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メルカリせどり vs Amazonせどり【メリット&デメリットを比較!】

副業せどりの販売方法として有名なメルカリとAmazonの特性を、どちらも使っているプロせどらーが初心者にも分かりやすく解説します。

おはようございます。
パグです。

この記事では、メルカリせどりAmazonせどりのメリットとデメリットについて解説します。

ここで言う「メルカリせどり」「Amazonせどり」は販売経路として何を選ぶかという話で、仕入先のことではありません。
仕入方法には店舗と電脳(ネット)の別がありますが、ここでは特に考慮しません。

メルカリもAmazonも誰しもが聞いたことのある有名なショッピングサイト(アプリ)だと思いますが、両者は特性に大きな違いがあります。

それぞれの特性を理解し、ご自身に向いている販売経路を選んでいただければと思います。

それでは早速いきましょう↓↓

メルカリの基礎知識

メルカリはフリマアプリで最強!

メルカリは数あるフリマアプリの一つです。
フリマアプリとは、主に個人間による物品の売買ができるスマートフォン用のアプリのことです。
現在では法人でも新品でも出品可能なので、ほぼショッピングサイトの域に達していますが、一応個人の中古品が主戦場です。

非常に多くのフリマアプリが存在していますが、現時点ではメルカリが頭一つ以上抜けている印象です。

利用者数で言うと、

メルカリ(約2,200万人)>ヤフオク(約1,700万人)>ラクマ(約500万人)≧Paypayフリマ>その他

の順に多く、ヤフオク+ラクマor Paypayフリマでやっとメルカリ単体に追いつくというレベルです。

全てのフリマアプリを駆使するのが一番ですが管理に労力を要するので、一つ選ぶとすれば最も利用者数の多いメルカリになると思います。

なのでここではメルカリに絞って解説します。

メルカリは超初心者でも取り組みやすい!

メルカリを始めようと思ったらその日のうちに、なんなら1時間もあれば使えるようになると思います。
発送資材以外にはスマホさえあれば始めることができます。

設定方法も操作方法も簡単なので、使い方で差が付くというようなことはほとんどありません。
「こんな売り方をすれば利益が爆増!」なんてメルカリコンサルもありますが大した影響は無いです。

販売手数料としては販売価格の10%掛かりますがフリマアプリでは平均的な率ですし、配送料もヤマトや郵便局との提携があり他のフリマアプリより有利な面があります。
一般的な利用法であれば月額のシステム利用料が掛かることもないので、サボっても損することは無いです。

誰でも平均点が採れる心理的なハードルが低い、といった点が初心者でも取り組みやすくメルカリのメリットと言えます。

メルカリの利用者は女性が多い!

メルカリの始めやすさ、手軽さから利用者は女性が多いです。
年齢層的には20~30代がボリュームゾーンです。
そしてその影響から取扱商品は雑貨・インテリア化粧品・美容品の順に多くなっています。

上記ジャンルを取り扱う予定の場合、競合が多いとマイナスに捉えるか、マーケットが大きいとプラスに捉えるかはそれぞれですが、
私は「向いている」と判断しています。

なぜかと言うと、特に服(アパレル・ブランド)は、メルカリ(フリマアプリ)でなければ出品できないという特性があるからです。
Amazon含め大手ショッピングサイトでは、ブランド品(高級ブランドというわけではなく)を出品する際は一定の要件を満たすことが必要なケースが多いです。(やり方次第で突破できますが)

なのでアパレルや化粧品を主に取り扱いたい場合はメルカリが適しているということになります。
私の友人の美容師でメルカリせどりをやっている方がいますが、職業柄ファッションの勉強にもなるのでアパレルやバッグをメルカリで取り扱っています。

メルカリせどりのメリット&デメリット

メルカリのメリット

・初心者でも始めやすい
・月額費用が掛からない
・出品の自由度が高い

初心者でも始めやすい

誰でも簡単に利用できるのがメルカリの強みです。
せどりをしようと思う前からメルカリはやっているという方も多いと思います。
それだけハードルが低いということです。

一方、「ハードルが低い」ということは「競合が生まれやすい」とも言い換えることができます。
同じような商品を出品する人が多いほど価格競争により値段が落ちやすく、回転が悪くなります。

