副業選びにおいて、長所短所を知ることで選択ミスを回避しやすくなります。
せどりのプロが、実情を基にメリット・デメリットを厳選しました。
おはようございます。
パグです。
この記事では、せどりのメリット・デメリットについてお伝えします。
わたくしパグは以前勤めていた会社が傾いた時、様々な副業に手を出してきました。
会社が倒産した後は結果的にせどりで生計を立て、余剰資金も作ることが出来たので現在では別事業(医療系)も展開しています。
せどりに対して感謝の気持ちはありますが、ここでは偏見無く、率直な見解をお伝えします。
これから副業を始めようとしていて、どんな業種を選ぼうかまだ迷っている方は一つ参考にしてみてください。
それでは早速いきましょう↓↓
せどりとは

そもそもせどりとは何かを簡単に説明します。
せどりとは、小売店や個人から商品になるモノを購入して再販売するという物品販売の一つの形です。
「安く仕入れて、利益を乗せて売る」という商売の基本として、古くから存在している業態です。
小売店や個人から仕入れるという点が、メーカーや代理店から仕入れる正規の物販と一線を画しています。
せどりのメリット

せどりの主なメリットは以下になります。
①参入しやすい
②即金性が高い
③個人差が小さい
④継続しやすい
せどりにも様々な手法があり、手法ごとに特性は異なりますが、上記はどの手法でも程度の差はあれ一貫しているものと思います。
一つずつ解説していきます。
①参入しやすい
せどりを始めるために、特別な知識や技能、人脈、資格は必要ありません。
取り扱う商品や目標額によっては資金も極少額で成立するのがせどりです。
本業レベルでは古物商の許可や独自の仕入ルート、競合との差別化を図れるノウハウなどが必要になってくるケースもありますが、副業レベルなら今日明日からでも始められます。
「売れる商品を安い仕入値で見つけることができる」
これが唯一の参入障壁です。
②即金性が高い
モノを売る商売なので、儲けは現金として短期間のうちに入ってきます。
実際にせどりを始める場合、ショッピングサイトやフリマアプリを使うことになります。
媒体(メルカリやAmazonなど)によって入金サイクル(売上金がいつ振り込まれるか)は異なりますが、最速で当日中、平均的には2週間程度、長くても1ヵ月です。
副業をやったことがない方には理解しづらいかもしれませんが、1ヵ月程度で結果が出るビジネスは珍しいです。
ブログアフィリエイトなどは早くて半年、むしろ1円も結果が出ず諦める人が大半です。
私もその内の一人です。笑
③個人差が小さい
ほとんどのビジネスでは当人の知識や能力に比例して稼ぎの大きさが変動するのが常です。
しかし、せどりは正しいやり方を忠実に実践できるかだけが重要で、個人の知識や能力による影響はほとんどありません。
なぜなら、買い物をするだけなので。笑
買い物とは仕入のことです。
仕入の判断時に利益計算や売れ行き予測を済ませているので、仕入れた時点で成果は8割方決まっています。
仕入をいかにミスなく効率的に出来るかがせどりの成否を分けます。
せどりに向いている人の特徴を挙げるとしたら、真面目で慎重な性格の人は成功しやすいと思います。
④継続しやすい
せどりはハードな肉体労働も無く、精神的ストレスに悩まされることも基本的にはありません。
加えて、上述してきたように結果が出やすいビジネスなので、継続しようという気持ちになりやすいです。
ビジネスは継続すること自体がとても大切です。
継続できると言うことは利益が出ているということです。
一撃何百万円と稼げるようなビジネスなら単発で終わるのもアリかもしれません。
しかし、経験と実績を積むことで想像もしていなかった発展が待っているのが事業のおもしろさです。
せどりにはそのポテンシャルがあります。
せどりのデメリット

