路にAmazonを選ぶ場合、Amazonせどりと呼ばれていますが(Amazonを仕入先とするせどりの場合もあります)、私はFBAを利用することにこだわっているので、あえて+FBAと表現しています。
Amazonを知らない方は少ないと思いますが、「FBAって何?」という方は多いのではないでしょうか。
物販について勉強したことがある方はご存知かもしれませんが、初学者向けにFBAについて説明します。

FBA(フルフィルメント by Amazon)
商品をAmazonの倉庫に発送しておけば、注文が入り次第、梱包・発送・カスタマーサービスまで全てをAmazonが代行するというものです。
「エフビーエー」と呼んでます。
Amazonせどりでは売り手(出品者)のことを「セラー」と言いますが、FBAではセラーは仕入に集中すればいいだけという素敵なシステムです。

「FBAを使いたいからAmazonでの販路を選んだ」と言っても過言ではありませんが、Amazonは中古品を扱えること、利用者数がトップクラスということが選択の主な理由です。
また、Amazonの参入障壁の低さも良いと思いました。
Amazonで本気で物販を始めるなら大口契約というプランを利用するのですが、月額は5,000円程度です。
楽天では安いプランで月額2万円程度~です。
Amazonと楽天の日本での利用者数はトントンといったところ(Amazonの方が少し上)で、加えて楽天は出店の審査が他のECサイトと比べて厳しく、Amazonの方がコストパフォーマンス的にも取り組みやすさ的にもメリットが大きいと感じました。
Yahoo!ショッピングはもっと安い(費用がほぼ掛からない)ですが、利用者数がAmazonと楽天の3/5といったところだったので候補には至りませんでした。
せっかくショッピングサイトでロケーションに左右されない販売法を展開しようとしているのに、顧客の絶対数が小さいのはもったいないと思いました。
販路拡大には良いと思います。

一方、フリマアプリ(メルカリ)は今でも利用しています。
理由としては近年利用者数も増えてきていて、かつ固定費が掛からないからです。
ただし、様々な理由からAmazonに出品できなかった商品を売るためだけに使っています。
不良在庫をなるべく作らないためですが、やはり出品作業や購入者とのやり取りや発送作業は面倒ですね。

先にAmazon選択の理由を説明しましたが、Amazonというショッピングサイト自体が他のショッピングサイト・フリマアプリより高く売れる傾向にあるということが決定打でした。
Amazonはアメリカの企業で、システムの優秀さは日本のトップ企業が子どもに思えるレベルです。
そして企業理念である「地球上で最もお客様を大切にする企業」の通り、購入者への優しさを痛感するサービス精神です。
売り手にとっては文字通り痛感することが多いですが(別の記事で詳しく書きます)、その高いサービス精神が配送の早さにも表れていて、高くてもAmazonで買うという層が想像以上に多いです。
販路にAmazonを利用すること自体が個人的には正しかったと感じていますが、やはり「AmazonはFBAを使って初めて本領発揮」と言えます。

FBAについて詳しく掘り下げていきます。
上述したようにそれだけ楽できるシステムですから、ハッキリ言って販売手数料は高いです。
楽天は2~4.5%(月額による)、フリマアプリが販売手数5~10%程度のところ、FBAでは商品ジャンルによって20~30%程度です。
これが最大であり唯一のデメリットです。

「高っ!」
「楽するために利益率が圧迫されては本末転倒じゃないか!」
「新品か中古品かの章で言ってたじゃないか!」
そんなツッコミが聞こえてきそうです。
落ち着いてください。
FBAには楽さ以外にも販売手数料の高さを補って余りあるメリットがあります。

FBAのメリット

①Amazon出品の中でもFBA利用者の商品は高値で売れやすい
②商品を保管しておくスペースやサイズごとの梱包材が不要
③購入者とのやり取りがほぼ不要

一つずつ説明していきます。
①Amazon出品の中でもFBA利用者の商品は高値で売れやすい
そもそもAmazon自体が他の媒体より高く売れるので、高い販売手数料も売り上げによってある程度吸収されます。
加えて、FBAを利用することでAmazon内での優位性を保つことが出来ます。

