昨今ネットやSNSで見かける「せどりはやめたほうがいい」という発信について、現役のせどらーが事実に基づいて解説します。
せどりは、「商品を安く仕入れて高く販売することで利益を得る」という非常にシンプルなビジネスモデルです。
そのため、誰にでも始めやすく、短期間で結果を出すことも可能なので、特に副業初心者の方に人気です。
しかし、世間では「せどりはやめたほうがいい」という声をよく聞きます。
果たして本当にせどりはやめたほうがいいのか。
現役せどらー兼せどりコンサルタントの立場である私パグが、ポジショントークにならないようにできるだけ気を付けて真実を追求していきます。笑
「せどりはやめたほうがいい」と言われる5つの理由
「せどりはやめたほうがいい」と言われる理由には、大きく分けて5つあります。
・単なるマイナスイメージ
・やってみたが稼げなかった
・稼ぎの効率が悪い
・在庫を抱えるリスク
・オワコン説
これらは信じるに値するか、順番に解説していきます。
単なるマイナスイメージ
一つ目は、せどり自体やったことはないが、良いイメージが無いためやめてほしいという感情論です。
これについては、悪質な転売がせどりのイメージを悪くしているところが大きいですが、細かく見るとそれだけではありません。
・せどりは迷惑行為を伴う転売である
・せどりは違法またはグレーな商売である
・安く仕入れて高く売ることへの嫌悪感がある
・乞食のようで気持ち悪い
せどりにも様々な形態があり、好ましくないやり方をしているせどらーも確かに存在していますが、基本的に上記のイメージは誤りです。
感情に誤りも何もないですが、感情の起こりの前提が間違っているという意味です。
まず、せどりも転売といえば転売ですが、せどり=悪質な転売ではありません。
私の考えは(一般論としてもそうであってほしいですが)、
せどり=安く仕入れて相場で売る
悪質な転売=需要が高く供給が足りていないものを強引に入手し相場より高く売る
です。
悪質な転売は言わずもがな、需給のバランスを悪意を持って崩すことで価格差を生み出すので、迷惑極まりない行為だと思います。
一方、せどりは広く浅く商品数をカバーすることで、結果的に需要と供給のアンバランスを整えることに繋がります。
なので、せどりはむしろ社会にとって良いことです。
その証拠になるかは分かりませんが、私が利用している販売先のAmazonでは、過度に相場より高値で売り出すと警告が出され販売できません。
メルカリなどのフリマアプリでは売り出し価格は自由ですが、せどりは原則として相場を外していてはそもそも売れないような商品を取り扱っています。
また、「せどりは違法またはグレーな商売である」という認識も誤りです。
たしかに古物商の許可を得ず、古物に該当する商品を業として売買することは古物営業法に違反しますが、せどり自体は違法やグレーな行為ではありません。
適法に活動していれば胸を張って真っ当な商売と言えます。
たまに、安く仕入れて高く売ることへの嫌悪感を持つ人もいますが、これに関してはただのギバー体質(自分は恩恵だけ受けたい人)だと私は思っています。
高く売ると言っても、せどりは相場で売って利益が出る商品を仕入れるので良心的だと思います。
また、「店舗せどりは乞食みたいで気持ち悪い」という差別意識たっぷりの人もたまに見かけますが、自分の力で稼げている人への妬みにしか聞こえません。
妬みでなければ、人目が気になって仕方がない自意識過剰さんか、もしくは在宅副業系の情報商材屋さんです。笑
とは言え、店舗せどりでのリサーチはマナーが悪くならないように気を付けることは大切だと思います。
一般のお買い物客は優先しなければいけません。
と、このように、せどらーは基本良い人なんです。笑
やってみたが稼げなかった
実際にせどりを経験したうえで「せどりは稼げない」と結論付ける人も結構います。
これに関してはある意味では真実だと思いますが、言ってしまえば「まぁ人それぞれだよなぁ」に尽きます。
・やり方が正しくなかった、続かなかった
・期待し過ぎた、目標が高過ぎた
真実は「せどりは適切な目標設定で正しいやり方を続ければ稼げる」です。
せどりで稼げなかった人には、入口を間違えてしまったという”情報収集力”の問題と、そもそも向いていなかったという”適性”の問題があります。
情報収集力
情報収集力の問題として、どんなビジネスでも入口を間違っていればやり方も間違えているので稼げるわけがありません。
続けていれば稼げるわけでもないですが、続けなければ(一定以上)稼げない面もあります。
