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副業せどりのやり方をプロが完全解説!【おすすめの出品先は?会社にバレる?】

近年在宅で完結する副業として人気が高まっているせどりについて、月収30万円以上を毎月稼ぎ続けているプロせどらーが解説します。

おはようございます。
パグです。

この記事では、副業せどりのやり方を解説します。

世間では批判も多いせどりですが、副業初心者でも始めやすく、ネットで仕入れてネットで売れるため在宅ビジネスとしても人気の高いです。

基本を押さえれば、せどり初心者でも副業として月収10万円以上稼げる可能性があります。

副業として月収5万円~10万円稼ぐコツ、もっと稼ぐためにはどうすべきかなどお伝えしていきます。

それでは早速いきましょう↓↓

そもそもせどりとは?副業を始める前の基礎知識

せどりとは、商品を安値で仕入れて、利益が出る価格で売ることにより、差額分の利益を得るビジネスです。

シンプルでわかりやすいビジネスモデルとして注目されており、未経験者が始めやすい在宅副業でもあります。

商売の基本が詰まっているため、独立開業を目標としている方にもおすすめです。

せどりと転売の違い

せどりと転売は、商品を仕入れて売る構造は同じですが、取り扱う商品の傾向に違いがあります。

せどり

せどりは、多くの場所で売っている商品を取り扱うビジネスです。
類似製品が多い商品を安く仕入れ、できるだけ高い値段を狙いつつも、基本は相場価格でも利益が出るように販売し、長期的に稼ぎ続ける仕組みを作るのがせどりのポイント。

転売

転売は、入手困難かつ希少価値の高い商品を仕入れ(買占め)、高い値段で販売して利益を出す手法です。
トレンド需給バランスを把握しつつ、仕入れから販売までのスピードを意識した戦略を練る必要があります。

せどりでは長期的に一定の利益を生み出す戦略が求められる副業です。
一方で転売は、スピード感のある流れを通して瞬間的に大きな利益を生みます。

転売は違法?

誤解されがちですが、転売そのものは違法ではありません。
ただし、適正な価格で欲しい人の手に渡りづらくなるため倫理的な問題があります。
チケットや偽ブランド品の転売などについてはチケット不正転売禁止法により違法性が認められるものもあります。

商売を簡単に表す表現として「安く仕入れて高く売る」という言葉がありますが、せどりは「安く仕入れて相場で売る」が基本です。
なぜなら相場でなければ売れないからです。
必要以上に高く売ろうとして在庫に埋もれないようにしましょう。

一方転売は安く仕入れる必然性はなく、供給不足により販売価格が吊り上がっていることが前提です。
在庫を抱えたまま供給が回復すると大きな損失を生むリスクがあるので注意しましょう。

仕入れ先の違い

せどりの仕入れ先は以下の2種類あります。

店舗せどり

実際にお店へ足を運んで仕入れるせどり

電脳せどり

インターネットで商品を仕入れるせどり

店舗せどりは特価品を大量に仕入れられるという、その場にいる者しか得られない地の利があります。
一方、電脳せどりはどこにいても仕入ができるという便利さがあります。

一長一短あるので、副業を始める前に両者の特性をしっかり押さえましょう。

副業としておすすめなのは?

店舗に行けるほどの時間が無い、車の運転ができないという人は電脳せどり一択です。
休日などを利用してまとまった時間が取れるという人なら、一度に多くの商品を仕入れられる店舗せどりの方がおすすめです。

取り扱い商品の違い

せどりは取り扱う商品の状態によって2種類に分かれます。

・新品せどり
・中古品せどり

副業せどりで取り扱う商品が新品か中古品かによって、戦略が大きく変わります。

新品せどり

新品せどりとは、小売店などから新品あるいは未使用の商品を仕入れて販売するせどりです。

新品の商品が対象なので、安く仕入れるためにはセール品や特売日の把握など仕入れルートの工夫が必要です。

良い仕入ルートを確立すれば縦積み(少種商品・多量仕入れ)が可能になり、出品の楽さ収益の安定に繋がります。

一方、商品の状態が一律なので価格でしか競合との差別化が図れません
そのため価格競争(値下げ合戦)に巻き込まれ、利益減少や損失発生のリスクがあります。

中古品せどり

中古品せどりとは、リサイクルショップ個人などから中古の商品を仕入れて販売するせどりです。

中古品は新品ではありえないほどの安値で仕入れられるため、利益率が高くなる(小さい仕入額で大きな売上を出せる)傾向があります。

既に販売が終了している商品やヴィンテージ物など、数が少なく入手困難なアイテムを取り扱えるようになれば一撃の利益が爆増するチャンスもあります。

検品やクリーニングなど出品に多少の工程を要する点も中古品ならではの特性です。

中古品は唯一無二のため価格競争に巻き込まれるリスクはほとんどありません
その反面、横積み(多種商品・少量仕入れ)が基本になるので、安定した仕入れをするためにはリサーチ方法の工夫が必要です。

副業としておすすめなのは?

