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せどりで月10万円を稼ぐために知っておくべき基礎知識

せどりで毎月10万円を安定して稼ぐことができれば、生活が豊かになる実感が生まれます。

多くの人が目標とする“月10万円”を達成するために必要な基礎知識をプロせどらーが解説します。

おはようございます。

パグです。

この記事では、せどりで月10万円稼ぐために知っておくべき基礎知識についてお伝えします。

月10万円はせどりを営む人にとって、満足な結果とする人もいれば、超えるべき第一の壁と考える人もいます。

人によって必要な物も動き方も変わるので、「自分に最適なのは何か」確かめていただければと思います。

【入門編】月10万円は月利?月収?

まずはここで言う“月10万円”は何を指すかを定義しましょう。

月利なのか月収なのか、それとも手取りなのか。

多くの人は「現金として10万円が手元に残ってほしい」と考えていると思います。

それは月10万円は“手取り”を意味します。

せどりは商品を仕入れて再販売することで稼ぎます。

その過程で経費も発生します。

売上から仕入れと経費を差し引いたものが利益であり、月間の利益のことを“月利”と言います。

月利はその月に売れた商品の計算なので、現金の手取りとは異なります。

また、入金(売上金)から出金(仕入れ代金や経費の支払い)を差し引いたものが収入であり、月間の収入のことを“月収”と言います。

月の入金額のことを”月収”と表現しているケースもありますが、支払いを加味しなければ本来の意味とは異なるので注意が必要です。

せどりは基本的に個人事業なので、法人化しない限り、月収から社会保険が引かれることはありません。

また、所得税や住民税などの税金は年に一回の確定申告によって決定するので、月々計算するものでもありません。

ということは、月収がほぼ手取りに当たるということです。

つまり、せどりで月10万円稼ぐというのは、現金収支の結果が毎月10万円プラスである状態になります。

せどりに限らず、副業を始める入門として、自分が目指すところは何かを明確にしておくことが成功のコツです。

せどりで月10万円をラクに稼げる方法

せどりで月10万円をラクに稼げる方法があります。

「そうなんだ」と思った方は要注意です。

そんなことで稼げるならこの世に貧困とか無くなります。

「見て損した」と思った方はよく勉強されているようです。

「メルカリで高く売れている商品を探して安く仕入れる」は原理としては間違っていませんが、実現するのは非常に難しいです。

なぜなら誰もがすぐに思いつき、その日から実行できる方法だからです。

ネットが普及した現代ではせどり人口が急増したことでパイの奪い合いが加速しています。

思ったように利益商品が入手できず、「せどりは儲からない」と結論付けてやめてしまう人も多いです。

せどりが稼げるビジネスであることは間違いありません。

ただし、「“ラクに”稼げる」や「“誰でも”稼げる」という認識でいると痛い目にあいます。

何を隠そう、私も「メルカリで高く売れている商品を探して安く仕入れる」ことから始めて痛い目にあった一人です。

不定期に単発で利益を出す程度なら、実はそこまで難しいことではありません。

しかし、毎月となると話は別です。

せどりで毎月安定して稼げるようになるにはいくつかの要件があります。

以下に紹介する要件を一つでも欠いていると途端に実現は難しくなるので確認していきましょう。

せどりで月10万円稼ぐのは難しい?

PR TIMESさんが現在せどりを行っている人100名を対象にアンケート調査を実施したところ、以下の結果が出たようです。

1万円以下…63.0% (63人)

1万円から5万円以下…29.0% (29人)

5万円から10万円以下…5.0% (5人)

10万円から50万円以下…3.0% (3人)

(出典:せどり実践者100人に聞いた!どれだけ稼いでいる?何がいくらで売れた?リアルな実態を公開

1万円以下と答えた人が一番多く63%、10万円を超えている方はわずか3%となっています。

コンサルで月10万円達成者を毎月輩出している私としては衝撃的な数字でしたが、一般的にはせどりで月10万円を稼ぐのは難しいことのようです。

しかし、現実には達成可能であることは間違いありません。

では何が命運を分けるのかを次に解説します。

時間の関係

月10万円という水準は、専業副業を分けるちょうど境目だと私は考えています。

専業の私からすると簡単ですが、本業のかたわら副業として営むとするとハイレベルに感じます。

その理由には、実働可能時間が影響しています。

単価(商品一つ当たりの価格)を上げれば達成の可能性は上がりますが、一方失敗の確率や失敗時の損害額も比例して上昇します。

例えば、3,000円の販売単価で仕入れ1,000円・販売手数料+送料1,000円・利益1,000円だとすると、10万円達成にはざっくり100件販売する必要があります。

100件の利益商品探しと出品・発送に1件あたり30分かかるとすると、10万円稼ぐには50時間かかることになります。

一方、6,000円の販売単価で仕入れ2,000円・販売手数料+送料2,000円・利益2,000円だとすると、10万円達成にはざっくり50件販売する必要があります。