そして、せどりはお金を使ってお金を生み出す商売なので、充てられる資金や時間によって達成できる目標が変動します。
・資金10万円で月100万円稼ぐことはほぼ不可能。
・100万円あっても仕入れの時間がなければ活かせない。
自分の条件や環境と、せどりの期待値を正しく把握して、適切な目標設定ができなければ、成功と言える結果に辿り着くことはできません。
今現在、新品せどりやポイントせどりをやっているならすでに情報収集不足感が出ています。
①やろうとしているせどりの期待値(どんな条件でどれだけ稼げるポテンシャルを持っているか)を知ること
②ノウハウ(正しい考え方や動き方)を知ること
③自分(資金や時間などの条件・環境)を知ること
これらの情報収集が一つでも欠けていると入口で失敗は決定しています。
適性
適性の問題に関しては、やってみないと分からないことも多いです。
地道な作業がこなせない性格だったり、金銭感覚によってギャンブル的な仕入れを好んだり、振り返ってみると「向いてなかったわ…」というケースもあります。
車の運転ができなかったり、店舗が全然ない地域で店舗せどりを始めるのは、適性というより情報収集の段階で気付くべきレベルです。
現代は情報収集によって相当深いレベルまで知れるので、限界まで調べ尽くして、それでも向いていなかったのであれば最早”運”や”感性”の問題です。
同じ作業でも「作業がめんどくさい」と感じる人もいれば、「楽な作業で稼げる」と感じる人もいます。(コンサル生談)
つまり、「せどりで稼げなかった」のは自分にとっての結果論であり、一般論として語るのは誤りだということです。
稼ぎの効率が悪い
自分の本業や経験のある副業と比べて「せどりは稼ぎの効率が悪い」と結論付ける人がいます。
これについても人それぞれな面はありますが、多少なりとも結果は出せているので「やってみたが稼げなかった」よりは説得力があります。
「稼ぎの効率が悪い」は「思っていたほど稼げなかった」ではなく、「稼げるが他にもっと効率の良いビジネスがある」との意味合いが近いです。
効率には、資金効率と時間効率、労働効率などがあります。
要するに、何らかの効率性において「せどりは割に合わない」と感じる人が一定数いるということです。
それもそのはず、せどりはほとんど人を選ばないので、「せどりは人にマッチするビジネスには敵わない」と言えます。
例えば、文才がある人ならライターの方が稼げる可能性は高いですし、資金が豊富な人にとっては時間も労力もかかるせどりを選ぶ必要性がありません。
もっとマッチするビジネスがあるはずなのに、せどりを選んでしまった人が割に合わなかったと感想を持っただけという話です。
逆に言えば、「せどりは自分には特別に得意な分野が無いと感じている人に向いている」とも取れます。
その点においては、せどりは他の特別なスキルが必要なビジネスに比べて非常に優秀な効率性を持っています。
特に、中古せどりは時間はあるが資金が少ない人に向いています。
資金を使って利益をどれだけ効率的に生み出せるかを表す資金効率の一つの指標として利益率があります。
利益率はせどりの種類によって大きく異なります。
新品せどり:10~15%
中古せどり:30~40%
たしかに新品せどりを経験した人にとっては効率が良いビジネスとは言えないでしょう。
一方、中古せどりは店舗へ足を運ぶことが前提になるので労働効率は良いと言えませんが、資金効率はあらゆる業態の中でもトップクラスの利益率です。
せどりvs他業種だけでなく、せどりの種類によっても相対評価が分かれるので、「せどりは効率が悪い」とは一概に括るべきではないでしょう。
在庫を抱えるリスク
せどりは原則、在庫を抱える商売なので、まずお金を使って商品を仕入れることが前提です。
そして「売れない(使ったお金を回収できない)可能性のあるビジネスは怖いぞ!」と考える人がいます。
たしかに在庫が減らなければ儲からないどころか損する可能性まであるので、仕入れを必要とする物販にリスクは付き物です。
仕入れのリスクは当ブログでも口酸っぱく言及していますし、この点について異論はありません。
ただし、これはせどりのビジネスモデルの問題ではなく、売れない商品を仕入れることが問題です。
問題の解決手段として、売れない商品の見分け方などを提示している場合は建設的ですが、せどりをやらないことに導いているのであれば要注意です。
論点をズらして、いたずらに恐怖心を煽っている場合、ネガティブキャンペーンの背後には何らかの事情があるものです。