日々忙しい人には検品やクリーニングを要しない新品せどりがおすすめです。
ただし、安く仕入れることが難しい新品せどりは量を仕入れることで収入を増やす必要があるので、仕入れ資金が少ない人は利益率の高い中古品せどりの方が向いています。

せどりスタイルの決定

せどりには様々なスタイルがあります。

店舗or電脳、新品or中古品の別もあれば、専門ジャンルに特化したり、若年女性層にターゲットを絞ったり、実に多種多様な選択肢があります。

未経験者だと自分に何が向いているか決めかねると思いますが、ある程度どんなせどりをしたいか最初に決めてから始めるのがおすすめです。

理由としては、方向性を定めず仕入れや出品を始めると、無駄な経費がかかったり、作業の効率が悪くなったり、特性を活かしきれず中途半端になり、利益が上がりづらくなるからです。

事前に集められるだけの情報で良いので、それぞれの特性やメリットデメリットを比較し、まずは決めたスタイルで成果を出すことに集中して臨みましょう。

やっていくうちに改善点や致命的に向いていない点が見えてくるので、それからでも方向転換は遅くありません。

経済的な損失が大きくなる前に自分に合ったせどりスタイルを見つけましょう。

おすすめの出品先は?

せどりの出品先には非常に多くの選択肢が存在します。

せどりの主な出品先

・Amazon
・楽天市場
・ヤフーショッピング
・メルカリ
・ヤフオク
・ラクマ

出品先は販売媒体(はんばいばいたい)とも呼びます。
上3つはショッピングサイト、下3つはフリマアプリです。
前者は業者が多いですが、近年個人でも出店のハードルが下がり、後者もショップ登録が可能になったりと、明確な住み分けは無くなってきています。

それぞれ販売ルールや利用者数、強みを持つ商品ジャンル、ターゲット層などに違いがあるので、自分に適した出品先を選定することが重要です。

出品先選びでは、取り扱おうとしている商品ジャンルが出品可能か、どれくらいの利用者数がいるか、競合や価格帯などを総合的に判断しましょう。

おすすめの出品先は?

当ブログではAmazonをおすすめしています。
ショッピングサイトの最大手として有名なAmazonですが、実は個人でも出品可能、中古品も取扱可能です。
FBA(エフビーエー)というAmazon本体が運営する販売代行サービスを利用すれば、商品ごとの発送作業が無くなって楽になるだけでなく、即日配達に対応しているという付加価値によって他の販売媒体より高値でも売れやすいという特性を持っています。
発送時のやり取りだけでなく、クレームや返品など顧客対応もAmazonが代行してくれるのでストレスフリーな副業を探している人にとっても最適です。

せどりの作業の流れ

せどりの具体的な作業の流れは以下のとおりです。

1.仕入れ
2.出品
3.発送
4.管理

仕入れ

<商品リサーチ→仕入判断→購入>までが仕入れです。
利益が出そうな商品を選び、売れ行きや相場価格を調査します。
問題無く売れそうだと判断したら購入して商品を入手します。

出品

Amazonやメルカリなど出品先(販売媒体)へ商品登録し、購入者の目に留まるように公開します。
販売価格の設定や商品情報、写真の掲載など必要に応じて購買意欲を高める工夫を施します。

発送

自己発送では販売から梱包、発送まで自分で完結させます。
販売代行を利用するケースでは、代行者の元へ商品をまとめて納品することで出品後の作業を委託します。

管理

在庫商品の保管(自己発送の場合)や価格改定(値下げ・値上げ)、売れ残り商品の処理など。

どんなせどりをやるかによって細かな工程は異なりますが、基本的には上記の流れを繰り返して利益を出していきます。

規模が大きくなると作業スタッフを雇ったり、作業を外注したり、副業の域を超えてせどりを本格的な事業に昇華するケースもあります。

大きく稼げる可能性は広がりますが、その分失敗した時の損失も大きくなるので、自分の経済状況に見合った規模で活動しましょう。

せどりを始めるために準備するもの

せどりを始めるために準備するものは以下の7つです。

・開業資金
・クレジットカードと銀行口座
・古物商許可証
・スマホかパソコン
・出品用の備品
・梱包資材
・在庫の保管スペース

上記はどんなせどりスタイルを始める場合でも原則必要になります。

開業資金

せどりでは主に仕入れ代金として使用します。

せどりは他の副業と比べて初期投資が少ないですが、商品を仕入れるためにはある程度の資金が必要です。

多くの場合クレジットカードで支払えるので全額現金として用意する必要はありませんが、売上金の回収が遅れると資金ショートするリスクが高ります。
想定より売れ行きが悪かった場合に備えて、仕入額分の現金は用意しておくのがおすすめです。