販路をAmazonとする場合、FBAではなく自己発送という手段もあります。
実際にAmazonの商品ページの出品情報を見てみると、「出荷元と販売元が同一のショップ名」になっているものと、「出荷元がAmazon」になっているものがあると思います。
前者が自己発送の商品、後者がFBA利用の商品です。
適当に商品を検索して何件か見てみてください。

FBA利用の商品を購入すれば即日・24時間365日体制で発送してくれので、多くの場合自己発送の商品よりも早く到着します。
加えて、FBA利用の商品は返品・返金体制が整っているので、安心感が持たれています。
※返品されやすいというネガティブな意味ではありません。セラー側としてもFBA利用の方が対応しやすく、自己発送で返品される方が数段厄介になります。
同じ商品でも、FBAの配送の迅速さ安心感から、自己発送よりFBAの方が高値で売れやすいということです。

また、Amazonではお手頃な価格で出品しているセラーの商品を買われ易くする「カート取得」というシステムがあり、自己発送の商品よりFBA利用の商品の方が優先的にカート取得しやすい傾向にあります。
※カート取得のアルゴリズムは明らかになっていませんが経験としてほぼ間違いないと思います。

自己発送なら販売手数料も安いですが、FBAで高く売れれば利益はさほど変わらなくなります。
1~2割増しくらい(モノによっては2~3割増し)でも売れます。
利益が大して変わらないなら売れやすくてなおかつ楽なFBAを利用しない手は無いと思います。

②商品を保管しておくスペースやサイズごとの梱包材が不要
商品は全てFBA専用の倉庫に送るので、在庫が部屋を圧迫するということがありません。
倉庫を借りる必要もないです。
商品を仕入れて持って帰ってFBA倉庫に納品するまでに置いておくスペースは必要ですが、月利30万円程度の商品数なら2帖程度あれば充分です。
棚があれば1帖でも問題ないと思います。
※納品できない商品もたまに発生しますが、フリマアプリで売りさばくかリサイクルショップに仕入に行く際についでに買い取ってもらいます。
私の場合は2日間でまとめて仕入れて、全部納品してからまた仕入にいくというサイクルです。

東京在住で自宅が広いとは言えない私にとっては保管スペース問題はかなり重要でした。
在庫を保管していた時期は短い期間でしたが「これだけ売らなきゃいけないのか…発送も大変だ…」と精神的にもツラかったです。
現在は小さいですが新宿に事務所を借りて作業場所にしています。
東京お近くにお住まいの方はいつでも見学にいらしてください。
どんな感じでやっているのか参考になると思います。

<事務所見学のご依頼>
sedori-yume-blog@j-pug.com

上記メールアドレス宛にご希望の日時を記載してお送りください。
水~日の12~18時だと都合付きやすいです。

また、FBA専用の倉庫なので保管状態の質も信用できます。
万が一、保管時に汚損等があってもAmazonが販売価格の半額程度で補填してくれます。

②のメリットは異なる形態で物販をしている仲間からよく羨ましがられます。

③購入者とのやり取りがほぼ不要
物販をしていると注文受付や発送完了の連絡は必須ですが、FBAの場合は全てAmazonが済ませてくれます。
テンプレートを用意すればそこまで作業量は多くないですが、やるべき作業が突発的に出てくるとどうしてもストレスを感じます。
FBAでは倉庫に納品した時点で販売に関してほぼやることはありません。

返品・返金の申し出があっても全てAmazon側で完結されます。
返品を希望されている場合、ほとんどの購入者は売り手に不満や怒りを持っています。
そうした方とやり取りをするのはかなりストレスですが、FBA利用の場合はセラーが対応することなく解決してくれます。
こちらに非が無くても全自動で返金されることに対しては腹落ちしない時もありますが、揉めても一銭にもならないどころか不利益を被るだけなので、「Amazonが丸く収めてくれている!」と感謝するようにしています。
それに中古品を扱うことで仕入単価を抑えているので、数千円程度の返金が月に2~3回あったところで痛くもかゆくもありません。
返品された商品は100円程度でこちらへ返送することもできるので、商品に問題がなければ再出品も可能です。
元々中古品なので新品価格から格段の値下げを強いられることもありません。
FBAと中古の相性は抜群です。

