知らない人が多いですが、実はAmazonは個人でも出品(出店)が可能であり、さらに中古品も取り扱うことができます。
物販の最高峰であるAmazonを使えるようになることが成功への最短ルートです。
Amazonを利用して商品を購入されたことがある人は多いと思いますが、実はフリマアプリのように個人でも簡単に出品することができます。
この記事では、月に30万円以上を安定して稼いでいるせどらーがAmazon販売のやり方について解説します。
前半は「なぜAmazonを使うのか」という動機の部分を、後半で「どのように使うのか」という具体的なやり方を説明していきます。
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Amazon販売とは?
Amazon販売(アマゾン販売)とは、Amazonのプラットフォームを利用して商品を販売することです。
※「Amazonせどり」と呼ぶこともありますが、Amazonから仕入れること(Amazon刈り取り)を指すこともあるので、この記事ではAmazonで販売する方法を「Amazon販売」とします。
このブログに辿り着いた方でAmazonを知らない人はいないと思いますが、改めてAmazonについて説明します。
Amazonとは
Amazonとは、アメリカの代表的なオンラインストアであり、日本国内においてもシェア率No.1のECサイト(ネットショッピングサイト)を展開している企業です。
日本の利用者数は約4,700万人と最大規模のマーケットを持ち、今や若年層で使っていない人を見つける方が難しいレベルの知名度です。
商売をするなら「人口が多い街や来店数が多いショッピングモールに出店したい」と考えると思います。
しかし、場所を選ばず購入者の目に留めることができるネット販売の世界では、なるべく利用者数が多いECサイトの方が購入してもらえる機会が増えます。
なので商品を販売する側にとって、Amazonは最高の環境を整備してくれていることになります。
Amazonの魅力
Amazonの魅力は購入者側と出品者側に分けて考えると理解しやすいです。
・即日配達
・幅広いジャンルの品ぞろえ
・手厚いカスタマーサービス
即日配送
即日配送は商品や届け先、出荷元によって対応の可否が分かれますが、かなりの割合の商品数が即日配送に対応しています。
実際は翌日到着になることが多いですが、この早さを実現できる商品数の多さではAmazonが圧倒的に優位です。
購入者もそれを知っているので「早く手に入れたい物を買う場合はAmazon!」という盤石なポジションを築いていることが、利用者数の増大に寄与しています。
幅広いジャンルの品ぞろえ
Amazonには「売っていないジャンルは無いんじゃないか!?」と思えるほど、多種多様な商品が販売されています。
欲しい商品があった時、「まずはAmazonで探そう」と最初の選択肢に挙がることが物販の世界では最強だと思います。
また、AmazonはSEO対策(というか資金力)がスゴイので、Googleで商品名を検索するとほとんどの場合Amazonのカタログがトップに表示されます。
Google利用者に商品をアピールできていることに他ならないので、このことは出品者にとっても有利です。
あらゆる角度で購入者と商品を紐づける力がAmazonの強みと言えます。
手厚いカスタマーサービス
購入者は、Amazonの経営理念である「地球上で最もお客様を大切にする企業」を体現しているような手厚いカスタマーサービスを受けることができます。
その一つの例として返金保証があります。
出品者としては理不尽な返金を受けなければいけないケースもあり不満を感じる点ではあります。
しかし、そうしたサービスを謳っているからこそ圧倒的な集客力を享受できると考えれば、デメリットを補って余りある強みだと思います。
・回転率が高い
・高値で売れやすい
・配送面で有利
回転率が高い
利用者数の多さから各商品ジャンルの購買層が厚く、どんな商品ジャンルでもあらゆる販売プラットフォームの中でトップクラスの売れやすさだと思います。
「Amazonで売れなかったら他では期待できない」と言えるほどです。
権利関係や仕様上Amazonに出品できない商品をメルカリに出品することもありますが、やはり売れ行きに明らかな差が出ます。
商品ジャンルに関わらず、最高のポテンシャルを引き出してくれます。
高値で売れやすい
前述した即日配送によって「商品が最速で届く」という付加価値が生まれているので、他のサイトより多少高くてもAmazonを選ぶ購入者が非常に多いです。
実際に別プラットフォームに同一商品を出品して検証したことがあります。
結果は価格・回転数ともにAmazonの圧勝でした。
即日配送を適用するためには多少手数料が高くなる出品方法(FBA:後述します)を採る必要がありますが、高い手数料を補えるだけの高値で売れることに加えて、梱包や発送、顧客対応までAmazonが代行してくれます。
この点がAmazonの出品者として最大の魅力です。
配送面で有利
上述のFBAの手数料の中には、梱包材の費用や購入者への配送料が含まれています。
自分で様々なサイズの梱包材(ダンボールなど)を大量に準備しておく必要がなく、梱包材としてはAmazonの倉庫にまとめて納品するための大きめのダンボールだけで事足ります。
