おはようございます。
パグです。
先日人生で初めて、仕入れ中にせどらーさんに話しかけられました。
私にとっては衝撃的な経験だったので、その一部始終をお話ししたいと思います。
会話内容をなるべく思い出しながら克明に表現できるように頑張ります。笑
東京のせどりでは、23区内は値付けや品揃えが良くないため、基本的に”都下”と呼ばれる都心より人口密度が低いるエリアが主戦場になります。
今回ハプニングが起きた場所は東京でも西側の都下、某リサイクルショップで遭遇しました。
後々分かることになりますが、遭遇した時点で私自身「あ、この人はせどらーだな」と確信していました。
それもそのはず、せどらーさんは小型のバーコードリーダーを使ってビームせどりをしていたからです。
私はスマホでリサーチしていたので、その方にもすぐに私がせどらーであることは認識されたかと思います。
せどらー同士あまり近くでリサーチするのも気まずいので(笑)、商品棚が被らないようになるべく離れてリサーチしていました。
接近には気を使いながらも、それ以外は私もせどらーさんも特に意識することなく自分のせどりに勤しんでいたと思います。
たまにすれ違う時もあったのでカゴを見てみると、カゴは満たされてはいますが4~5件でした。
商品の傾向としては日用品やキッチン用品など、私と同じオールジャンルなようでした。
一方、私はカゴ2杯があふれんばかりで、多ジャンルに覆いつくされていました。
おそらく私のカゴは見られていないと思いますが、心の中で若干の優越感がありました。
性格悪いですね。笑
せどらーさんが先にお会計をし、すぐ後で私も会計を済ませて車へ戻り、次の店舗へ向かいました。
別のせどらーに遭遇することは多くは無いですが、せどり人口の多いエリアでは珍しいことでもないので、凝視したり目があったりすることはほとんどありません。
しかし、この日は違いました。
なぜなら、次の店舗でも同じそのせどらーさんに遭遇したからです。笑
店舗間が近ければ無い話でもないですが、そこそこ離れていたのにバッタリ再会してしまいました。
まさか数分後にまた出会うとは想像していなかったです。
気まずいやら照れくさいやら、お相手も同じ気持ちだったでしょう。
さすがにどんな人か気になってチラ見してところ、目が合ってしまいました。
見た感じおそらく20代後半~30代前半くらいの活発そうなお兄さんでした。
その方のハッ!とした顔を見て、私は「眺めてしまって悪いことしたな~」と申し訳ない気持ちになり、前の店舗より一層距離を取ってリサーチすることにしました。
すれ違うこともありましたが、悪いことをしたと感じている手前、私は伏目がちにそそくさと離れていました。
夕方近くになり、利益は充分に取れたのでぼちぼち帰ろうと思った矢先でした。
背後から「あの~突然すみません」と声をかけられました。
その瞬間ドキッ!と鼓動は高まり、振り返ると件のお兄さんが立っていました。
いろいろな考えが刹那に頭を巡りました。
見たことに怒っているのか?
確保していた商品を知らずに横取りしていたとか?
勉強熱心なせどらーでせどりの情報交換したいとか?
声色からして怒っている感じではない!
情報交換が目的の線が濃厚!
おそらくこの後に続く言葉は「もしせどらーさんでしたら情報交換しませんか?」だろう!
だったら私も話したい!
むしろせどり仲間になってほしい!
ここまで0.01秒です。
疑心暗鬼な私にできる限りの明るい表情と声で「はい!」と答えました。
しかし、お相手から返ってきた内容は予想を裏切るものでした。
せどらーさん「間違ってたらすみません、せどらーのパグさんではないですか?」
えぇーーー、えぇーーー
混乱しました。
名指し!?
