中古せどりの仕入れ資金はいくら必要?【新品せどりより圧倒的に少ない理由】
おはようございます、パグです
「せどりを始めたいけど、資金がいくら必要か分からない」
これはせどりを検討している方から最もよくいただく質問の一つです
ネットで調べると「50万円は用意しておくべき」という記事が多く、不安になった方もいるのではないでしょうか
その不安は中古せどりには当てはまりません
この記事では、私が実践している店舗中古せどりの仕入れ資金の考え方と、実際にいくらあれば始められるかを余すことなく公開します
仕入れ資金の考え方

仕入れ資金は「いくら用意できるか」ではなく、「目標利益からいくら必要かを逆算する」という考え方が正しいです
新品せどりの場合
新品せどりの利益率は良くて15%程度です
仮に利益率10%・原価率60%(原価60%=売上100%−利益10%−販売手数料&送料30%)で月利30万円を目指すなら、180万円の仕入れ資金が必要になります
月利30万円 ÷ 10% = 売上300万円
売上300万円 × 60% = 仕入れ180万円
つまり、利益額の約8倍の仕入れ資金が必要ということです
「50万円必要」という記事が多いですが、実際には50万円分仕入れて得られる月利は8万円程度です
なお、これは全ての商品が順調に売れた場合の理論値です
現実では価格競争で利益が目減りしたり赤字になったり、不良在庫として仕入れ分の損失を被ることもあります
50万円分のリスクを負って、最大月利8万円を目指す
これが一般的な新品せどりのビジネスモデルです
中古せどりの場合
私のスキームである店舗中古せどりの利益率は40〜50%です
仮に利益率45%・原価率25%(原価25%=売上100%−利益45%−販売手数料&送料30%)で同じく月利30万円を目指す場合、仕入れ資金は約17万円が必要になります
月利30万円 ÷ 45% = 売上約67万円
売上約67万円 × 25% = 仕入れ約17万円
つまり、利益額の56%の仕入れ資金で済むということです
新品なら目標利益の約8倍の仕入れ、中古なら目標利益額の約半分の仕入れが必要と覚えておきましょう
比較すると、
新品は中古の10倍以上
中古は新品の10分の1以下
の仕入れで同じ利益が稼げることになります
これが資金が少ない方には中古せどりが向いている理由です
クレカで支払うなら現金は不要
言ってしまえば、仕入れや経費を全てクレジットカードで支払うなら資金を現金で用意しておく必要ありません
これは新品でも中古でも変わりありません
しかし、背負うリスクに圧倒的な差があります
新品で月利30万円を目指す場合、クレカ枠200万円をフルに使ってようやく勝負できる土台に乗れます
一方、中古せどりで月利30万円を目指す場合、クレカ枠50万円もあれば十分過ぎるくらいです
クレカの支払いを滞納すれば大変なことになるのは想像に難くないでしょう
「自分が仕入れた商品はちゃんと売れる」なんて考えでカードを切るのは、シンプルに人生を賭けたギャンブルです
何らかの問題が生じて入金が滞った時、自分の力で何とかできる範囲で活動することが大切です
そこで、「現金は不要」と言いつつも、備えとしての現金は持っておくことをおすすめします
どの程度の現金を準備しておくべきか、詳細は後述します
まずは、仕入れ資金とは別に把握しておくべき費用を説明します
忘れがちな費用

仕入れ資金以外にも、毎月かかる固定費と初期費用があります
システム利用料
本格的にせどりで稼ぐなら、月額のかかる有料ツールの導入は必須です
私が実際に使っているツールの月額はこうなっています
| ツール | 月額(税込) |
|---|---|
| Amazonセラーアカウント(大口出品) | 5,390円 |
| セラースケット(オールインワンパック) | 5,480円 |
| Keepa | €29(約4,500円前後) |
| 合計 | 約15,000円 |
月額15,000円が固定費の目安です
AmazonセラーアカウントはAmazonで販売するために必須で、月10万円以上稼ぎたいなら大口出品の形態にしておいた方が結果的に販売手数料がお得になります
セラースケットはアカウント停止リスクを回避するための機能を備えた出品サポートツールで、リサーチや在庫管理などを圧倒的に効率化してくれます
Keepaは過去の販売実績から売れ行きや相場などを分かりやすく教えてくれるリサーチツールで、精度の高いリサーチが可能になります
なお、これらのツールは値上がり傾向にあります
私自身、セラースケットは初期価格の4,980円で今も使えています
これからせどりを始めようとしている方は、少しでも有利なコストで戦えるように早めに登録しておくことをおすすめします
初期費用(消耗品・備品)
始める際に揃えておきたい消耗品・備品をまとめます
入手必須のもの
| 品目 | 目安費用 |
|---|---|
| シールはがし(ペン型) | 約500円 |
| シールはがし(ボトル型) | 約1,000円 |
| FBA納品用ラベルシール100枚 | 約2,400円 |
これらは一般的な家庭には無いものなので、購入する必要があります
シールはがしは値札を綺麗に剥がすための溶剤です
100均でスプレータイプのものをよく見かけますが、実務的には使い勝手が悪く効果が薄いです
よく使う物なので、少々割高でも専用品を使用した方が格段に効率的です
FBA納品用ラベルシールはFBAを利用するなら必須です
1シートで商品24件分のシールが使えるシートが100枚入り約2,400円なので、シール1枚あたり約1円です
2,400円は値が張っているように感じるかもしれませんが、一度買っておけば長く使えます
私の場合、月利30万円を毎月約400件の仕入れで作っているので、半年くらい持ちます
家にあるもので代用できるもの
- ダンボール140サイズ20枚:約5,000円
- 緩衝材(無地新聞紙):約3,000円
- ウェットティッシュ・クラフトテープ・セロハンテープ・ポリ袋など
これらも良いものを購入した方が後々便利ですが、できるだけ初期費用を抑えたい場合は家にあるもので代用可能です
まとめ買いすれば1つあたりのコストは安くなるので、余裕が出てきたら買い揃えていくのが良いでしょう
私の場合、ダンボールは月8枚で約2,000円、緩衝材は1年以上持つので月あたり250円もしません
各備品の詳細や選び方については以下の記事で詳しく解説しています
保険としての現金は持っておくべき