50件の利益商品探しと出品・発送に1件あたり30分かかるとすると、10万円稼ぐには25時間かかることになります。

単純に考えると半分の時間で目標達成ができるように思えますが、そう都合よくいきません。

単価が高くなると購買層が狭まるため、売れ行きが鈍化したり、不良在庫(売れない商品)も発生しやすくなります。

さらに問題があった場合、返品率が高くなります。

単価が高いと仕入値も比例して高いので、損失発生時の損害額が大きくなります。

つまり、単価を上げると結果として収益効率性が悪化するので、安全に稼ぐには時間を使って取扱件数を多くすることが必要ということです。

せどりは自らが実働する必要があるので、“一定の時間を割けるかどうか”が第一の鍵です。

そのため、時間的指標だけで見れば、時間に自由の利く専業の方が、時間に限りがある副業より成功率が高いと言えます。

ただし、専業なら月10万円で満足できる人は少数派ですし、副業でも時間さえあれば月10万円達成が容易な人もいます。

要は、目標金額と時間のバランスが合っているかということです。

まずは自分はせどりに毎月どれだけ時間を割けるかを確認しましょう。

下記はせどりの熟練度と時給換算の目安です。

習熟度時給換算
未経験者~500円
初級者500~1,000円
中級者1,000~2,000円
上級者2,000~3,000円
プロ3,000円~

資金の関係

上記で単価を上げることは収益効率性が悪化するとともに、損失リスクを高めることが分かりました。

しかし、単価を上げれば達成率が上がることは確かです。

そこで次に考えるのが「自分にとって最適な単価はいくらか」という問題です。

これを“リスク許容度”と言います。

リスク許容度は、どれだけリスクを負えるか、つまりどれだけ損失に耐える力があるかということです。

資金が豊富な人は高単価でもリスクを負うことができ、資金が乏しい人は単価を抑える必要があります。

人それぞれ資金、つまり本業での収入預金額は異なるため、最適な単価も人それぞれ異なっています。

せどりは仕入れのリスクを負って利益を生み出す商売です。

物販の世界に”絶対”は無く、仕入れが損失につながる危険性と常に隣り合わせです。

せどりの実力が上がるとその危険性を極限まで回避・低減できますが、初心者のうちは損失の発生率と損害額が高く、収益が上がりづらいことは想定しておく必要があります。

そして、自分にとっての最適な単価を遵守することがリスクから身を守ることにつながります。

具体的な適正単価の探り方は下記記事をご参照ください。

つまり、資金の大小によってリスク許容度が決まり、リスク許容度が高いほど成功率も高まるということです。

一か八かで許容範囲以上のリスクを取るのは自由ですが、失敗したときの影響は計り知れません。

生活が苦しくなるだけでなく、クレジットカード滞納や最悪の場合自己破産してしまうこともあります。

事業を始めた人にとって決して他人事ではないことは重々理解しておかなければいけません。

また、せどりの利益率によっても自己資金でどれだけ収益が見込めるかが左右されます。

どんなせどりをするかによって利益率は全く異なるので、自己資金と利益率から計算して目標に遥か及ばない場合、逆立ちしても実現することは不可能になります。

ご自身の経済状況から「いくらが無理なく実現できる月収か」逆算して確認しましょう。

下記は到達可能な利益額をざっくり算出する計算式です。

利益額=自己資金÷原価率×利益率

・自己資金100万円
・利益率20%
・経費率30%(販売手数料10%+送料+梱包材費)

売上100%-利益率20%-経費率30%=原価率50%

仕入れ100万円÷原価率50%=売上200万円

売上200万円×利益率20%=利益額40万円

つまり、利益率20%のせどりに自己資金100万円を投入して得られる理論上の最大値は40万円ということです。

もちろんクレジットカードで支払えば現金で持っている必要はありませんが、上述した通り物販に絶対は無いので、最悪を想定して仕入れ分は現金で備えておくことが望ましいです。

また、上記は理論値なので、回転率やその他の経費などによって手取りは変動します。

上記を踏まえて、まずは現実的な目標設定であるか確認しましょう。

適正なノウハウ

ここまで時間と資金から導き出せる理論値の話をしてきました。

それらを基に、せどりで稼ぐには“自分に合ったやり方を正しく実行できるか”が最後の鍵です。

時間と資金が充分でも、自分に適したせどり選べなかったら失敗します。

適したせどりを選べたとしても、やり方が間違っていたら成功は遠いです。

上述したPR TIMESさんのアンケートで92%の方が月収5万円以下という結果から、おそらく9割の方は独学で稼ごうとしていたと推察されます。

※目標が5万円以下なら問題ありませんが

何らかのノウハウを得ての結果だったのかもしれませんが、誰かにとって適したものが自分にとって適したものであるとは限りません。

時間と資金とノウハウ、この3つは三位一体となって初めて効果を発揮します。

特にノウハウはご自身の時間と資金を正しく把握してから取捨選択するように心がけましょう。

向いているのはメルカリ?Amazon?