必要な準備資金を計算するうえでの目安として、目標とする月収から取り扱う商品の利益率を割ることで逆算します。

例:目標月収10万円

新品の場合:利益率10%⇒月の仕入れ100万円
中古の場合:利益率30%⇒月の仕入れ33万円

準備できる資金と、どんなせどりをするかによって利益の上がり方が変わってきます。
自分の資金状況に適したせどりを選びましょう。

売れるか分からない、もしくは売上が軌道に乗る前から大量の商品を仕入れるのはNGです。

資金が無駄にならないよう、初心者のうちは慎重に使いましょう。

開業資金は必要ですが、開業届は必須ではありません
開業届は所得税法で、事業開始から1ヵ月以内に提出しなければならないと定められています。
しかし、開業届を出さなくても特に罰則はなく、開業した年の事業収支をすべてまとめて税務署に確定申告すれば、それが開業届の代わりになります。
ただし、開業届をしておくと税制上有利になるので、時間に余裕がある人は届出をしておいて損は無いです。

クレジットカードと銀行口座

せどりではクレジットカードと銀行口座が必須です。

それぞれの用途は以下のとおりです。

クレジットカード

商品の仕入れ代金や経費の支払い

銀行口座

商品が売れて利益を受け取るための口座

普段使いしているクレジットカードと銀行口座でも問題ありません。

ただし、確定申告が楽になるのでせどり専用のクレジットカードと銀行口座を用意するのがおすすめです。

現金取引はExcelや会計ソフトを利用してこまめに管理しておきましょう。

領収書の保存も忘れずに。

古物商許可証

せどりを始めるには古物商許可証が必要不可欠です。

古物商許可証(こぶつしょうきょかしょう)とは、古物を取り扱う業者や個人が法的に古物の買取りや販売を行うために必要な許可証です。

古物取引の適切な取引や品質管理、盗難品や犯罪に関する問題の抑制を目的としています。

「古物」と聞くと「中古品」をイメージする人も多いと思いますが、実は中古品のことだけを指す言葉ではありません。
古物とは、『一度使用された物品、もしくは、使用されない物品で使用のために取引されたもの、または、これらの物品に幾分の手入れをしたもの』を指します。

つまり、新品未使用の状態であっても、個人(一般消費者)や正規ルート以外(メーカー、卸業者、代理店、小売店以外)から仕入れた商品は古物に該当するということです。

せどりを始める前に、以下の流れで古物商許可を申請しましょう。

都道府県の管轄する警察署に許可を申請する

審査を受ける(期間は30〜40日程度)

古物商許可証を取得する

古物商許可証を取得せずにせどりを始めると、無許可営業として法律違反です。

副業であっても事業には変わりないので、古物商許可を得ずにせどりを行うと罰せられる可能性があります。

摘発された場合、罰金や懲役などの刑事罰に問われる可能性もあります。

「知らなかった」では済まないので必ず手続きしてください。

審査には時間がかかるので、せどりを始めたいと思ったらまずは古物商許可申請をしましょう。

古物商許可証取得の費用としては以下が必要になります。

・法定手数料(警察署への支払い):19,000円

・必要書類取得費用(住民票、身分証明書、定額小為替):約1,000円

・郵送が必要な場合:約500円

※住民票はマイナンバーカードを利用してコンビニで発行すると、窓口より100円程度安いです。

古物商許可証には備え付けの義務があるので、必須ではありませんが古物商許可プレート(古物商許可標識)を購入する場合1,500~3,000円程度かかります。

また、商品の金額や品目によって古物台帳(古物取引を記録するもの)に3年間の保管義務が発生します。

紙のものは1,500円前後で販売されていますが、無料でExcelのテンプレートがダウンロードできるので個人的にはそちらがおすすめです。

古物商許可証の取得には2万円ちょっと、1ヵ月ちょっとかかると覚えておきましょう。

世間では情報が錯綜していますが、小売店のみから仕入れを行う場合(100%新品せどり)は古物商許可証は不要です。

小売店以外からの仕入れも想定している場合は古物商許可証が必要になります。
リサイクルショップや個人から仕入れる以上、商品の状態が新品であっても法律上は「古物」に該当します。