せどりの主なデメリットは以下になります。
①不良在庫の発生リスク
②時間的・肉体的拘束
③非効率性
④社会的評価の低さ
せどりでは仮に利益が出ていたとしても上記のようなデメリットが想定されます。
一つずつ解説していきます。
①不良在庫の発生リスク
不良在庫とは、売れずに残っている商品のことです。
物品販売業では不良在庫の発生リスクを完全に避けることは出来ません。
出来ると断言している人がいたとしたら、それは詐欺です。笑
どんなに売れ筋の商品でも、価格競争や競合商品の登場、コンプライアンスの変化などにより、利益の減少や損切り、販売機会の停止などのリスクは起こり得ます。
特にせどりでは、メーカーや代理店が認めた商流(商品の販売までの流通過程)に乗らない形を採っているので、販売媒体(Amazonなど)に知的財産権の侵害を申し立てられると、販売停止や最悪の場合アカウント停止で売上金を引き出せない状態に追い込まれる可能性がある非常に弱い立場です。
不良在庫の発生は「売れない商品が家で山積みになる」だけでは済みません。
商品が売れないということは、儲けどころか仕入資金の回収が出来ないということなので、支払いにより資金繰りが悪化する可能性もあります。
不良在庫が極力生まれないような入念なリサーチや仕入単価を抑えるなどして、リスクに備えることが重要です。
また、不良在庫は「いつか売れるだろう」と現実逃避してしまいがちなので、発生が明確ではないのも注意点です。
対策としては、商品ごとに仕入日を把握し、「いつまでに売れなければ不良在庫とみなす」など決めておけば、損切りして少しでも資金回収することができます。
②時間的・肉体的拘束
せどりでは多少なりとも時間的・肉体的拘束は確実に生じます。
例えば、実店舗で商品を仕入れることを「店舗せどり」と言いますが、店舗に足を運んでリサーチするので滞在中+移動にも時間と労力を要します。
一方、商品をネットで仕入れることを「電脳せどり」と言い、PCやスマホでのリサーチするので肉体的労力は掛かりませんが、リサーチに割くための自由に体を空けられる時間は必要です。
時間に融通が利く人は店舗せどりで移動時間を掛けてでも、まとまった時間を充てる方が効率的に仕入れられます。
小刻みな時間しか割けない人は現実的に電脳せどりに絞られることになります。
③非効率性
せどり自体が非効率というわけではありません。
人によって、また手法によっては、せどりに充てる時間があればもっと効率的に稼げるビジネスは多数存在しているということです。
当然の話ですが。
情報処理に明るい方ならアフィリエイトの方が、結果が出るまで時間は要するでしょうが、生涯で稼ぐ収入の累計は高くなると思います。
昨今ならブログなどWebに限らず、SNSでもアフィリエイトや情報商材を扱うことができます。
当たればデカいビジネスに比べて、せどりで稼げる収入には限界があります。
1人でやっていくとして、がむしゃらに働いても年収1,000万円が良いとこでしょう。
私の言いたいことは、自分に自信があるならまずは可能性に賭けるべきだということです。
自分に自信のあるタイプの方は、せどりを始めても近い将来「もっと効率的に稼げるビジネスがあるだろう」と離れることになると思います。
このタイプの方は自己流で稼げず言い訳のようにフェードアウトする人が多いですが、稼げていても割に合わないと考える人も一定数います。
反対に「せどりくらいしか自分には出来そうにない」と自分に不安があるなら、せどりを選んで正解だと思います。
良く言えばひたむきに、悪く言えば愚直に物事をこなしていく人が想像以上の成果を出しています。
他の副業と比較しないからでしょうか、みなさんせどりに突っ走って、結果せどりを本業にしてしまいます。笑
他の副業で成果が出なかった方はせどりにトライしてみるのが良いと思います。
④社会的評価の低さ
世間では「せどり」と聞くと、「転売」のイメージがぬぐい切れません。
おそらくこの記事を読んでいる方にも同じような考えの方は少なくないと思います。
なので、仮にせどりを始めても今の考えのままでは、自信を持ってせどりをしているとは言えないでしょう。
一方、私はせどりと転売は全く別物と考えています。
せどり:実は供給が足りていないモノを安く仕入れて相場で売る。
転売:明らかに需要の高いモノを買い占めて高値で売る。
冒頭で「安く仕入れて、利益を乗せて売る」という表現を使いましたが、「安く仕入れて、高く売る」ではありません。
利益を乗せてもなお相場で売れるものを仕入れています。
世間様に顔向けできないような商売では全くありません。
その商品を必要としている方の目に留まり、適正価格で届けるための販路を作るのがせどりです。
誇れる仕事だと私は思います。
この記事を読んだあなたはもう「せどりと転売は違う」ということが分かりました。
あとはもう心掛け次第です。笑
あとがき

以上、せどりのメリット・デメリットについてでした。
ポジショントークにならないようにデメリットの方に力を入れたつもりでしたが、結局せどりへの愛が溢れてしまいました。笑
どんな副業でもメリット・デメリットはあります。
メリットばかりに目が行きがちですが、副業選びに大事なのは、デメリットを受け入れられるか、また少しでも解消する対策はあるかという点だと思います。
デメリットとどう付き合っていくか、それが見えた時、「こいつにしよう」、「選んで良かった」、「ずっと続けていこう」と思える時だと思います。
結婚と同じですね。
違いますかね。笑
これから副業やせどりを始めようとしている方の参考になれば幸いです。
それではまた、別の記事で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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