納品のための配送は、Amazonはヤマト運輸との提携により、通常の1/3以下の料金で発送することができます。
購入者への配送は、お届け先の距離にほとんど影響を受けず手配されるため、配送料を含んでいる手数料も格安に抑えられていることになります。
これらはAmazonが全国にフルフィルメントセンター(FC)という倉庫を設けているから実現できることです。
つまり、初めてFBAを利用する人には一見手数料が高額に見えますが、実はAmazon以外を利用する場合と比べて断然お得に配送できるということです。
以上がAmazonの主な魅力です。
購入者にとっての魅力は利用者数に繋がることで出品者に還元され、出品者にとっての魅力は価格に繋がることで購入者に還元されていることが分かります。
この非常に優れたシステムを全国一律に提供できているのは巨大な資本を持つAmazonだからこそ成立していると思います。
これほどのマーケットが個人出品者にも開かれているので使わない手はありません。
正しいやり方を覚えて、最高の環境で最大の利益を出し続けましょう。
Amazon販売の始め方
出品用アカウントの取得
Amazonでの販売を始めるためには、購入用のアカウントとは別に、出品用のアカウントが必要です。
※購入用のアカウントも必要です。
出品用アカウント作成に必要な書類・情報は以下です。
必要書類・情報 | 具体例 |
---|---|
有効期限内の顔写真入りの身分証明書(いずれか1つ) | 旅券 (パスポート)、運転免許証 ※マイナンバーカードNG |
過去180日以内に発行された各種取引明細書(いずれか1つ) | クレジットカードの利用明細書、インターネットバンキング取引明細、預金通帳の取引明細書、残高証明書 |
メールアドレス | GmailなどのフリーメールでもOK |
電話番号 | 携帯電話でもOK |
銀行口座情報 | 売上金の受取や本人確認用 |
審査は3営業日ほどで完了します。
楽天市場への出店は審査がかなり厳しく、審査にも2週間~1ヵ月はかかります。
出店のハードルの低さもAmazonの魅力の一つです。
seller central(セラーセントラル)の導入
セラーセントラルとは、Amazon販売のための全ての情報が集約されたシステムのことです。
Amazonへ出品するにはセラーセントラルへのアクセスが必須です。
ブラウザで起動する会員ページのようなものなので、特にインストールが必要なものではありません。
Amazon出品者として登録すると、セラーセントラルにアクセスできるようになります。
下記のログインページをブックマークしておきましょう。
https://sellercentral.amazon.co.jp/home
Amazon販売に使用するブラウザはchromeがおすすめです。
理由としては、商品リサーチに必要な外部システムがchromeのアドオンを利用するためです。
Googleアカウントをお持ちでない方は作成のうえchrome導入から始めましょう。
出品者プロフィールの設定
Amazonで販売するためには、出品者プロフィールを設定する必要があります。
以下の情報を入力します。
【販売業者名】
法人であれば会社名、個人であれば氏名や屋号を入力します。
【住所】
事業を行う住所を入力します。
【運営責任者】
出品に関する業務の責任者を入力します。
法人の場合は代表する権限を有しない方でもOKです。
【店舗名】
Amazonで公開する店舗名を入力します。
ただし、第三者の商標(アマゾン店など)は使用できません。
【電話番号】
購入者からお問い合わせがあったときに使用する電話番号を入力します。
【銀行口座】
売上金を受取るための銀行口座を入力します。
【クレジットカード情報】
月額費用や広告費を支払うために登録します。
【支払い方法の設定】
通常はクレジットカード決済のみですが、コンビニ払いや代金引換も追加できます。
※支払い方法の設定は、自己発送する場合に購入者が選択できるようにするかどうかです。
なお、小口出品の場合はコンビニ決済の設定ができません。
また、新規出品時は代金引換の選択は不可です。
【返送先住所】
お客様から返品リクエストがあった場合に返送する宛先です。
事業所や自宅の住所でOKです。
【配送設定】
自己発送する場合、配送料を地域別で設定できます。
後述するFBAを利用する場合は不要です。
【お届け日時の設定】
商品別でお届け日時を設定できます。
以下の許認可を取得している場合に入力することができます。
・古物商許可証番号営業許可
・医薬品販売業許可証番号
・通信販売酒類小売業許可証番号
・酒類小売業許可証番号
・高度管理医療機器販売業許可証番号
グローバルセリングの解除
グローバルセリングとは、日本以外のAmazonユーザーにも販売可能にするための仕組みです。
出品用アカウント作成者全員に当てはまるわけではありませんが、Amazon.co.jp(日本のAmazon)出品用アカウント作成と同時に、海外のAmazonアカウントが作成されている場合があります。
※私は12か国のアカウントが作成されていました。
上記に該当するとグローバルセリングが可能になっている状態です。
その場合、各アカウントごとに月額手数料が発生することになりますので、販売予定のない国のアカウントは速やかに解除しておきましょう。
解除したい国のセラーセントラルにログインし、トップページ画面右上の「設定」から「出品者情報」を選択します。