古物商許可証を必要としないのは、

①メーカーや卸業者、代理店などの正規ルート(商流)から商品を仕入れる
②小売店から転売目的(使用を想定しない)で仕入れる

の2つのケースに限られます。

①のケースは正規の物販に該当し、もはやせどりとは呼べません。
②のケースのみで物販未経験が安く仕入れ続けるのは資金力が無い限り至難の業です。

せどり初心者は様々な仕入れ先を想定して古物商許可証を取得しておくのがおすすめです。

スマホかパソコン

せどりを行うにはスマホまたはパソコンが必要です。

仕入れの際に利益計算を行ったり、出品先のプラットフォーム上で商品説明文を入力する場面が多いです。

開業資金の予算が厳しい場合やまとまったお金を準備するのが難しい人は片方だけでもできないことはないですが、月収10万円以上を目指す人は併用がおすすめです。

作業効率が格段にアップすることに加え、せどりのサポートツールを利用する場合、スマホでしか使えない機能・パソコンでしか使えない機能があるため、両方使えると仕入れや販売の選択肢が増えます

特段高いスペックである必要はないので、中古品などで安く買い揃えるのも手です。

副業がバレたくない人は、会社でスマホを使う際にせどりの画面を見られないよう注意してください。

店舗せどりをしたい場合はスマホが必須になります。

出品用の備品

せどりで仕入れた商品を出品できる状態にするために必要となる備品があります。

・シールはがし(値札はがし)
・ティッシュ、ウィットティッシュ
・セロハンテープ
・ハサミ、カッター

シールはがし(値札はがし)

店舗で仕入れる商品には基本的に値札が貼られているので、簡単に綺麗に剥がすために使用します。
粘着質を溶かすので汚れ落としにも利用できます。

ティッシュ、ウィットティッシュ

外箱に付着したホコリの除去や中古品のクリーニングに使用します。
ウェットティッシュはアルコール含有の方が汚れは落ちやすいですが、お肌が弱い方は手指に優しいノンアルコールタイプを選びましょう。

ハサミ、カッター

中古品の場合、テープで留められていることが多いので検品のための開封に使用します。
残ったテープ跡はシールはがしで綺麗に剥がすことができます。

セロハンテープ

中古品の場合、検品のために開封した商品の再封に使用します。
パッケージに破れがある場合の補修などにも利用できます。

必要な備品は取り扱う商品によって異なるので、始めようとしているせどりでは何が必要になるか、事前に想定しておきましょう。

梱包資材

せどりには商品発送用や代行発送元への納品用の梱包資材も必要です。

必要な梱包資材は取扱商品や発送方法によって異なるものの、基本的には以下の素材を組み合わせて利用します。

・ダンボール
・ガムテープ(クラフトテープがおすすめ)
・緩衝材(無地の新聞紙がおすすめ)

輸送中の破損を防ぐために緩衝材は必ず用意しましょう。

緩衝材には、エアキャップ(通称プチプチ)や発泡スチロール、新聞紙などありますが、おすすめは無地の新聞紙です。
安価で、手で割いて簡単にサイズ調整が可能で、インクの色移りもなく、ネットショップで購入できます。

大きめのダンボールが必要な場合はスーパーなどでもらうこともできますが、キレイでちょうどいいサイズが入手できるとは限らないので、ホームセンターかネットショップで購入するのがおすすめです。

在庫の保管スペース

せどりでは在庫の保管スペースを確保しましょう。

在庫の保管に必要なスペースは、商品の大きさや在庫の数によって異なります。

想像以上にスペースを取って生活空間が圧迫される人も多いです。

商品の特性によって、在庫の保管スペースは部屋の広さだけでなく、温度や湿度、衛生面にも気を付けましょう。
食品や温度の影響を受けやすい商品の場合、保管している期間に状態が悪化してしまうリスクがあります。

衛生面や管理の問題により、商品の中にゴミや虫などが混入してしまうとクレームの原因となります。

代行発送を利用する場合でも、仕入れ先から直接納品するケースを除き、検品やクリーニングのために一時的な保管スペースは必要になります。
とはいえ、納品さえ終わればスペースは一気に空くので広いスペースは必要ありません。
棚やラックなどで上の空間を有効活用しましょう。

