せどりの失敗の中でも、死活問題化する危険性の高い特徴を厳選しました。
手遅れにならないうちに気付くことで軌道修正することができます。
おはようございます。
パグです。
この記事では、せどりで失敗する人の特徴を4つ紹介します。
せどりで毎月30万円以上を稼ぎ続けている私パグの元には、せどりで問題を抱えている方からのご相談が日々届きます。
その多くの方は大きく分けて、この記事で紹介する4つの特徴=問題点を抱えている傾向があります。
問題点を知っておくことで失敗は避けることができます。
既に取組み中の方には耳が痛い方もいらっしゃるかと思いますが、現実を直視し改善することができれば明るい未来が待っています。
具体例も解説しますので、せどり初心者の方は失敗の原因を先取りして、成功への確率を上げましょう。
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せどりの失敗とは

まずはどのようなことがせどりの失敗と言えるのかを定義しておきます。
・利益商品が見つからない
・売上に対して手取りが少な過ぎる
・稼働時間に対して稼ぎが少な過ぎる
・損失が出ている
・販売媒体から強制退場される
など
細かい点では他にも失敗と言えることは数多くありますが、これらは全て致命的な失敗です。
このままでは「せどりなんかやらない方が良かった」と思えるほどの状況です。
下記に紹介する特徴はいずれも致命的な失敗に繋がる可能性をはらんでいます。
数ある副業の中でも稼げる可能性の高いせどりをせっかく始めたのに、美味しい思いをしないで撤退するのは非常にもったいないです。
失敗しやすい特徴を知って、自分はそうならないように気を付けましょう。
せどりだけでなく、その他の物販形態にも共通している失敗です。
・中国輸入
・海外輸出
・無在庫転売
・アパレル転売
・コストコ転売
など
1.リサーチの仕方が間違っている

最も多い失敗が、リサーチ方法の間違いです。
そもそもリサーチの方法を知らないと利益商品が見つからないので、せどりのスタートラインにすら立てていません。
アテもなく店を回遊するだけの無駄な時間を過ごすことになり、せどりの失敗につながります。
私も例に漏れずせどりを始めたばかりの時は、家電量販店やディスカウントストアなどを数時間ウロウロし、2つ3つカゴに入れて数百円の儲け…みたいなことが続いていました。
しかも売れない商品を仕入れることも珍しくありませんでした。
そんな状況で独立したのが今でも信じられません。笑
私のように全くリサーチを知らずに始める方はさすがに少ないと思いますが、リサーチの重要な要素を知らないと、仮に利益商品を仕入れられてもそれが損失や撤退を強いられる状態につながります。
せどりでリサーチすべき情報例|初心者に抜けがち
リサーチで取得すべき情報は利益額だけではありません。
例えば、
・相場(状態ごと)
・配送コスト
・回転率(売り切りまでにかかる期間)
・競合数、競合の強さ
・最低販売実績価格
・価格の推移(値下がり・値上げり傾向)
など、知るべき情報は他にもたくさんあります。
中国輸入や海外輸出の場合、為替や関税なども考慮していないとすぐに失敗します。
知るべき情報を知っていないと予期せぬ悪影響が後々現れ、いずれ致命的な失敗を引き起こします。
リサーチの仕方を確実に自分のものにすることがせどりの第一歩と言えます。
せどり初心者の方は特にご自身が知っているリサーチ法は本当に正しいのか、一度疑ってみましょう。
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2.取り扱う商品の単価が高過ぎる

単価とは、1つあたりの商品の価格のことです。
仕入額の合計を仕入数で割れば仕入平均単価、販売想定額の合計を在庫数で割れば販売在庫平均単価、販売額を販売数で割れば販売平均単価など、様々な形で単価を計算することができます。
目標とする利益率があれば、単価は比例します。
仕入単価が高くなれば販売単価も比例して高くなります。
逆も然りです。
検証のシチュエーションで採用する単価は異なるので、それぞれの失敗のケースで見ていきましょう。
単価リスクによる失敗

