せどりは利益商品が見つからないことには始まりません。
原点にして最大の問題をプロせどらーが徹底解説します。
おはようございます。
パグです。
この記事では、せどりの最初の壁”利益商品が見つからない”問題についてお伝えします。
世の中には無数とも言えるほどの商品があるのに、なぜ利益商品が見つからないのか。
せどりを始めた方は一度は必ずぶつかる壁ではないでしょうか。
私自身もせどりを始めてしばらくは全く成果が上がらず苦悩していました。
「頑張っているのに利益商品がなかなか見つからない…」と悩んでいる方は、この記事で解説していることが理由かもしれません。
原因が分かれば対策は可能です。
店舗せどりにも電脳せどりにも共通しているので、仕入れに悩んでいるせどらーさんは心当たりがないか確認してみてください。
せどりの利益商品とは

まずは利益商品の定義を確認します。
ここがズレていると利益どころか赤字になる恐れがあります。
利益商品とは以下の条件を満たしている商品です。
・利益額がプラス
・想定期間内に売れる
・労働対価が見合っている
利益額がプラス
商品を仕入れる際はリサーチで利益計算をして利益額がプラスであることを確認します。
利益計算
利益額=販売想定価格-仕入値-販売手数料-配送料
販売想定額とは売れるであろう出品価格のことで、販売想定額から仕入値を差し引いた額を粗利額と言います。
粗利がプラスなのは当然として、販売手数料と配送料もリサーチ時に計算しておくべきです。
その他、特別な梱包が必要な場合は梱包材費も加味しておく必要があります。
上記を計算した結果がプラスで初めて利益商品の”候補”となります。
想定期間内に売れる
利益額がプラスでも売れなければ話になりません。
また、売れたとしても予定していた期間内に売れなければ実益が小さくなります。
例えば、1,000円で仕入れて2,000円の利益が出る商品を仕入れたとしましょう。
仕入れたということはすでに1,000円の出費が発生しています。
売れれば2,000円の儲けですが、仕入れの出費分も売れて初めて回収できます。
つまり、売れていない間は仕入れ分のお金が無くなっているということです。
1,000円なら入ってこなくても影響はほとんどないと思いますが、これが100件あって10万円ならどうでしょう。
その資金があれば他でもっと早く利益が作れていたかもしれません。
早いか遅いかは個人差があります。
大切なのは自分で想定していた期間内に売れるかということです。
これは結果論ではなく、”売り切り期間も想定してリサーチしているか”という論点です。
労働対価が見合っている
いくら利益額がプラスでも、想定期間内に売れても、労働対価に見合っていなければ成功とは呼べません。
商品を売り上げるまでには、仕入れ・出品・販売・発送など様々な作業が存在します。
全ての工程が1時間だとして、利益額が500円だといかがでしょう。
時給1,000円のバイトでもしていた方が倍は稼げます。
ストレスは少ないですが常に仕入れのリスクを背負っています。
「自分のペースでストレスなく500円稼げるなら満足!」という方も中にはいるでしょう。
しかし、あまりに低い労働対価は実は継続することが身体的にも精神的にも難しいです。
労力と時間に見合った稼ぎが得られることが利益商品の隠れた必須条件になります。
上記条件をクリアしている利益商品を見つけることがせどりの命題です。
利益商品が見つからない理由

利益商品が見つからない理由は多岐に渡ります。
よくあるケースを順番にお伝えしていきます。
リサーチ力の問題
根本的に利益商品の見つけ方がぼんやりとしている場合など個人による問題があります。
分かっているつもりでも具体性が欠けているケースは意外と多いです。
・見切り発車
・当てずっぽう
・手当たり次第
こういった言葉にうしろめたさがある方はリサーチ力が不足している可能性が高いです。
膨大な商品数の中からリサーチする商品を選別し、その選んだ商品が利益商品である確率が高いかどうかがリサーチ力です。
「何件中何件が利益商品だったらリサーチ力が高い」という基準は一概には定義できませんが、費やした時間内にどれだけ労働対価に見合う商品が見つかったかで一つの指標とすることができます。
例えば、時給換算1,000円の労働効率が実現できれば満足という場合、1時間(リサーチ・検品・出品・梱包・発送まで含む)の所要時間で利益額500円の商品を見つけたとすると、リサーチ力は50%です。
必要な実力が半分しかないということです。
始めたばかりのうちは全く成果が上がらなくてもやむを得ない面もありますが、ある程度やっていて50%に満たない場合はリサーチの基礎的なところから学び直しが必要です。
せどりの種類
どんな商品を仕入れるか、どのように仕入れるかによって、利益商品の見つけやすさに差があります。
理由は利益商品の見つけ方(リサーチ方法)に違いがあるからです。
これは構造的な問題です。
新品せどりの場合、小売店で仕入れるためセールで大幅割引されている商品でなければ利益が出づらい傾向があります。
つまり、大幅割引されている商品を見つけるのが難しいと言えます。
中古せどりの場合、仕入値が極端に安いため利益は出やすいですが、状態による適正価格の見極めが必要になります。
つまり、販売に適した商品を見つけるのが難しいと言えます。
店舗せどりの場合、店舗に行ってみなければ利益商品があるか分からないことが難点です。
つまり、行き当たりばったりで無計画な仕入れになる可能性が高いと言えます。
電脳せどりの場合、日本中に競合がいるので、有利な価格で仕入れる(優位な地位で販売する)ことが難しいです。
つまり、お得な商品を見つけるために長時間を無駄にする可能性が高いと言えます。
商品ジャンルの特性
取り扱う商品ジャンルの特性によって利益商品の見つけやすさに違いがあることも利益商品が見つからない理由かもしれません。
以下に具体例を紹介します。
・家電
リサーチしやすいため競合が多くレッドオーシャンになりやすい
大型商品は配送料が高く、リスクの割に利益が低い
・おもちゃ
人気のせどりジャンルのため競合が多くレッドオーシャンになりやすい
流通量が多いため再販価格が上がりづらく、利益が出にくい
・本、CD、DVD、ゲーム
多すぎてリサーチ対象が絞り切れず時間がかかる
プレミア商品・廃盤品の情報は一昔前より知れ渡っているので見つけるのが難しい
・ブランド品
販売価格が高いが仕入値も高く、豊富な仕入れ資金が必要(高価格帯なので売れ行きが遅い)
安い仕入値で見つかってもリペア技術がなければ利益が出る価格での販売は難しい
上記のように、利益商品が見つからない理由は様々です。
理由に沿った対策を取らなければ改善効果は期待できません。
次に対策方法を解説します。
見つからない時の対策方法