副業せどりの注意点

副業せどりの注意点は以下の5つです。

古物商許可証は必須
・会社にバレる可能性がある
・仕入れ商品は丁寧に扱う
・発送ミスが起きないよう丁寧に作業する
・確定申告はほぼ全員に必要

1つでも漏れていると、あとから面倒な事態が起こる可能性があります。
すべての注意点を押さえてからせどりを始めてましょう。

古物商許可証は必須

副業せどりを行うにあたって、古物商許可証は必須と心得ておきましょう。

古物商許可証を取得せずにせどりを始めると、罰金や懲役5年以下の判決が出る可能性もあります。

許可証が手元に届いた時点で保有していると判断されるので、申請が通ったからといって到着を待たずにせどりを始めるのも法律違反です。

古物商許可証自体は、比較的簡単に取得できます。
まずは古物商許可証申請に必要な書類を準備しましょう。

会社にバレる可能性がある

副業でのせどりは、収入の管理隠し方次第で会社にバレてしまうリスクがあります。

副業が認められていないなら、こっそり隠れてせどりを始めることはおすすめしません。
副業禁止の会社で副業すると懲戒処分を下される可能性もあります。

就業規則服務規定で副業が禁止されていないことを確認してから始めましょう。

昇進や昇給に悪影響を及ぼすため、副業禁止なら大人しく諦めるのが賢明ですが、せどり熱が高まったら独立して始める人も一定数います。

しかし、会社を辞めてしまうのは人生においてリスクでもあります。

会社に在籍しながらどうしてもやりたい場合は以下の方法を検討するのも手です。

会社にバレる理由としてもっとも多いのが、収入が上がったことで住民税がもらっている給与分以上に増え、給与計算をしている人事に発覚するケースです。

このケースを避けるには、住民税を特別徴収から普通徴収に切り替えることです。
特別徴収は会社が給与から天引きして支払う方法で、普通徴収は本人が直接支払う方法です。

普通徴収への切り替えを怪しまれた場合は、「相続などで確定申告が必要だったため」など、かわし方を考えておきましょう。

仕入れ商品は丁寧に扱う

せどりを行う際は、仕入れる商品を新品・中古に関わらず丁寧に扱うよう心がけましょう。

購入者は購入前だけでなく実際に届いた商品への評価を行います。
商品が汚れていたり、傷やへこみがあったりした場合、頑張って仕入れた商品でもクレームの原因になるので注意しましょう。

汚れや傷がつきやすい商品を取り扱う場合、特に気をつけて欲しいのがホコリや指紋、テープの跡です。

届いた商品が「丁寧な扱いを受けていなかった」と購入者が感じてしまうと減点評価の対象となりやすいので注意が必要です。

商品自体だけでなく、外箱やパッケージにも気を配りましょう。

せどりで販売する商品を取り扱う際は、傷や汚れがないか丁寧に確認したのち、作業の跡を出来るだけ綺麗に拭き取って丁寧に梱包しましょう。

発送ミスが起きないよう丁寧に作業する

自己発送する場合は、発送ミスが起きないよう細心の注意を払ってください。

注文が入った商品を梱包して発注する際に、よくあるミスとして以下が挙げられます。

・発送先を書き間違えて別の住所へ商品が届く
・宛先が読み取れず配送業者から商品が返品されてしまう
・配送中に商品の外箱や中身が傷む

商品を購入者の手元へ届けるにあたって、発送先の住所と郵便番号の記載を間違えてしまうと、在庫補填による損失だけでなく、二重送料がかかってしまい手痛い出費となります。