単価が高過ぎると何が問題かと言うと、4つのリスクが上昇します。
①返品リスク
②出品停止リスク
③回転率悪化のリスク
④資金繰り悪化のリスク
①返品リスク
物品販売業では、どんなに気を付けていても返品を受けるリスクは避けられません。
新品せどり:返品率は高くないですが、傾向として利益率が低い(原価率が高い)ため、1件あたりの返品のダメージが大きいです。
中古品せどり:利益率は高い(原価率が低い)傾向がありますが、ジャンク品やアパレル転売の場合、返品率は新品より高いので返品数が増えやすいです。
※電脳せどりの場合は実物を確認できないため、返品リスクが高まるというより、そもそも売れないリスクが高いです。
返品されても再販売できる状態なら影響は少ないですが、再販売不可なら仕入値分の損失が発生します。
つまり仕入単価が高ければ高いほど返品された場合のダメージが大きくなる可能性が高いということです。
仕入値分の損失を埋めるために別の商品の利益が食いつぶされるので、目標の利益から遠ざかる要因になってしまいます。
せどり初心者やメルカリに多いですが、「返品は受け付けません」旨の記載は購買意欲を減退させ売上減少につながるのでおすすめできません。
Amazonは返品をしやすい仕様となっていますが、返品できる安心感から購入者の信頼を得て他の販売媒体より圧倒的な売れ行きを実現しています。
商品説明を充実させることが返品を極力生まないコツです。
②出品停止リスク
せどりや転売では、販売媒体(楽天、メルカリ、特にAmazon)に突然ある商品の出品(販売)が停止されることが珍しくありません。
他の媒体で売れれば利益の減少で済みますが、売れないと最悪仕入値分の損失が生じます。
仕入単価が高いとそれだけダメージを大きくなり、せどりの失敗につながります。
入念なリサーチをしていても完全に予測することは不可能です。
不定期に起こる災害と考え、備えとして単価を上げ過ぎないようにしましょう。
アカウント停止リスクについては詳しく後述します。
③回転率悪化のリスク
回転率とは、在庫が売り切れるまでの期間を割合で表す指標です。
簡単に言えば”売れるまでの速度”です。
販売単価が高いと、よほど需要の多い(売れ筋)商品でない限り、購買層が狭まるため販売までに時間が掛かり、回転率の悪化につながります。
回転率が悪化すると、在庫に残っている期間が長くなり、保管料が掛かる場合は経費が増加します。
やがて「せどりは儲からない」と結論付け、継続できず失敗に終わります。
また、売上金として回収できるまでに時間が掛かるので、次に説明する資金繰り悪化リスクにもつながります。
せどり初心者やメルカリでアパレル転売をしている人に多いのが、売れるまでにかかる期間を計算していないケースです。
利益は取れても現金の回収がいつできるか想定していなければ安定した稼ぎを得るのは難しいです。
④資金繰り悪化のリスク
資金繰りとは、仕入れや経費などの営業活動の支払いに充てるための資金をやりくりすることです。
通常、売上金を回収して前回の仕入れや次回の仕入れの支払いに充てるというサイクルを繰り返し、利益や規模を増大させていく形が物販の基本になります。
回転率の悪化によって資金回収のサイクルが遅くなることに加え、単価が高いと仕入れの支払いに充てるための資金回収額も膨らみ、支払いが滞る危険性が上昇します。
一度でもお金が足らなくなると嫌気が刺します。笑
資金繰りのことなんて考えたことがない方も多いと思いますが、せどりの成功にはとても重要な論点です。
特に独立起業を考えている方には必須の知識です。
後述するキャッシュフローにも関係しています。
以上、単価が高過ぎることによって4つのリスクが上昇します。
楽をしようとすると単価は高くなりがちです。
少ない仕入数で高い利益額を期待できるので、肉体的にも時間的にも効率的だと思えます。
私も疲れた時は「高額商品で一気に目標利益額をかさ増しすればいいじゃん^^」と悪魔が囁いてきます。
しかし、安易に高額商品ばかり仕入れていると見事にしっぺ返しを食らいます。
価格が高いと購入者の目も厳しくなり、売れないリスクや返品される確率が上がります。
高額商品のダメージを巻き返すのは本当に大変です。
自分に見合った適切な価格帯を堅持していれば稼ぎは安定していきます。
楽を求めて単価を上げ過ぎないことが安定収益を実現するコツです。
3.キャッシュフローを考慮していない