次に、アカウント管理の項目から「アカウントを閉じる」を選択してください。
最後に、画面に「小口出品への変更または出品用アカウントの解約」と表示されます。「1つのマーケットプレイスでアカウント解約をリクエストする」を選び、「次へ」ボタンをクリックしてください。
これで、グローバルセリングの解除手続きは完了です。
ちなみに個人的には海外への発送はおすすめしません。
理由としては、Amazonは返品のハードルが低く、海外購入者から返品されると配送料が非常に高くつくからです。
さらに、海外のAmazonユーザーは日本人より返品のモラルが低く、レンタル感覚で商品を購入し返品されることが物販界では有名です。
返品の配送料は出品者の負担です。
よほど高利益な商品を扱っていない限り割に合わないので、日本に限定して販売することをおすすめします。
小口出品 or 大口出品
Amazon販売は大口出品と小口出品という2通りの出品プランに分かれています。
それぞれ費用が異なるので、どれだけ多くの商品を出品しようとしているか(どれだけ稼ぎたいか)によってお得な方を選びます。
出品プラン | 大口出品 | 小口出品 |
---|---|---|
月額登録料 | 5,390円(税込)/月 | 無料 |
基本成約料 | 無料 | 110円(税込)/件 |
※どちらのプランでも、商品が売れるごとに1件ごとに販売手数料が別途かかります。
小口出品は固定費がかからない反面、商品が売れるごとに基本成約料が発生します。
つまり、Amazonで月50件以上の商品を販売する場合は大口出品の方がお得な計算になります。
小口出品に向いているのは、50件未満の販売数で満足な収益を得られるビジネスモデルという、かなり限定的なケースになります。
「月に数万円程度のお小遣い稼ぎであれば小口出品が向いているか」という問いがあるとすれば、私の答えはNOです。
例えば、5万円稼ぎたい場合、利益率20%の商品を扱うとすると、最低でも売上として25万円が必要になります。
25万円を50件で達成するには1件あたり5,000円の商品を販売することになります。
物販未経験者にとっては腑に落ちづらいかもしれませんが、単価5,000円は物販では高価格帯に位置し、実はハイリスクです。
高価格な商品は購入層が限られるので売れ行きも上がりづらいです。
魅力的な商品でポンポン売れるなら良いですが、それなら大口出品で売った方が稼げます。笑
高単価商品の少量販売はリターン(固定費を抑えられる)に比べてリスク(売れずに損失が発生する)が大きく、成立が難しいと言えます。
結論、Amazon販売でしっかり稼ぎたい人も、リスクを抑えて稼ぎたい人も大口出品がおすすめです。
販売手数料
販売手数料は、販売した商品のカテゴリーによって異なります。
大口出品、小口出品のいずれも同じ利率の手数料が、販売されるたびに課金されます。
販売価格の5~15%が売上金から差し引かれます。
販売手数料一覧表
カテゴリー | 販売手数料率 | 最低販売手数料(税別) |
---|---|---|
メディア – 本、DVD、ミュージック、PCソフト、ビデオ | 15% | なし |
エレクトロニクス | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の8% | 30円 |
パソコン・周辺機器 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の8% | 30円 |
家電アクセサリ | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の10% | 30円 |
Amazonデバイス用アクセサリ | 45% | 30円 |
楽器およびAV制作機器 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の10% | 30円 |
ドラッグストア | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超え、1,500円以下の場合は商品代金の8% 商品1点あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の10% | 30円 |
ビューティ¹ | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超え、1,500円以下の場合は商品代金の8% 商品1点あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の10% | 30円 |
健康家電・理美容家電 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の10% | 30円 |
スポーツ&アウトドア | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の10% | 30円 |
カー&バイク用品 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の10% | 30円 |
タイヤ | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の10% | 30円 |