字の汚さが原因で配送業者が解読できず、宛先不明として商品が返送されてしまい、結果的に納品遅れとなるパターンも数多く見られます。

手書きに自信が無い人はラベルシールにプリントアウトするのがおすすめです。

また、商品を梱包時にしっかり固定できていないことが原因で、輸送中の揺れや持ち運びにより傷が付いてしまい、クレームに繋がることも珍しくありません。

購入者の中には、プレゼント用として購入していたり、転売の計画を立てている方もいる可能性があります。

商品を発送する際は梱包後に箱を動かしてみて中身が動いていないかチェックしましょう。

副業せどりで稼ぐコツ!<月収5万円は通過点!>

副業せどりで稼ぐコツは、以下の4つです。

できるだけ安く仕入れる
・出品価格は高過ぎず安過ぎず
・親切な商品説明を心掛ける
・希望的観測と先入観を持たない

せどりの基本さえ押さえれば、初心者でも月5万円くらい簡単に稼ぐことができます。

できるだけ安く仕入れる

せどりは仕入値と販売価格の差額が収入に直結するため、最も重要なのは安く仕入れることです。

過去の販売実績から相場を読み取り、仕入値だけでなく販売手数料送料を差し引いても利益が出る商品を仕入れましょう。

安定して仕入れるためには、「どんな商品が割安で仕入れられるか」という傾向を掴むことが大切です。

・どこで手に入れられるか
・どれくらいの頻度で流通しているか

などを把握しておくとリピート仕入れに繋がります。

商品の仕入れ先を決める際は、商品の価格だけでなく以下の点にも着目しましょう。

・まとめ買いによる割引
・商品を入手する際の送料
・交通費、ガソリン代

安く仕入れられても他の経費が膨らんでは利益が削られてしまいます。
節約できるところはしっかり抑えましょう。

工夫次第で長期的な利益を保ち続けることができるのが、せどりの魅力です。

せどり初心者や資金があまり無い方には、実は新品より中古品がおすすめです。
仕入値が極端に安いので利益が出やすく、仕入れ失敗のリスクが低いです。

出品価格は高過ぎず安過ぎず

せどりに限らず、商売では「安く仕入れて高く売る」のが基本と聞きますが、ことせどりにおいては高く売ろうとし過ぎると売れ行きが悪くなる危険性があります。

相場を正しく読み取ると同時に、現在の競合価格競合数なども把握し、売れるタイミングを逃さないようにすることが重要です。

一方、安く売り過ぎることも商品のポテンシャルを活かし切れず機会損失に繋がります。

「いつまでに売る!」と売り切りまでの期間を想定し、期間中は最大限の高値で売れるようにバランスの取れた出品価格を設定しましょう。

季節性イベントなどのタイミングを考えることも大切です。
夏前に冬物は売れませんし、お正月を過ぎるとポチ袋の売れ行きは下がります。

ある程度の期間を過ぎて売れていない商品はタイミングを見て値下げを検討しましょう。

長期間売れずにいるということは、その商品の仕入値すら回収できていないということに他なりません。

新たな商品の仕入資金にすることもできず、資金繰りが悪化しかねないので、早めに手を打つのが得策です。

バランスの取れた価格設定で安定した売れ行きを確保し、売れる見込みの少ない商品を適切に処置できれば収入も安定していきます。

親切な商品説明を心掛ける

せどりの利益を上げるためには、売れ行きを伸ばすことが重要です。

購入者としては商品に関する分かりやすい説明文があると購買意欲が湧きやすいです。

また、親切だと感じる説明文を書いている出品者は信用されるので購入先として選ばれやすいです。

商品説明文には、商品に関することだけでなく、発送方法や送料、返品対応など、取引に関するとも入れておくと購入者にとっては安心材料になります。

限られた記載内容の中で、購買意欲と信用をどれだけ上げられるかがリピーター獲得の鍵です。

分かりやすく丁寧な表現方法で、魅力的な商品と親切な出品者であることを最大限アピールして売り上げを伸ばしていきましょう。

商品のセールスポイントを記載するだけでなく、商品の状態を正確に表現することも信用に繋がります。

ただし、状態が悪いモノを悪いと表現するだけでは購買意欲に繋がりません。
売ることが目的なのに、過度にクレームを恐れて保険を打つような内容では本末転倒です。

商品写真を撮って「こんな傷がありますがご理解ある方~」などの記載をよく見かけますが、これは逆効果です。

写真は「こんな状態の良いものがこの価格で~」のようにアピールに使うのがおすすめです。

希望的観測と先入観を持たない

せどりは誰でも始めることができます。

売れる商品を利益が出る価格で入手すればいいだけなので、数あるビジネスの中でもハードルは低い方です。

ただし、稼げるかどうかは「どれだけミスなく仕入れられるか」にかかっています。

仕入れにミスがあると売れずに利益が出ないだけでなく、損失すら発生してしまいます。

せどりの失敗で最も典型的なものが、希望的観測で仕入れてしまうことです。

例えば、「

・このキャラクターは人気だから
・最近流行っているらしいから
・自分も使っていておすすめできるから
・レアものだから

売れるだろう」と考えてしまうのは危険です。

結果売れない商品が大量に残ることになります。

こうした考えは全て主観に過ぎず、売れると判断できる根拠がありません。
自分に自信を持つことは良いことですが、せどりや物販に関しては根拠の無い自信は身を滅ぼします。

仕入れの際は販売実績や競合などのデータを可能な限り集めて、なぜ売れると思うのか明確な理由があって初めて仕入れるようにしましょう。

一方、ネガティブな先入観を持つことも機会損失を招きます。

例えば、「

・自分には必要ないから
・年式が古いから
・上位互換が出ているから
・状態が悪いから

売れないだろう」と考えてしまうことです。

どんな商品が売れるかは主観では判断できないので、「売れない」と決めつけてしまうとせっかくの需要を逃すことになるかもしれません。

総務省が発表した「令和3年 情報通信白書」によれば、インターネットショッピング(オークション・フリマ含む)の利用率は全体で73.4%となっています。
日本の人口は1.251億人なのでネット販売利用者数は実に9千万人以上に上ります。
それだけの層が控えているのに、商品に需要があるかどうかなんて一個人が判断できるわけがありません。