昨今では、在庫を抱えずに販売できる”無在庫転売”が世に出て来ました。
仕入れた商品を売るのではなく、まずは商品を売って後から仕入れるという形態です。
売り上げたお金で仕入れができるので仕入れ資金すら必要ない、夢のようなビジネスモデルです。
やりたいですよね、そんなの私もやりたいです。笑
しかし、裏側にはとても大きなハードルがあります。
現時点でハードルを乗り越える術の再現性が高くないため、私はやっていません。
詳しくはまた別の記事で書ければと思っています。
オワコン説
「せどりはもうオワコン(終わったコンテンツ)」という意見もしばしば見かけます。
おそらくというかほぼ間違いなく、せどりで稼げなかった人か別のコンテンツを売りたい人の言い分です。
せどりで現在も安定して稼いでいる身としては「何で?」という感覚です。
たしかに以前より販売プラットフォームの縛りがキツくなってきたり、競合が増えたりはあると思います。
しかし、それで収益が落ち込んだとか、効率が悪くなったというクリティカルな影響はほとんどありません。
変動する環境への適応力がない人が締め出されて、逆恨みをしているという印象です。
ブログアフィリエイトもオワコンと言われて久しい(笑)ですが、今でも稼いでいる人は山ほどいます。
どんなビジネスでも環境や条件が変わるのは必然です。
むしろせどりは(特に中古せどりは)他のビジネスと比べても変化が少ない方だと言えるほど安定しています。
変化の激しい世にあって、聞こえの良い新規ビジネスが加速度的に増え続けていますが、本当に稼げるビジネスは一握りです。
歴史の古いせどりが今でも現役で生き残っていることにはそれなりの理由があるということです。
ちょっとした段差でつまずいて嫌気が刺すようなら、そもそもそのビジネスに向いていないか、単純に能力不足です。
せっかくビジネスを始めるなら、「締め出された!オワコン!」と負け惜しみを言わないで済むように、変化に適応できる確固たる軸と前向きなメンタルを備えていただければと思います。
「せどりはやめたほうがいい」とする理由のほとんどは人的問題!
・単なるマイナスイメージ
・やってみたが稼げなかった
・稼ぎの効率が悪い
・在庫を抱えるリスク
・オワコン説
上記のほとんどに言えることは、人それぞれという言葉に尽きます。
マイナスイメージが事実に基づいていないとしても、世間体を気にしてやらないのは自由ですし、全くもってやってはいけないことではないのでやるのも自由です。
せどりには様々なやり方があるので、正しいやり方をした人は当然稼げますし、間違ったやり方をした人は当然稼げません。
せどりで月30万円を100時間で稼いだとしても、効率が悪いと思う人にとってはその通りでしょう。
在庫を抱える商売を危険と考えるか、現実的と考えるかも人次第です。
せどりはオワコンと見切りを付ける人もいれば、現役で稼ぎ続けている人もいます。
人によって感性や適性は全く違うのに、せどりを一律「やめたほうがいい」と括るのはさすがに乱暴じゃないかな…というのが正直な感想です。
せどりは合う人には合うので、可能性を感じている人はネガティブな意見を真正面から受け取らず、「そんな意見もあるんだな」と達観した目線で見てほしいものです。
「せどりはやめたほうがいい」と言っている人の気持ち
前章では「せどりはやめたほうがいい」と言われる理由について、その前提のほとんどが誤りであると解説しました。
しかし、たとえ誤りであっても、そうした発言に至る人の気持ちの裏側を理解することで、せどりについてもっと深く知れると思います。
私が観察するに、主な感情は以下の3つです。
・逆恨み
・親切心
・下心
逆恨み
実際にやったことのある経験者が、満足のゆく成果が出なかったために恨み言を言っているケースです。
数は多くないです。
やり方を間違えていたことが原因だったり、イメージしていたものと違ってやめてしまったことが原因だったりと、失敗の原因は様々ですが、その失敗自体の原因は99.9%情報収集の問題です。
せどりを始めるうえでの情報が不足していたり、解釈を誤っていたり、情報源が誤っていれば、誰にでも可能性のあるせどりであろうと成功するわけがありません。
これまでの人生が順風満帆に来れた人がもっとも陥りやすいタイプです。
親切心
ごく一部ですが、せどりは危険なものだと本気で思っていて、警鐘を鳴らしているケースもあります。
経験者で自分が成功しなかったから注意喚起しているタイプもいれば、違法や悪質な転売だと勘違いして辞めさせたがっているタイプもいます。