物販をしている以上、返品は避けられませんが、FBAではAmazonが緩衝材の役目を果たしてくれます。
カスタマーサービスも24時間365日対応していて、クレームだけでなく配送に関するちょっとした質問などもセラーが対応する必要が無いです。

ごくまれに購入者から直接連絡が来ることもありますが、私の場合は今のところ半年に1回あるかどうかです。笑
しかもその時は出品の仕方に問題があり、連絡を受けるのは当然だったので、丁寧に誠心誠意対応してすぐに解決しました。

以上がFBAの主なメリットです。
細かい点では他にもFBAの恩恵を受けていますが、またの機会にお話しできればと思います。
私はFBAを利用してみて月額や販売手数料が高いと感じことはありません。

実は楽天にもRSL(楽天スーパーロジスティクス)というFBAに似たサービスがあり、手数料はFBAよりも安いです。
ただし、楽天市場への出店が前提であり、受注システムの導入が必要だったり、カスタマーサービスがなかったり、少々ハードルが高いので私個人としてはFBAには及ばないかなと感じます。
まずFBAを試してみて、顧客対応する余裕があれば販路拡大の際に検討してみても良いかもしれませんね。

私はFBAの販売手数料は円滑にストレスなく利益を出すための必要経費だと思っています。
このスキームを始められたら皆さんも実感するのではないでしょうか。

まとめ:Amazonは他の媒体より高く売れる。FBAなら保管スペース不要で時間と労力を抑えながらより高く早く売れる。顧客対応のストレスから解放される。

まとめ

おすすめのせどりスキーム:まとめ

取扱商品:中古品⇒利益率の低い新品は上級者か仕入資金が豊富にある人向き。未経験者や資金に余裕が無い人はまずは中古品を取り扱うべき。
ジャンル:ほぼオールジャンル⇒アパレル・アウトドア用品・釣り用品・大型家電は効率が悪く、リスクが大きい。それ以外のジャンルで苦手を作らず利益商品は根こそぎ取る。
仕入:店舗⇒店舗せどりは手間は掛かるが効率よく利益商品を探せる。中古品を取り扱うならコンディション確認は重要。
販路:Amazon(FBA)⇒Amazonは他の媒体より高く売れる。FBAなら保管スペース不要で、時間と労力を抑えながらより高く早く売れる。顧客対応のストレスから解放される。

以上が私パグが数あるせどりノウハウの中から店舗中古せどり+FBAを選択した理由です。

せどりノウハウは数あれど、未経験者や資金力のない方にはこのスキームが最も適していると思います。
というより、このスキーム以外では満足のゆく利益を出し続けるのは難しいんじゃないかと、確信めいたものがあります。

いろんなことを試して失敗してきた私からすると、同じ轍を踏んで失敗して欲しくないです。
一歩目で失敗してしまうと人によっては行動するのが怖くなり、副業自体をやめてしまう方が非常に多く見られます。
稼ぎが必要だと思って意を決して始めたのに、やめてしまうのは本当にもったいないです。
もっと収入が欲しいという方はたくさんいますが、行動に移せる方は一握りです。
おそらくこのブログまで辿り着いた方は、もう行動されているか、近いうちに行動する方でしょう。
一握りの方です。
せっかく行動するなら、スムーズに一歩踏み出して、大願を成就させて欲しいです。
ここで得た情報で、ぬかるみに嵌る方が一人でも減ればいいなと思います。

この記事が当ブログの基礎となる部分なので長くなってしまいました。
やってみようと思う方や少しでも興味をお持ちの方は、このスキームをしっかりと理解したうえで他の記事に目を通していっていただければ嬉しいです。

これから副業やせどりを始めようとしている方はもちろん、既にせどりに取り組んでいて思うように結果が出ていない方や改善していきたい方の参考になれば幸いです。

それではまた、別の記事で。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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