個人的には売れそうにないと思っても、一度先入観を捨てて調べてみるということが利益を逃さない重要なポイントです。

希望的観測による仕入れミスを減らし、ネガティブな先入観による機会損失を減らすことができれば、自然と収入がアップしていきます。

せどりが副業におすすめな理由<月収10万円も夢じゃない!>

せどりが副業におすすめな理由は以下の5つです。

・特別な能力や知識は不要
・スキマ時間で作業できる
・初期費用を抑えられる
・ビジネスの基礎を理解できる
・始めてすぐに稼げる可能性がある

せどりは初心者でも稼ぎやすいです。

せどりの戦略に正解はありませんが、ある程度の型はあります。

自分に適した型を見つけることができれば、初心者でも月5万円以上の副収入を得られるのがせどりの魅力です。

仕入れ方、売り方によっては始めたばかりでもすぐに稼げる可能性があります。

特別な知識や能力は不要

せどりは特別な知識や能力がなくても始められます。

せどりの流れは商品を仕入れて売ることです。
パソコンやスマホを使ってすぐに始められるので、在宅で完結する副業としておすすめです。
定期的に店舗に足を運ぶことができる人は利益商品をより多く仕入れられる可能性が高まります。

リサーチのやり方や効率的な販売方法は学ぶ必要があるものの、せどりは試しながら成長できるのが魅力です。

参考書やせどり動画を見すぎると何が正解か迷ってしまうので、まずは実際に手を動かして必要な能力や知識を取り入れることが大切です。

頑張った分だけ収入に直結する確実性の高い副業でもあります。

スキマ時間で作業できる

せどりはスキマ時間でも始めやすいので、仕事家事育児の合間を有効活用したい人におすすめです。
アルバイトやパートタイムの場合、勤務時間や通勤時間で時間的にも肉体的にも制約が発生しますが、せどりは自分の好きな時間に作業できます

商品の出品まで完了したら、あとは購入者が現れたタイミングで梱包や発送を行う仕組みなので動き続ける必要がありません。
販売代行を利用すれば梱包や発送すら必要ありません。

せどりは会社員だけでなく、家事や育児でなかなかまとまった時間が取れない主婦をはじめ、女性にもおすすめの副業です。

初期費用を抑えられる

せどりは他の副業に比べて初期費用を抑えやすいのもメリットです。

例えば、Webデザイナーや動画編集の副業では、スキル次第で稼ぎやすい反面、ソフトウェアの購入やサブスクリプションの利用料で数万円かかることも珍しくありません。
また、依頼を受けるために自分自身を売り込む必要もあります。

しかし、せどりを行う際に必要なものは、スマホ・パソコンさえ持っていれば、販売する商品や梱包資材くらいのものです。
準備するものが少なく、すぐにでも副業を始めたい人におすすめです。

梱包資材や事務用品など、細かなものを準備する必要はあるものの、必要な道具はスーパーやコンビニでも調達できます。
せどりは初期費用や準備時間が抑えやすい副業なので、無理なく自分のペースで始められるのが魅力です。

せどりは初期費用をできるだけかけず、今あるものと限られた時間を活用して副業にチャレンジしてみたい人にもおすすめです。

ビジネスの基礎を理解できる

せどりはビジネスの基礎知識が身に付けられることも特徴です。

せどりのビジネスモデルは一見単純に見えるものの、利益を伸ばそうとすると以下のような知識が必要になってきます。

経理実務
・販路の拡大
・作業の効率化
・コスト削減
・税金対策

金銭面や時間効率を踏まえた仕入れ~販売戦略の選定や、競合との差別化、マーケティングには、普通の会社員では学ぶ機会が少ないノウハウも多く存在します。

せどりを副業で行う場合、ビジネス全体の理解だけでなく、一個人としての収入増加にも直結します。
せどりはビジネス全体の流れを学びながら、少しずつでも利益が出たら嬉しいと考える人にもおすすめの副業です。

始めてすぐに稼げる可能性がある

せどりは即金性が高い(現金が入ってくるスピードが速い)こともメリットです。

仕入れた商品が売れ筋で、競合が少なく、適正な販売価格で売り出していれば、あっという間に売れて収益を生みます。

早ければ出品から1週間程度で売上金を回収することも可能です。

ただし、あまりに売れるのが早すぎた場合、もっと高く売れていたかもしれません。
販売価格を調整することで機会損失を生まないようにすることも利益を伸ばすコツです。

短期間で現金化する商品だけでなく、中期的に利益を伸ばす商品やプレミア化を狙って長期保管する商品など、バランスよく在庫を揃えておくと売れ行きが分散し、収益の安定化を図ることもできます。

せどりは初心者でもすぐに結果が出るので試行錯誤しやすく、自分のペースで成長できる副業としてもおすすめです。

副業せどりで確定申告は必要?