おもちゃ&ホビー | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の10% | 30円 |
TVゲーム機本体 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の8% | 30円 |
TVゲーム&ゲーム用アクセサリ | 15% | なし |
ペット用品 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超え、1,500円以下の場合は商品代金の8% 商品1点あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の15% | 30円 |
文房具・オフィス用品 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の15% | 30円 |
ホーム&キッチン | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の15% | 30円 |
ホーム&キッチン家電 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の10% | 30円 |
浄水器・整水器 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の10% | 30円 |
小型家電 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の8% | 30円 |
大型家電 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の8% | 30円 |
家具 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の15% | 30円 |
マットレス | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の15% | 30円 |
DIY・工具 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の15% | 30円 |
産業・研究開発用品 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の15% | 30円 |
業務用医療用品 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超え、1,500円以下の場合は商品代金の8% 商品1点あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の10% | 30円 |
食品&飲料 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超え、1,500円以下の場合は商品代金の8% 商品1点あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の10% | 30円 |
ビール | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の6.5% | 30円 |
腕時計 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の15% | 30円 |
ジュエリー | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超え、10,000円以下の場合は商品代金の10% 商品1点あたりの売上の合計が10,000円を超える場合、10,000円までの部分については商品代金の10%、10,000円を超える部分については商品代金の6%。 | 30円 |
ベビー&マタニティ | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超え、1,500円以下の場合は商品代金の8% 商品1点あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の15% | 30円 |
服&ファッション小物 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超え、2,500円以下の場合は商品代金の8% 商品1点あたりの売上の合計が2,500円を超え、3,000円以下の場合は商品代金の12% 商品1点あたりの売上の合計が3,000円を超える場合、3,000円までの部分については商品代金の12%、3,000円を超える部分については商品代金の8% | 30円 |
アイウェア | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超え、3,000円以下の場合は商品代金の12% 商品1点あたりの売上の合計が3,000円を超える場合、3,000円までの部分については商品代金の12%、3,000円を超える部分については商品代金の8% | 30円 |