なぜ知っているんだ…
私「ぁ、ぁ、は、はい、そ、そうです…」
先ほど超高速CPUで最適な対応を弾き出した脳とは思えません。
毅然とした態度を装ったつもりでしたが、めちゃくちゃキョドって気持ち悪かったと思います…
せどらーさんは「おぉ~」と驚く表情。
せどらーさん「もしかしたらそうじゃないかと思いました。ブログ見させてもらってます。」
マジか、こんなことってあるんだ。
ブログからご連絡をいただくことは数あれど、直接声を掛けられたのは初めてでした。
あまりの衝撃に上ずる声。
私「ほ、本当ですか!うわぁ~ありがとうございますぅ!」
せどらーさん「中古せどりを始めてからパグさんを参考していろんなジャンルに広げて頑張ってます。」
シンプルに嬉しくてテンションが上がってしまいました。
私「そうなんですね!たしかに幅広いジャンル仕入れられていますよね!」
「あっ、すみません、カゴ見てしまって…」
いまだ混乱して情緒不安定ですね…
こんな会話をしていたなと必死に思い出して書いています。笑
せどらーさん「いえいえ、せどらーがいるな~と自分も見ていたので。笑」
「まさか有名な方だとは思いませんでした。」
私「有名なんてそんな、滅相もない…。」
どう考えても有名なはずがないので、恐る恐る聞いてみました。
私「あの~ちなみになぜブログの奴だとお分かりになったのですか…?」
せどらーさん「あ、びっくりさせてすみません。」
「東京の方だと書かれてましたし、プロフィール写真でヒゲの方だったのでもしかしたらと思いました。笑」
東京とヒゲかぁ~。笑
照れとシンプルな理由で笑ってしまいました。
勘が良すぎというか、それだけの要素で話しかけられるなんて肝が据わりすぎです。笑
せどらーさん「あ、あと確信したのはカゴですね。これからお会計ですよね?」
「こんな統一感のない商品を大量に買う人、滅多にいなくないですか?笑」
私のカゴを指さして笑うせどらーさん。
たしかにこの店舗でもカゴ2つ満たしていました。
「なるほど」と笑うしかない私。
せどらーさん「この店舗着いた時目が合ったじゃないですか。」
私「そうですね…前の店舗でもいらっしゃったんで、びっくりして見ちゃいました。笑」
せどらーさん「ですよね(笑)、気まずって思ったんですけど、なんか見覚えあるな~って」
「そこでもしかしたらと思ってたんですけど、でもあまりカゴに入ってなければ違うかな~と思ってて。」
「で、お会計に向かう時見たら死ぬほど入ってたんで。笑」
私「完全にせどらーですよね。笑」
せどらーさん「点と点が結び付きました。笑」
「すみません、突然話しかけて。」
私「いえいえ!嬉しいです!」
「お会計してくるんでもしよかったら外でもう少しお話ししますか!」
せどらーさん「あ、ありがとうございます、ぜひ。じゃあ自分も終わろうと思ってたんで会計します。」
順番に会計を済ませることにしました。
この待ち時間のソワソワ感は一生忘れることはないでしょう。笑
お互い車に商品を置いて再集合しました。
手ぶらになり、さすがに冷静さを取り戻した私。
私「お疲れ様でした。今回はどうでしたか?」
せどらーさん「お疲れ様でした。まぁ可もなく不可もなくって感じでした。笑」
私「不可ではなければ御の字です。笑」
改めて思い返すと、ちょっと余裕感があってウザいですね…
せどらーさん「ですね(笑)。パグさんはここでは利益いくらでしたか?」
「すみません、仕入額は後ろからのぞき見してしまいました。笑」
私「視線を感じて気が気じゃなかったです。笑」
「ここの見込みは1万ちょいでしたね。」
30分程度で7件、仕入額4,620円、最低見込み利益1.2万円、着地約1.4万円でした。
せどらーさん「さすがですね~。自分のは恥ずかしいので聞かないでください。笑」
「ちなみに今日一日の成果はどうだったんですか?」
私「実は今回2泊3日だったんですけど、昨日大学の部活の同期と集まって飲んでて、今日は昼過ぎまで死んでたんです。笑」
二日酔いになることは想定していましたが、ここまで酷いとは想定外でした。
せどらーさん「マジですか。それはお疲れ様です。笑」
私「何とか14時半ごろ復活して、この店舗で2軒目だったんで今日は3万そこらですね。笑」
「なので2泊3日の成果としては最低13万、2~3割減で見てるので着地で15~16万ってとこです。」
仕入れ済みリストを見せてあげました。

仕入れ中はかなり悲観的な値付けをしているので、理想的に売れれば20万弱といったところです。
せどらーさん「えぇ~うわヤバ!すっげぇ~。」
日常で直接せどりの成績を褒められることがあまりないので嬉しくなりました。笑
私「リストの中も見ていいですよ(誇らしげ)」
せどらーさん「あ、ありがとうございます。ほぉ~マジ勉強になります。ホントに統一感ないですね。笑」
私「全部いきます。笑」
せどらーさん「プロですね~。笑」
だいたいこんな感じの会話だったと思います。
このあとお互いのプライベートな話題も交えつつ、20分くらいお話ししました。
まだまだお話ししていたかったですが、帰宅の時間が近づいてきたのでLINE交換してこの日はお別れしました。
いい人で良かった…
ありきたりな言葉ですが、出会いに感謝です。
いつもはコンサルでかけがえのないご縁を賜っていますが、今回は一風変わったご縁となりました。
世間は狭いですね、思ってたより狭かったです。笑
驚きと楽しさが凝縮した出来事だったので記事にさせていただきました。
Sさん、ありがとうございました^^
普段から真面目に記事を書いている自負はありますが、こんな個人ブログでもリアルで読者さんに遭遇することもあるんだと思うと一層身が引き締まります。
これからもせどりに役立つ記事をドシドシ書いていきたいと思いますので、「あのヒゲ、もしかして…?」と思ったら優しく声をかけてください。
気持ち悪くならないように頑張ってリアクションします。笑