副業せどりにおける確定申告の必要性について、以下2つの観点から解説します。

・所得が20万円を超えたら確定申告が必要
・経費にできる支出を把握しておく

確定申告の必要性は、せどりで得た所得によって異なります。
売上から経費を引いた所得が20万円を超えたら、必ず確定申告しましょう。

所得が20万円を超えたら確定申告する

せどりにかかわらず、副業による所得が年間20万円を上回った場合、会社員でも確定申告が必要です。

確定申告とは?

確定申告とは、所得税や住民税など税金に関する情報を税務署に提出し、年度末もしくは翌年度に納める税金の手続きのことです。
税に関する法律や制度に基づいて一定の期間内に行わなければならない義務となっています。
副業で年間の所得が20万円を超える見込みがある方、すでに超えている方は確定申告の準備をしましょう。
せどりの所得は、基本的に雑所得とみなされます。

雑所得とは?

雑所得とは、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得および一時所得のいずれにも当たらない所得をいい、公的年金等、非営業用貸金の利子、副業に係る所得が該当します。

確定申告や雑所得については、国税庁の公式ページをチェックしましょう。

経費にできる支出を把握しておく

副業せどりを行う際は、確定申告において経費にできる支出を理解することが大切です。

経費とは、ビジネスを行う際の費用としてかかった全体のお金を指します。
せどりを副業として行う場合でも、以下の費用を経費として計上することが可能です。

販売手数料
・商品の送料
・仕入れの際の旅費交通費
・PCや梱包材などの物品購入費
・システムの利用料

確定申告において、経費として精算された金額は課税所得から引かれるので、状況や工夫によっては納税額を落として節税につなげられます。

せどりで経費としてかかったお金を計上するときは領収書を取得し、確定申告の年度から最低5年以上は保管しておきましょう。

ただし、副業所得の大部分を経費で落とし過ぎたり、副業とは関係ない出費を経費計上してしまうと、税務署から目をつけられる原因となるので注意が必要です。

副業せどりに関してよくある質問

副業せどりについてよくある質問と回答をまとめました。

・せどりは違法にならない?
・せどりは副業禁止規定に引っかかる?
・せどりでは何を仕入れるべき?

気になる疑問を事前に解消してからせどりを始めましょう。

せどりは違法にならない?

せどり自体は違法ではありません。

ただし、以下に該当する場合は違法とみなされ、摘発される可能性があります。

・古物商許可証を取得していない
・著作権に触れる作品を本人の許可なしで販売した
・風営法や児童ポルノ法に触れるアダルトコンテンツを販売した
・偽物の商品を販売した

商品の価格を相場より大幅に吊り上げて販売したり、イベントやライブのチケットを高額で転売したりするパターンはグレーです。

しかし、近年では特定商品の買い占めや高額転売の法改正検討のニュースも多いです。
法律や税金に関連する情報収集は怠らないようにしましょう。

せどりは副業禁止規定に引っかかる?

せどりが副業禁止規定に引っかかるか否かは、働き方や勤務先の就業規則によって回答が変わります。

例えば公務員の場合、せどりは副業禁止規定に引っかかります。
民間企業でも就業規則や服務規程に副業禁止と明記されていれば、副業をしてはいけません。

副業禁止と明記されていた場合、副業せどりを諦めるか、会社に隠れて行うか、独立して行うかの三択です。

せどりでは何を仕入れるべき?

再販売して利益が出る価格で仕入れられるなら何でも商品になります。

せどりで仕入れる商品を何にするか迷ったら、とりあえず思いつくものも調べてみましょう。

ただし、医療機器など取り扱い自体に許可が必要なものや、危険物など取り扱いに制限が掛けられている場合もあります。
利用しようとしている出品先によっても異なるので、一度出品ルールを確認してみてください。

せどりで副業を始めよう!

せどりは初期費用が比較的少なく、覚えるべきことも限られているため、未経験でも始めやすいです。

せどりで稼いだお金は、金額によって確定申告が必要になったり、経費の知識次第で納税額が大きく変動したりします。
経費や税金の管理は難しいイメージがある人も多いですが、ビジネス知識として覚えておいて損はありません。

会社にバレないように副業せどりを始めたい人は、住民税の納付方法を普通徴収に変更しておきましょう。
確定申告の際に手続き可能です。

安定した収入を得られるやり方を覚えて、「せどりをやって良かった」と思える日が来るように頑張っていきましょう!