シューズ | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超え、7,500円以下の場合は商品代金の12% 商品1点あたりの売上の合計が7,500円を超える場合、7,500円までの部分については商品代金の12%、7,500円を超える部分については商品代金の6% | 30円 |
バックパック、ハンドバッグ、旅行かばん&トラベル用品 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超え、7,500円以下の場合は商品代金の12% 商品1点あたりの売上の合計が7,500円を超える場合、7,500円までの部分については商品代金の12%、7,500円を超える部分については商品代金の6%。 | 30円 |
その他のカテゴリー² | 商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5% 商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の15% | 30円 |
² その他のカテゴリーは、既存のカテゴリーに明らかに該当しない商品用のカテゴリーです。
(引用元:Amazon.co.jp 出品にかかる費用)
※利益計算ツールで反映されるので覚える必要はありません。
どんなジャンルの商品が高いか、傾向だけ掴んでおくと良いと思います。
カテゴリー別成約料(メディア商品のみ)
本やCDなどのメディアを販売する場合、販売手数料に加えてカテゴリー別成約料を支払う必要があります。
カテゴリー別成約料
カテゴリー | 販売手数料 | カテゴリー成約料(日本)税別 |
---|---|---|
本 | 15% | 80円 |
CD・レコード | 15% | 140円 |
DVD | 15% | 140円 |
ビデオ(VHS) | 15% | 140円 |
※利益計算ツールで反映されるので覚える必要はありません。
自己発送 or FBA(フルフィルメント by Amazon)
Amazonで販売する商品の発送方法として、自己発送とAmazonによる代行発送の2通りあります。
自己発送はその名の通り、商品が売れたら自分で発送する方法です。
商品の梱包や配送業者の手配、顧客へ連絡も自分で完結させる必要があります。
Amazonによる代行発送はフルフィルメント by Amazon(通称FBA:エフビーエー)と呼ばれるもので、商品をあらかじめAmazonの倉庫に保管しておくことで、商品が売れたら梱包から発送、顧客対応に至るまで、販売以降の作業を全てAmazonが行ってくれる方法です。
私は「Amazonで販売するならFBA一択!」と言えるほど熱烈にFBAを推しています。
FBAを利用するには各種手数料がかかりますが、自己発送による梱包材と配送コストや作業量を考慮すれば「決して高いとは言えない」と個人的には思います。
以下にFBA手数料の区分けを記載しますので参考にしてみてください。
FBA配送代行手数料
FBA配送手数料は、商品の大きさと重量により「小型」「標準」「大型」「特大」の4区分あります。
以下の手数料には梱包材費と配送料が含まれています。
FBA配送代行手数料
サイズ区分 | 寸法、重量 | 価格が1,000円を超える商品に対する配送代行手数料(商品あたり) | 価格が1,000円以下の商品に対する配送代行手数料(商品あたり) |
---|---|---|---|
小型 | 25 cm x 18cm x 2.0cm以下、250g以下 | 288円 | 222円 |
標準 | 35cm x 30cm x 3.3cm以下、1kg以下 | 318円 | 252円 |
20㎝以下、2kg以下 | 413円 | 347円 | |
30㎝以下、2kg以下 | 434円 | 368円 | |
40㎝以下、2kg以下 | 455円 | 389円 | |
50㎝以下、2kg以下 | 465円 | 399円 | |
60㎝以下、2kg以下 | 485円 | 419円 | |
80㎝以下、5kg以下 | 514円 | 448円 | |
100㎝以下、9kg以下 | 603円 | 537円 | |
大型 | 60㎝以下、2kg以下 | 589円 | 523円 |
80㎝以下、5kg以下 | 712円 | 646円 | |
100㎝以下、10kg以下 | 815円 | 749円 | |
120㎝以下、15kg以下 | 975円 | 909円 | |
140㎝以下、20kg以下 | 1,020円 | 954円 | |
160㎝以下、25kg以下 | 1,100円 | 1,034円 | |
180㎝以下、30kg以下 | 1,532円 | 1,466円 | |
200㎝以下、40kg以下 | 1,756円 | 1,690円 | |
特大型 | 200㎝以下、50kg以下 | 2,755円 | 2,689円 |
220cm以下、50kg以下 | 3,573円 | 3,507円 | |
240cm以下、50kg以下 | 4,496円 | 4,430円 | |
260cm以下、50kg以下 | 5,625円 | 5,559円 |
寸法=梱包済み商品の長さ、幅、高さの合計です。
(引用元:Amazon.co.jp 出品にかかる費用)
※利益計算ツールで反映されるので覚える必要はありません。
商品の価格によって手数料が変動するので、小型/標準サイズで単価の安い商品を主力として、高利益を期待できる場合に限り大型サイズも取り扱うというバランスがおすすめです。