クレカでの支払いを徹底すればポイントもそれなりに貯まります
中古せどりで支出が少ない私ですら、毎月3,000円分以上のポイント還元を受けています
正直な話、今どき現金払いなんて賢い選択とは言えません
事業支出は日常使いとは比べ物にならないほど貯まりやすいので、クレカを使わないのはもったいないです
しかし、何らかの問題で資金回収が遅れて”クレカ滞納”となると、計り知れない悪影響を被ります
なので、保険としての現金は手元に準備しておいて、最悪の事態にも備えておくことが望ましいです
どの程度の現金を準備しておくべきかの目安が以下になります
① 仕入れの保険
中古せどりなら目標利益額の50〜60%程度を現金で確保しておきましょう
例えば、
- 月利10万円を目標にするなら、5〜6万円
- 月利30万円を目標にするなら、15〜18万円
を手元に置いておくイメージです
これをしておくことで、万が一アカウントが停止・凍結された場合や想定外に売れ行きが悪化した場合にもクレカ滞納を回避できます
正しいリサーチができていて、適正価格で販売できていれば、手出しになることは早々ありません(中古せどりを始めて以降、手出しが発生した経験は一度もありません)
② 運転資金
システム利用料の約2ヶ月分+消耗品費として、約3万円と考えていれば十分です
多くの場合、初出品から翌月にはある程度の現金が入ってくるので、この運転資金もあくまで保険です
なぜ2ヶ月分かというと、初心者は以下の期間が長くなる可能性があるからです
- 出品までの期間(システム操作やオペレーションに不慣れなため)
- 売れるまでの期間(リサーチや値付けが洗練されていないため)
- 売上金が入金されるまでの期間(システム上の留保期間が長いため)
単体で見るとすぐに売れてすぐにお金になるモノもあるかと思いますが、実務上は全体で見る必要があります
2ヶ月あれば十分に回収が進んでいるはずで、回収が進んでいなければ何らかの問題があるということです
こうした危機意識を持ち、実際にリスクヘッジまで動けるかが、事業経営者の力量です
せどりも事業である以上、例外ではありません
備えをしなかったがために失敗に終わる人は数知れず、今日もどこかで涙している人がいます
ピンチにもギリギリで耐えられる人がやがて成功を掴みます
借入・無計画な資金調達はNG

「資金が足りないなら借りればいい」と考える方もいますが、おすすめしません
当たり前な話ですが、資金頼りなビジネスモデルは資金不足な人がやることではないです
借入は非推奨
借入には利息がかかります
「利息を賄えるだけ稼げれば良いじゃないか」と考える方もいると思いますが、毎月利息を支払うということは利率の分だけ利益率が下がっていることに他なりません
新品せどりはただでさえ利益率が低いのに、そこからさらに下がるなんてことになれば、どこからお金が湧いてくるのでしょうか
「お金さえあればお金を作れる」と考えて良いのは金融知識が豊富な方だけです
元経理マンであり、一棟物の投資用不動産を取り扱っていたものですから、利息の計算には慣れ親しんできました
企業ならまだしも、一個人が有効活用できる代物ではないことは肝に銘じていただければ幸いです
「法人化して融資」「クレカを複数枚作る」も不要
コンサル界隈では、法人化して融資を受けやすくする・クレカを何枚も作って仕入れ枠を増やすという手法を勧めるケースがあります
しかしこれは利益率の低い仕入れしかできないから資金を大量に必要とするのであって、利益率の高い中古せどりには不要な考え方です
「融資」と聞くといかにも真っ当な資金調達方法に感じますが、本質はただの借入です
クレカ複数枚も多重債務者への伏線にしか思えません
中古せどりで月30万円稼ぎたいならクレカ枠50万円あれば十分です
無理な資金調達をする必要はありません
クレジットカードはせどり用に1枚用意しよう
還元率などにこだわりがなければ、どのカードでも問題ありません
ただし一点だけ強くおすすめしたいのが、せどり専用のカードを1枚作ることです
普段使いのカードと混在させると、確定申告の際に仕訳の手間が大幅に増えます
せどり用に1枚専用カードを作っておくだけで、経費の把握が格段にラクになります
私は楽天カードを使っていますが、特にこだわりはありません
自分が使いやすいカードで構いません
まとめ

- 仕入れ資金は目標利益から逆算して算出する
- 中古せどりは利益率が高いので新品せどりと比べて必要資金が圧倒的に少ない
- 月利30万円を目指す場合でもクレカ枠50万円で十分
- 保険として現金を持つなら目標利益額の50〜60%+運転資金3万円が目安
- 月利10万円を目標にするなら合計10万円あれば安心
- 借入・複数枚クレカ作成は不要
- せどり専用のクレカは1枚用意するのがおすすめ
資金面でのハードルが低いのが中古せどりの強みです
さらに、少ない資金で始めても収益力が劣るわけでもありません
「資金が少ないから不安」という方こそ、正しいやり方を最短で身につけることが最も成功に近づく選択です
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