悪い人ではないと思いますが、ほとんどは語るに足るレベルではないため、正直余計なお世話です。笑
下心
現在最も多いのが自分の利益のためにせどりをネガキャンしているケースです。
例えば、副業を考えている人に向けて、「せどりはダメ!こっちの方が良い!」と我田引水しているタイプです。
このブログも言ってしまえば我田引水ですが(笑)、他のビジネスの本質を錯誤させてまで呼び込む気持ちは無いです。
真実を発信しなければ読む人のためにならないので、私はせどりの良い面も悪い面も知ってほしいと思っています。
新たなビジネスの情報を収集する時は嘘が無いか疑ってかかるくらいがちょうどいいです。笑
「やめたほうがいい」は、やめてほしい人からの意見
結論、「せどりはやめたほうがいい」という意見は経験者からの純粋なアドバイスではなく、何かしらの思惑がある人からのネガティブキャンペーンであることが大半です。
ポジティブ・ネガティブに限らず、偏った意見に遭遇した際には、まずは発言者の立ち位置を確認してみてください。
そうすると深層心理やバックエンドの存在に気付きやすくなります。
本当にやめたほうがいいせどり4選
ここまでで散々「せどりはやめたほうがいい」は正しくないと主張してきましたが、「本当にやめたほうがいいせどり」はたしかにあります。笑
特によく陥りがちなせどりを3つピックアップしましたので、これからせどりを始めようと考えている方やすでに取り組み中の方も、自分は大丈夫か確認していってください。
新品せどり
新品せどりは、量販店やディスカウントストア、ドラッグストアなどで割引率の高い商品を対象に、新品未使用のものを仕入れて再販売するという、最も取り組みやすくポピュラーなせどり方法です。
そんな認知度の高い新品せどりを本当にやめたほうがいいとする理由は、利益率の低さと競合しやすさの2点です。
まずは利益率の低さですが、新品せどりの平均的な利益率は10~15%で、15%あれば良い方です。
※15~25%と発信されていることもありますが、粗利率(経費度外視)であることがほとんどです。
利益率に馴染みが無いとピンと来ないと思いますが、一般的な経済状況(高給取りや資産家でない)にある個人が営むせどりでこの水準はハッキリ言って低いです。
なぜ低いと言えるかは下記記事を参照ください。
利益率が低いということは、言い換えれば利益を出すために必要となる売上が高くなるということです。
同時にその売上を構成する原価率が高いとも言えます。
必要とする売上が高く、原価率が高いということは、必要となる仕入れ、つまり資金も大きくなるということです。
簡単な例を挙げると、
利益率10%で10万円稼ぐには売上100万円が必要。
⇒半額セールで原価率50%だとすると仕入れ50万円が必要。
⇒10万円稼ぐためには50万円の資金が必要。
ということです。
このように考えるとリスクとリターンのバランスが悪いと気付く方も多いのではないでしょうか。
利益率が低いということは、少額の利益を生むために多額の資金を要するビジネスモデルであることを押さえておきましょう。
次に競合しやすさです。
デメリットが利益率の低さという1点だと、まだ物販未経験者の方だと「利益率が低くても売れれば利益は出せるでしょ」と考えるかもしれません。
たしかに一理ありますが、仕入れた商品全てが予定通りの価格で順調に売れるなんてことは夢物語です。
物販を始めた翌月には夢から覚めます。笑
競合とは、同じ商品を同時期に販売している同業者、またはその商品自体を指します。
新品せどりの場合、コンディション(商品の状態)に差が無いので、販売価格か出品者の信用でしか差別化を図れません。
出品者の信用は一朝一夕で積み上げられるものではないので、必然的に価格を下げることでしか優位な立ち位置に着くことはできなくなります。
出品者としてはより早く販売することで売上金を回収して、利益と次の仕入れ資金を確保したいと考えるのが常です。
競合が多いとそうした動きが日々巻き起こっているので、結果として価格競争に突入します。
我先にと価格を落とすので、どんどん予定していた販売価格から遠ざかっていきます。
「価格は落としたくない!しばらく売れなくても待ってるから大丈夫!」と考える人もいると思いますが、これも物販未経験者にありがちな希望的観測です。
価格競争がいつ終わるかは誰にも予測することはできませんし、競争が終わったからといって必ず価格が回復するわけでもないのです。(下がり終えた価格が相場に落ち着くなど珍しいことではありません)