また、FBAではAmazonの倉庫(通称FC:フルフィルメントセンター)に商品を格納してもらうので、保管のためのコストがかかります。
在庫保管手数料
在庫保管手数料は、FBAで販売するためにFCへ納品された商品に対してかかる手数料です。
1日当たりの平均使用スペース(商品サイズの体積の合計)と期間に応じて日割で計算されます。
時期によっても変動します。
月 | 小型/標準 | 大型/特大型 |
---|---|---|
1月~9月 | 5.676円 x ([商品サイズ(cm3)] / (10cm x 10cm x 10cm) x [保管日数] / [当月の日数] | 4.370円 x ([商品サイズ(cm3)] / (10cm x 10cm x 10cm) x [保管日数] / [当月の日数] |
10月~12月 | 10.087円 x ([商品サイズ(cm3)] / (10cm x 10cm x 10cm) x [保管日数] / [当月の日数] | 7.760円 x ([商品サイズ(cm3)] / (10cm x 10cm x 10cm) x [保管日数] / [当月の日数] |
月 | 小型/標準 | 大型/特大型 |
---|---|---|
1月~9月 | 3.10円 x ([商品サイズ(cm3)] / (10cm x 10cm x 10cm) x [保管日数] / [当月の日数] | 3.10円 x ([商品サイズ(cm3)] / (10cm x 10cm x 10cm) x [保管日数] / [当月の日数] |
10月~12月 | 5.50円 x ([商品サイズ(cm3)] / (10cm x 10cm x 10cm) x [保管日数] / [当月の日数] | 5.50円 x ([商品サイズ(cm3)] / (10cm x 10cm x 10cm) x [保管日数] / [当月の日数] |
表を一見するだけでは分かりづらいと思うので、私の例を挙げます。
◆在庫数:約900~1,200件
◆販売数/月:約300~400件
◆サイズの比率:小型/標準サイズ約95%、大型サイズ約5%
◆在庫保管手数料/月:1.5~1.8万円
「結構高いな…」と思う方もいるかもしれませんが、この在庫数で月に40万円近く利益を生み出しているので私は特に高いとは感じていません。
部屋のスペースを圧迫したり、定期的にホコリを払ったりする必要もなく、適切な管理の元で購入者へ届けてもらうためのコストとしてはリーズナブルだと思います。
一方、長期間売れずにFCに残っている商品に対しては、さらに手数料が加算されるので注意が必要です。
長期在庫追加手数料
長期在庫追加手数料は、FCでの保管が始まった日から270日を経過した商品に対して加算される手数料です。
日割計算なので保管日数分が加算され続けることに加えて、保管期間が長くなるほど段階的に加算額も値上がりしていきます。
在庫一掃チェック実施日 | 保管期間が271~300日の商品 | 保管期間が301~330日の商品 | 保管期間が331~365日の商品 | 保管期間が366日以上の商品 | 保管期間が366日以上のメディア商品に対する、商品1点あたりの最低長期在庫追加手数料 |
---|---|---|---|---|---|
月1回(毎月15日) | 16.662円(10cm × 10cm × 10cmあたり) | 17.475円(10cm × 10cm × 10cmあたり) | 18.085円(10cm × 10cm × 10cmあたり) | 27.431円(10cm × 10cm × 10cmあたり) | 商品1点あたり10円 |
270日は約9ヵ月なので、よほど利益の伸びが期待できる商品でもない限り、最長でも9ヵ月以内に売り切るのがセオリーです。
せっかくの利益を食い潰されないように、保管期間を定期的に確認しましょう。
商品が想定通りに売れないということは「仕入れの失敗」を意味します。
しかし、失敗自体は大した問題ではなく、失敗に対して速やかに適切な対応を取れることが何よりも重要です。
追加手数料の額それ自体は小さいものですが、何もしなければじわじわと確実に利益を蝕んでいきます。
損失が大きくなる前に値下げや返送・廃棄などの対応に動き、損切りを心掛けましょう。
失敗を認めるのは心理的にツラいことではありますが、失敗を受け入れない限り成長は望めません。
損切りは長期的にみれば利益の最大化につながります。
上記のようにFBAでは様々な手数料が掛かりますが、上手く付き合えば多少のコストなんて気にならないほどの絶大な恩恵を与えてくれます。
まだFBAを利用していない方はぜひFBAの便利さに一度触れてみて欲しいです。
外部ツール
この記事では、外部ツールはAmazon本体以外が提供しているシステムを指しています。
Amazon販売で月に何十万円と本格的に稼ぎたい場合は外部ツールの利用が必須と言えます。
外部ツールには、作業の効率性を高める出品サポートツールと、リサーチの精度を高めるリサーチツールがあります。
出品サポートツール
出品サポートツールとは、Amazonへの出品(商品登録)を効率化するためのシステムのことです。
現在リリースされているほとんどのツールは、出品だけでなく在庫管理や売上計算、FBA納品効率化などAmazon販売に役立つ様々な機能を搭載しています。