キャッシュフローとは、簡単に言えば「お金の流れ」です。
事業では現金が出て行ったり入って来たりを繰り返して営業活動を続けていきます。
キャッシュフローが良い⇒出ていくお金に比べて、入って来るお金が充分⇒成功
キャッシュフローが悪い⇒出ていくお金に比べて、入って来るお金が不充分、もしくはマイナス⇒失敗
せどりも同様に、仕入や経費を支払って商品を販売して売上金を回収してまた仕入~というサイクルです。
利益はそのサイクルの過程で生まれる余剰金であり、要はせどりの成績です。
「利益は出ているのに儲からない…」と悩む副業初心者が多いですが、実は利益とキャッシュフローは別物です。
せどりで失敗する人の多くは、利益ばかりを気にして、キャッシュフローを疎かにしている傾向があります。
利益が良くなければキャッシュフローも良くなることはありませんが、利益が良くてもキャッシュフローが悪くなることがあります。
「そんなことあるの!?」と信じられないかもしれませんが、企業が黒字倒産するのもこのことが原因です。
せどりで独立起業を目指す人は”事業成績と現金の流れは一致しない”ということを理解しておくことが成功へのコツです。
資金繰り悪化によるせどり失敗例|独立志望の方は要注意
前章で述べたように、キャッシュフローが悪化すると資金繰りも悪化します。
・利益を仕入れ代金に充てなければいけない
・仕入れができない
・仕入れ代金が払えない
・借金してしまう
・返済できない
自転車操業のように儲からないまま働く状態に陥ります。
そうしてせどりを見限ってしまう方が多いです。
独立起業したはいいものの、借金しては儲かるものも儲からないです。
”利益を出せる力があるのにキャッシュフローを甘く見たばかりに撤退”なんてことがないように、キャッシュフローはしっかり意識するようにしてください。
4.アカウント停止リスクを軽視している

アカウント停止リスクとは、販売媒体のアカウントが規制され、出品や販売、売上金の引き出しが差し止めとなる危険性です。
せどりでは99.9%の方が何らかの販売媒体を利用して再販売をすることになります。
Amazonが有名ですが、どの媒体を利用していてもアカウント停止リスクは付き物です。
・Amazon
・メルカリ
・楽天
・ヤフオク
アカウントの停止はせどりを営むうえで致命的なダメージとなります。
売上金の引き出しが差し止められると、”失敗”なんて表現では生ぬるいです。
独立して専業せどりの人にとっては絶望しかないです。
他の媒体に移行して再販売できるケースならまだマシですが、それでも利益の激減や損失の発生はほぼ確実です。
悲痛な叫びを何度も耳にしました。
・売上金300万円が引き出せなくなってしまった…
・在庫の返送&廃棄料に10万円以上かかる…
・アカウント復帰を諦めきれず2ヵ月間何も手が付かない…
借金して仕入れをしていたりすると悲惨です。
返済ができず自己破産するしかありません。
絶対にあってはならない失敗です。
世間には”新品せどり法人化”といって、日本政策金融公庫などから融資を引いて起業させるスキームが存在します。
私のコンサル生さんにも法人化スキームで返済に苦しんでご相談いただいた方がいらっしゃいます。
コストコや新品せどり+Amazon販売をされていましたが失敗した経緯をお持ちです。
”融資”と聞くと正当な事業のための資金調達と錯覚しがちですが、借金と何ら変わりません。
借金には利息が付き物なので、利率分だけ利益率が下がることになります。
新品せどりは元々資金を潤沢に保有している人しか儲からないビジネスモデルです。