そうなると、よほど人気商品で供給不足にならない限り、高値で売り出している商品が売れることはなく、利益どころか仕入資金の回収もできない状態に陥ります。
そのため、どこかのタイミングで損切り(赤字でも売って資金を少しでも回収)する必要が出て来ます。
前述した通り、新品せどりは原価率が高いので、赤字に転じる可能性が高いです。
つまり、新品せどりは損失が生まれやすい環境で勝負するビジネスモデルであるという点も押さえておく必要があります。
新品せどりを検討中の方には水を差すようで申し訳ないですが、これらのウィークポイントは覆すことができません。
潤沢な仕入れ資金があって、値下げ合戦や資金回収の遅れなど鼻で笑えるような状況下にある人でなければ成功が難しいということは念頭に置きましょう。
電脳せどり
電脳せどりは、ショッピングサイトやフリマアプリなどのインターネット環境を利用して商品を仕入れて再販売するという、場所や時間に縛られず在宅で完結するせどり方法です。
副業として人気の高い電脳せどりを本当にやめたほうがいいとする理由は、現物を直接視認できない点に起因します。
電脳せどりはネットで仕入れるので、写真や商品説明文を通してしか商品の状態を確認することができません。
いかに画質が鮮明でも微細なスレなどは肉眼でなければ視認は難しいです。
なので、商品の状態が一つひとつ異なる中古品せどりは、ネット仕入れには向いていないと言えます。
※仕入れ対象を未使用品のみに絞ることも可能ですが、利益の出る価格の未使用品をネットでコンスタントに見つけることは極めて困難です。
つまり、電脳せどりは新品せどりが前提のビジネスモデルということになります。
ということは…もうお分かりですね。
さらに電脳せどりでは、実店舗での新品せどりより難易度が上がります。
理由は地の利を活かせない点にあります。
実店舗での仕入れはその場にいる人しか入手できませんが、ネット仕入れは基本どこに住んでいる人でも入手可能な環境なので、全国にライバルがいることになります。
そのため価格が極端に落とされることも少なく、利益が出る商品を見つけることが難しいです。
時間を掛ければ多少は見つかると思いますが、「これだけ時間を掛けて稼ぎはこれだけ!?」と、他のビジネスをやっていた方がマシだと感じると思います。笑
よって、電脳せどりで成功を収めるのは至難の業ということです。
在宅で完結し、時間も自由という甘い言葉に誘惑されて始める人は後を絶ちませんが、長くせどり業界に身を置いている私の周りでも電脳せどりで本当に稼げている人を見たことがありません。
それだけ出入りが激しいということでしょう。
ポイントせどり
ポイントせどりは、ポイント還元を行っているECサイトで商品を仕入れ、ポイント獲得により利益同等額を高めていくせどり方法です。
主に楽天が主流でしたが、競合の増加やポイント付与の条件改悪により、現在ではほぼ機能していないせどりとなりました。
こればかりはオワコンと言っても過言ではないです。笑
私個人も楽天ポイントせどりはやっていましたが、そもそも現金を稼ぐ手段ではないので、「今後の人生を良くしていくぞ!」と意気込んでいる人におすすめできるものではありません。
稼げている実感がある人は続けられると良いですが、今やっていてメリットが薄いと感じている人や、これからやろうとしている人はポイントせどりは一回やめてみましょう。笑
メルカリ販売
メルカリ販売は、商品のメインの販路にメルカリを利用する物販方法です。
※メインの販路にしなければ問題ありません。
メルカリ販売を本当にやめたほうがいいとする理由は、競合のしやすさです。
誰でも簡単に始めることができるというハードルの低さは、言い換えれば競合しやすいということです。
また、メルカリの利用者数は2,000万人台と、Amazonや楽天の6,000万人台と比べると1/3程度です。
マーケットの規模は購買層の厚さ、つまり買われやすさに直結します。
フリマアプリの利用者数は着実に増えてきているとはいえ、大手ショッピングサイトに追いつくことはまだまだ難しいと思います。
より大きなマーケットがあるのに踏み入れないのは、実益より手軽さを優先していることに他なりません。
私もメルカリは利用していますが、あくまでサブ的な販路(メインの販路で規約的に出品不可だった時の保険)です。
せっかくせどりでネット販売を利用するなら買手が多いに越したことはありません。
買手が多ければ回転率が高いので競合がいたとしても密度が薄まります。