出品サポートツールを利用すれば作業の効率性が高まり、作業が楽になったり時間短縮につながります。
また、リサーチを効率化する機能を併せ持つツールなら、仕入れも捗るので利益の増大にもつながります。
・セラースケット
・プライスター
・オークファンコネクト
・MAKAD(マカド)
・アマストリーム
など
似たような機能を持っていても操作性や反映速度に違いがあったり、唯一無二のサービスを提供していたりと千差万別です。
出品サポートツールはリサーチツールより利用時間が長くなるので、乗換えのハードルが高く、テキトーに選んでしまうと後悔します。
お試し期間があるツールも多いので、まずは自分に合っているか確かめてみるのも手です。
私のおすすめはセラースケットです。
その理由の一つが、セラースケット独自サービスである「アカウント停止リスク回避の緊急サポート」を利用できる点です。
Amazon販売では、知的財産権の侵害や利用規約違反によるアカウント停止の危険性が付き物です。
アカウントが停止されると販売ができなくなるだけでなく、売上金の引き出しも制限されてしまいます。
セラースケットのプレミアムコースでは、専門家によるアカウントの健全性を保つための的確なアドバイスを受けることができます。
特にアカウントを新規作成して1年間はAmazonから厳しい目で見られているため、最低でも1年間はセラースケットによる手厚い保護を受けておくのがおすすめです。
私も幾度となく相談させていただいていますが、毎回丁寧で親身な対応をしてもらえて非常に心強いのでAmazon販売を続けている限りセラースケットのお世話になるつもりです。
20日間の無料体験が可能なので下記URLから導入してみてください。
https://sellersket-lp.com/trial30_j-pug.html
リサーチツール
リサーチツールとは、Amazon本体からでは取得が難しい過去の販売実績などのデータを集約し、見やすい形で提供してくれるシステムのことです。
利益商品が見つけやすくなることで仕入れられる量が増え、利益の増大につながります。
また、情報を多元的に分析できることから仕入れの失敗を回避しやすくなり、結果として生み出した利益を守ることにもつながります。
リサーチツールは日本国内にとどまらず、世界規模で多くの企業が多様なツールを提供しています。
・Keepa(キーパ)
・NEW TYPE デルタトレーサー
・SellerSprite(セラースプライト)
・Amacode(アマコード)
・ERESA(イーリサ)
など
それぞれ取得しているデータの種類や量、精度、鮮度が異なるので、しっかりと吟味することが大切です。
無料のものと有料のものがありますが、私の経験的に有料のものでないと必要な情報が得られないと思います。
私のおすすめはKeepaの有料プランです。
月額19€(ユーロ)=約3千円かかりますが、欲しい情報の網羅性と精度が極めて高く、初めて使ってからこれまで他に目移りしたことがありません。
私にとって無くては成立しないと言えるほど必須のツールです。
Chromeの拡張機能とスマホアプリで機能します。
Keepaはセラースケット経由で導入すると、3ヵ月間Keepaの月額料金が50%OFFで利用できるのでお得です。
セラースケット登録後に下記URLから導入してみてください。
https://sellersket.com/keepa
おすすめは大口出品+FBA+Keepa+セラースケット!
結論、Amazon販売で本格的に稼ぎたいなら大口出品+FBA+Keepa+セラースケットの組み合わせをおすすめします。
大前提として、月に10万円以上稼ぐなら大口出品一択です。
そして大量の商品数を売りさばくなら、FBAの方があらゆる面で圧倒的に負担が軽くなります。
※配送料や梱包材などのコスト最適化、発送作業や顧客対応などの作業負荷・時間的制約・ストレスからの解放
リサーチなら現時点でKeepaが最強だと思います。
情報量、精度、鮮度、申し分なしです。
出品サポートツールならセラースケット一つで欲しい機能を全て網羅できます。
リサーチ面では高速のバーコードリーダーと、精度の高い利益計算機能を備えています。
※計算精度の低いツールではAmazonの手数料が正確に反映されず、想定と現実の結果のブレが大きくなります。
また、Keepaとの親和性が高くリサーチがスムーズになるので、より多くの商品をリサーチすることが可能となります。
大量のリサーチを可能にし、かつミスを極力減らし、アカウントリスクに備え、コスト最適化と作業効率化を実現するために、現在考えられる最強の布陣が「大口出品+FBA+Keepa+セラースケット」ということです。
Amazon販売をこれから始める人はもちろん、現状に満足できていない人も上記の組み合わせで一度トライしてみていください。
きっと「やってよかった!」と思ってもらえるはずです。
以上、Amazon販売のやり方についてでした。
Amazon販売はスタートラインに立つこと自体がフリマアプリより複雑でハードルが高いですが、導入さえできれば、後はフリマアプリより簡単に出品が可能になります。
他の販売媒体より圧倒的に有利なポジションで販売できるようになるので、最初の壁を頑張って乗り越えましょう。
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