アカウント停止リスクは販売媒体のルールを破った際に適用されます。
近年、Amazonは悪質な中国人セラーや無在庫転売の増加に伴い、セラーの質を担保するために取り締まりが厳しくなってきました。
メルカリも同様にルールが増えてきています。
Amazonのアカウントが停止される原因
Amazonの出品アカウントが停止される原因には、主に次のようなものがあります。
- 規約違反
- アカウント健全性の低下
- カスタマーレビューの不正操作
- 商品の品質、規格に関するお客様からのクレーム
- 偽物や商品の品質不良に対する疑い
- 商標権/知的財産権侵害に対するお客様からのクレーム
- 購入者の問合せに対して24時間以上回答がない
アカウント停止の通知が届いたら、Amazonからの指示に従い、期限内に適切な対応を行うことで復活する可能性があります。
さすがに一発退場はほとんどありませんが、違反の重大性や頻度によって審査されます。
Amazonではアカウント作成から1年未満の場合、特に審査が厳しくアカウント停止リスクが高いです。
初心者でも知らなかったでも許されません。
しかし隅々までルールを理解している人は少数派で、誰にでも起こり得るリスクです。
私も意図せずルールに抵触した経験は数え切れないほどあります。
私は媒体側の人間ではなく、せどりを教える人間なので、「ガチガチにルールを守れ!」と言うつもりはありません。
利益が出なければやる意味がないので。
ただし、せどりや転売でも守るべき一線は確かに存在しています。
その一線を超えないように日々気を付けることが成功のコツです。
また、仮にアカウント停止された場合にできるだけダメージを和らげる対策を日々実施しておくことも重要です。
・どんな出品をしているとリスクが上昇するのかを知る
→特殊な商品(医療機器や危険物、食品、衛生用品など)、知的財産権侵害の危険性が高い商品の傾向を把握する。
→購入者に苦情を入れられないように、商品のコンディションを明記する。
・売上金は定期的に引き出す
→仮に引き出せなくなっても痛手が少ない金額のうちに、こまめに引き出しておく。
・身の丈(収入・資産)に合った規模を心掛ける
→単価が高過ぎたり、借金で仕入れたりすると、アカウント停止時のダメージが極端に上昇するので、身の丈以上の規模展開は控える。
・縦積み(同一商品大量出品)はなるべく避ける
→アカウント停止しないまでも、一商品の出品停止は頻繁に起こるので、できるだけ多種の分散出品をする。
ルールを無視してムチャな出品を繰り返していると、いずれ販売媒体はアカウントの規制に動きます。
規制されてからでは遅いので、アカウント停止リスクを甘く見ず、誠実な姿勢と危機感を持ってせどりに臨んでください。
無在庫転売
最近はAmazonやメルカリ、楽天などに在庫を持たないまま販売して、売れてから仕入れて発送するという無在庫転売がかなり多く見られるようになってきました。
当然ながら無在庫転売はあらゆる販売媒体の規約に違反しますが、特にAmazonはアカウント停止リスクが高いです。
理由としては、無在庫転売は特殊なツールを利用して大量に出品する仕組み(下手な鉄砲も数打ちゃ当たる理論)のため、メーカーから大量の知財侵害の申し立てを受けるからです。
Amazonではアカウントの健全性をスコア化しているので、著しくスコアが下がると停止または凍結の措置をほぼ確実に取ってきます。
そのため無在庫転売はアカウントがいくらでも作れる人でなければ成功が難しいビジネスモデルです。
まとめ|せどりの失敗を知る人こそ成功する人

1.リサーチの仕方が間違っている
⇒リサーチで知るべき情報は何かを理解しましょう。
2.取り扱う商品の単価が高過ぎる
⇒返品・出品停止・回転率悪化・資金繰り悪化のリスクを上昇させないように、適切な価格帯を堅持しましょう。
3.キャッシュフローを考慮していない
⇒利益とお金の流れは分けて考え、資金繰りを疎かにしないようにしましょう。
4.アカウント停止リスクを軽視している
⇒停止されないように出品に気を付け、もし停止された場合の備えも実施しておきましょう。
以上、せどりで失敗する人の特徴4選でした。
意識していなかったことがあれば、この記事で知れたので大丈夫です。
自覚はあっても自分は大丈夫と思って対策を練らない方は、そう遠くない日に失敗する日が来るでしょう。
記事内では具体的な特徴を上げましたが、前提としてその特徴に至る考え方や性格を持っていることが問題です。
楽な方に流れる。
深く考えない。
知ろうとしない。
知ってて備えない。
ご相談いただいた方には辛辣な言い方で恐縮ですが、こうした考えは1秒でも早く改めていただくことが改善への近道です。
夢の叶える、人生を変えると明言しているからには、私自身が嫌われることは厭いません。
不快な思いをさせてしまうとしても、その人のために必要なことなら口ごもることもしません。
「失敗する人の特徴」なんて偉そうな記事で心苦しいですが、結果を出して欲しい一心で投稿を決めました。
私も失敗を重ねてきた人間です。
失敗しなくて済めば成功への道のりはグッと短くなります。
同じ轍を踏まないよう、最速最短で目標へ近づいてもらえたら本望です。
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