上記で解説した利益商品が見つからない理由への対策方法を順番に紹介します。
問題:基礎的なノウハウの不足
⇒対策:実績のある経験者から学ぶ
書籍やWeb・SNSでの情報収集、情報商材の購入、スクールやコンサルへの参加
この問題については、独学である程度の期間成果が出なかったら経験者に教わるしか解決方法は無いです。
情報にお金を払うのは心理的ハードルが高いですが、現在せどりで稼いでいる人の多く(おそらく9割以上)は対価を払って上質な情報を取得しています。
気を付けるべきは、教わろうとしている経験者が本物の実績を持っているかということです。
世間にはそれっぽく見えて全く実の無い情報があふれています。
やろうとしているせどりのビジネスモデルをしっかり調べてから、対価を支払う価値のある情報を入手しましょう。
課題:膨大な商品数から大幅割引されている商品を見つける
⇒対策:事前情報を入手する
セール日、棚卸日、法改正、メーカー情報(上位機種発売、生産中止など)
新品せどりは情報が命です。
情報商材で配られている具体的な商品リストを追うだけでは全く追いつきません。
利益率が低く量で稼ぐ必要があるので、競合より早く情報をキャッチしてレッドオーシャンになる前に売り切るスピード感が重要です。
原価率が高く赤字に転じるリスクも高いので、利益計算はシビアにしておきましょう。
資金が豊富な人は競合が生まれづらいように市場を独占して心理戦に持ち込むのも手です。
課題:限られた商品数から状態が良好な商品を見つける
⇒対策:商品の特性を分析する
材質、購買層(なぜ欲しいのか、どんな使い方をするのか)、仕入先の流通量、状態による相場など
唯一無二の商品を扱う中古せどりでは需給バランスの計算が収益力を左右します。
商品のポテンシャルを最大化できれば50%を超える利益率も現実的です。
経験を積めば購入者心理が読めるようになってくるので、売れ行きも自在に操作することも可能になります。
私が中古せどりをコンサルしている理由の一つです。
問題:無計画な仕入れになる可能性が高い
⇒対策:店舗ごとの傾向を知る
取扱商品の把握、店舗間の回り方、値付けの傾向、特定ジャンルの充実度など
実店舗に足を運ぶからには確実に利益商品を入手したいところです。
店舗への訪問のたびに地図アプリに詳細な記録を残しておくことで、タイムロス削減やリサーチ精度の向上につながり仕入れが安定していきます。
あなたしか持っていない貴重な情報はせどりの資産です。
問題:長時間を無駄にする可能性が高い
⇒対策:各サイトをリスト化する
セール日の把握、サイト訪問ルーティーン化、新着チェック体制など
いつでもどこでもリサーチできるとはいえ、むやみに時間を浪費していると継続する気が失せてしまいます。
リサーチの効率を少しでも上げられるように準備して臨むことが時間短縮につながります。
経費が掛からないので赤字になるリスクは低いですが、リサーチツールに課金している場合は要注意です。
問題:見つかりづらいジャンルを追っている可能性がある
⇒対策:方針転換する
見つかりやすいジャンルへ移行、取り扱いジャンルを拡大など
情報化が進んだ現代では、リサーチ競争により仕入値の上昇(高くても買う人が増えた)や、供給量の増加により販売価格の下落が生じやすくなりました。
そんな中で長く稼ぎ続けられるせどらーでいるためには、商品ジャンルの特性から市場を読み解き、新たなジャンルを開拓する思考力を養う必要があります。
例えば、
・育児中で外出が難しいママさんの需要を狙う
⇒ベビー用品、知育玩具
・未使用のモノがリサイクルショップに並びやすい
⇒贈答品⇒キッチン用品、繊維商品、消え物
・すぐに欲しいが買い物に出るまでは面倒
⇒安価な消耗品⇒生活必需品、電球・蛍光灯、洗剤
など、考え方次第でいくらでも出てきます。
既存のよくあるせどりから逸脱することが令和のせどりにおける商機です。
以上、せどりの利益商品が見つからない理由と対策についてお伝えしてきました。
利益商品の見つけ方というと、「このツールでこうやって見る!」「この商品がねらい目!」のような具体的なリサーチ方法に論点が挙がりがちですが、私はもっと広い視野でせどり自体を一度見下ろしてみるのが効果的だと考えています。
そうすることで「着眼点をどこに持っていけばいいか」が自分の中で導き出されます。
誰かの後を追うせどりから自分で作り上げるせどりへ。
これから一緒に学んでいきましょう。
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