せどりは販売ルートによって収益性や作業負荷が大きく異なります。

有名どころではメルカリとAmazonが選択肢に挙がりますが、月5万円が目標ならメルカリ、月30万円ならAmazonがおすすめです。

理由としては、メルカリには月額がかからないため、損益分岐点が低いので少額を稼ぐには無駄が無いからです。

一方、Amazonは月額がかかりますが、商品がより高く早く売れるので一定以上の額を稼ぐには効率的です。

また、メルカリでは販売数に比例して作業時間が増加することに対して、AmazonのFBA(自動販売形態)を利用すれば販売から発送以降の作業を委託できるので、大量の販売数があっても時間を圧迫されることがありません。

つまり、メルカリは少ない販売数で満足できる月収目標向け、Amazonは大量の販売数が必要な月収目標向けになります。

以上から月10万円設定を考慮した結果、、メルカリとAmazonどちらも使っている私としてはかなり微妙なラインですが、Amazonに軍配が上がると考えました。

月10万円だとそれなりの販売数をさばくことになるので、メルカリよりAmazonの方がストレスなく継続できると思います。

さらに、リサーチの問題もあります。

メルカリのリサーチでは、商品がどれくらいのペースで売れるか、つまり販売までの期間を想定することが難しく、売れ行きが運頼りになりがちです。

いくら利益商品を仕入れても、売れないと儲からないのは自明の理です。

一方、Amazonではリサーチツールが充実しているので、販売想定期間を把握しやすい点が強みになります。

以上から、収益安定化の面でもAmazonに一日の長があると考えます。

仕入れで有利なのは店舗?電脳?

せどりでは商品の仕入れ方に店舗電脳の2通りあります。

店舗は実店舗を構えるショップから、電脳はネットやフリマアプリから商品を仕入れます。

店舗の電脳ではメリット・デメリットが全く異なります。

店舗では格安な商品が大量に入手できるので、基本的には店舗の方が成功率が高いです。

ただし、車での移動が原則なので、まとまった時間が取れない方や実店舗への移動に何時間もかかるエリアにお住まいの方にはハードルが高いと言わざるを得ません。

その場合は消去法で電脳を選ぶことになります。

しかし、長くせどり業界に身を置く私としては、電脳で稼ぎ続けている人はほんの一握りであることを知っているので、店舗が向いていない方はせどりという選択肢自体を見直した方が良いかもしれません。

電脳はネットで仕入れる形態上、全国にライバルがいるということです。

時間も場所も選ばない点ではハードルが低く感じますが、他より有利な安値で商品を仕入れることが難しい点を考慮すると、決してハードルが低いとは言えません。

“ラクだけど儲からない”では本末転倒です。

本来の目的を忘れないことが副業を成功させるコツです。

おすすめの商品ジャンルは?

せどりは取り扱う商品ジャンルによって回転率(売れ行き)が変動します。

傾向としては、日常的な商品ジャンルが回転率が速く、マニアックな商品ジャンルは遅いのが原則です。

前者でも競合が多ければ遅くなり、後者でもレアもので相場より値付けが安ければ早くなりますが、基本は上記です。

つまり、月10万円を毎月稼ぐことを目的とする場合におすすめの商品ジャンルは回転率が速いジャンルになります。

以下は商品ジャンルごとの回転率の目安です。

▲早い(おすすめ)

・食品、日用品、生活必需品、ベビー用品

・生活雑貨、電子機器、アパレル

・家電、ホビー、ブランド、スポーツ

▼遅い

一般的には回転率が遅いジャンルの方がせどり界隈での人気が高いように感じます。

その理由として、商品として目に付きやすい点や、比較的高価で利益額が大きくなりやすい点が挙げられます。

しかし、そのことがせどり商品として優秀かどうかは別です。

特に月収を安定させたい場合は、回転率の速いジャンルを主力として、幅広い商品ジャンルを取り扱うことがコツです。

高額商品で一撃利益を狙うのは作業もラクで魅力的ですが、収益に波が生じやすい点は覚えておきましょう。

せどりで月10万円稼ぐ|まとめ

・月10万円は月利ではなく手取り。手取りは現金収支の結果。せどりでは月収≒手取り。

・時間と資金、ノウハウによって成功率は左右される。自分の状況を把握し、最適なノウハウ選択を。

・毎月10万円ならメルカリよりAmazonに軍配。大量の販売数と販売期間の想定が必要。

・車移動やまとまった時間の確保、立地に問題がなければ店舗仕入れが有利。

・収益安定化には回転率の速い商品ジャンルの比率を上げるのがおすすめ。

月10万円を安定して達成できるようになれば、時間次第でさらなる収益アップも夢ではありません。

また、マーケットは日々変動しているので、「月10万円で満足」という方も遅れを取らないように勉強を続けて、目標月収の維持に努めましょう。

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