メルカリは小さなマーケットの中を手軽さを求める者同士で価格競争している苛烈な戦場であることは理解しておきましょう。
本当にやめたほうがいい人
「本当にやめたほうがいいせどり」だけでなく、人によっては「せどりは本当にやめたほうがいい」方もいます。
以下に自分は当てはまらないか確認してみてください。
せどりは始めさえすれば成功すると思っている人はやめたほうがいい
せどりは誰でも始められますし、誰にも稼げる可能性はあります。
しかし、誰もが成功するわけではありません。
前章で説明したように情報不足で入口を間違えたり、どんぶり勘定だったり、飽きてめんどくさいと感じたりすれば当然失敗に終わります。
要するに、せどりを舐めている人は成功しません。笑
せどりは誰が何と言おうとビジネスであることに間違いありません。
ビジネスにはリスクは付き物です。
「たかがせどり」と考えているうちは手を出さない方が賢明だと思います。
店舗に足を運ぶ時間や手段がない人はやめたほうがいい
前章で「電脳せどりは本当にやめたほうがいい」と説明したことに関連して、せどりで効率的に稼ぐには店舗へ足を運ぶ必要があるため、その時間を割けない人や車など移動手段がない人はせどりで稼ぐのは難しいでしょう。
月数万円のお小遣い稼ぎ程度なら不可能ではないですが、かなり効率は悪くなってしまいます。
逆に言えば、時間と移動手段がある人ならせどりで稼ぐことができるということです。
資金が不安な方でも利益率の高いせどりを行えば、雪だるま式に段階を踏んで資金を増やすことは可能です。
やめたほうがいい:まとめ
・新品せどり
⇒利益率が低い!価格競争で値下がりしやすい!
・電脳せどり
⇒直接確認できないから中古品は向いていない!競合だらけで仕入れが難しい!
・ポイントせどり
⇒オワコン!そもそもお金を稼ぐ手段ではない!
・メルカリ販売
⇒マーケットが小さくてもったいない!せどり初心者の戦場!
・せどりは始めさえすれば成功すると思っている人
⇒そんな簡単じゃない!自信過剰!
・店舗に足を運ぶ時間や手段がない人
⇒せどりには向いていない!
せどりは副業初心者におすすめ!
やめたほうがいいせどりや、やめたほうがいい人に該当していなければ、せどりは副業初心者に本当におすすめできるビジネスだと思います。
せどりには商売の基本が詰まっているので、本格的な物販が未経験の方でも確かな経験値を得ることができると思います。
独学で始めても成功と失敗の確率は五分五分だと感じています。
※五分五分は他のビジネスに新規参入することと比べると圧倒的に可能性が高いです。
そして失敗しても深刻な損失を被ることはほとんどありません。
※せどりで借り入れをするなど論外です。
お金を稼ぐことが目的だとしても、せどりの経験自体が自己投資にもつながります。
せどりは新たな力を付けるピッタリの機会なので、副業初心者にこそ取り組んでほしいと思います。
どんなせどりを始めるか迷っている人は中古品を仕入れてみて!
せどりには様々なやり方がありますが、せどり初心者や資金が少ない人に向いている取扱商品は実は中古品です。
その理由は、仕入値が嘘みたいに安いからです。笑
仕入値が安いということは、成功しやすく(利益が出やすい)、失敗しづらい(損失が生まれづらい)ということです。
同じことのように聞こえますが、少し考え方が異なります。
詳しい解説は下記記事を参照ください。
中古せどりは上級者向けのようなイメージを持たれているかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろ「せどりで安定して稼ぐには中古品以外考えられない」というのが、新品せどりや電脳せどりなど様々なせどりスタイルを渡り歩いてきた私の体験談です。
当ブログには中古品せどりに至った経緯や実践的なノウハウなどの記事がたくさんありますので、ご興味をお持ちの方はぜひメニューの記事一覧から読み漁ってみてください。
やめたほうがいい? やったほうがいい?
せどりはやめたほうがいいと言われる理由や、それらが真実ではないこと、発信者の気持ちの面から、また本当にやめたほうがいいせどりや人についても解説してきました。
以上を踏まえて、せどりは「やめたほうがいい」と判断するか、「やったほうがいい」と判断するかはあなた次第です。
この記事をきっかけに、せどりに対する考え方が変わったり、読者の方ご自身の今後の方針に良い影響を与えることができましたら本望です。
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