仕入時に、競合は多くないか、最低価格でも損失は生まれないかを念入りにリサーチすることが重要です。

月額費用が掛からない

メルカリは固定費として月額使用料が掛かりません。
売れた時にだけ、売値の10%の販売手数料と配送料が掛かるシステムです。
※配送料はサイズに応じて上下するので、仕入時に配送料はいくらになるか、サイズをしっかり把握する必要があります。

固定費が無いということは、全く稼働しない月があっても損しないということです。
お小遣い稼ぎとしてたまにチャリンと収入があればいいという方にピッタリです。

「やらなきゃ!」という心理的な圧迫が無いことはメルカリのメリットと言えると思います。

出品の自由度が高い

前述したように、メルカリ出品に向いている(出品可能・売れやすい)商品ジャンルはあれど、メルカリには出品できないというジャンルは少ない(医療機器などは出品禁止)ので、出品の自由度の高さはメルカリのメリットと言えます。

後述しますが、Amazonでは出品を制限されている商品が少なくありません。
制限に問題が無いか調べるという面倒な工程を踏まないで良いので、Amazonを主戦場にしている私としてはこの点が一番羨ましいです。笑

メルカリのデメリット

・出品作業、販売作業が面倒くさい
・自宅での在庫の保管が必要
・配送料が高くつく
・リサーチの精度が低い

※フリマアプリ専門の販売(納品)代行業者販売管理ツールというものが近年数多く出てきています。
上記のデメリットはそれらを利用すればある程度解消されるものもありますが、業者やツールは善し悪しの差が激しく、品質(保管、梱包、発送、顧客対応が悪いとクレームに繋がる)や利益(代行手数料、利用料によって増減)に大きく影響します。
「この手数料では成り立たないでしょ~」というところが多いので、優秀な委託先を見つけることが至難であることから、それらは利用しない前提で進めます。

出品作業、販売作業が面倒くさい

メルカリは出品作業や販売作業もアプリで完結するほど簡単かつ単純なので、慣れるまで時間は掛かりません。

しかしアプリで完結する仕様上、短縮できる工程があまりないので、1出品ごとに必須の作業量がAmazonと比べると多いと感じます。

面倒だと感じる作業の具体例を説明します。

出品作業

・写真撮り
・商品名の名づけ
・商品説明、コンディション説明

「その程度のこと!?」と感じるかもしれませんが、数が多くなると非常にストレスです。

商品画像は売れ行きに影響するので写真を充実させる必要があります。
商品名も検索されるのに必要なワードは何か考える必要があります。
商品説明、コンディション説明も正しく情報を提供しなければ返品や低評価に繋がる恐れがあります。
商品説明などはメーカーや販売履歴からのコピペでも良いのですが、その情報を探すのが面倒です。

販売作業

・購入者、購入希望者とのやり取り
・梱包作業
・発送作業

「そんなんいいじゃん(笑)」と思いますか。笑

購入希望者からの値下げ交渉は正直うっとうしいです。
しかし、一律値下げ不可としてしまうと不良在庫に埋もれることになります。
売れなければ話にならないので、うっとうしいですが値下げするしないに関わらず、交渉にはいったん応じることが定石です。
購入者とのやり取りは、商品到着後に問題が発覚しない限り、挨拶と発送連絡、評価くらいです。
問題が発覚すると、事務局を通して落としどころを見つけるなど非常に面倒です。

梱包作業は商品のサイズに応じた梱包材で丁寧に梱包するというものです。
私はこれが一番面倒に感じます。
コンビニに売っているメルカリ用の発送資材が使えるサイズなら良いのですが、それ以上となるとダンボールや封筒など手持ちの梱包材をサイズに合うように加工しなければいけません。
この作業がめちゃくちゃ時間の無駄に感じます。笑
いろんなサイズの梱包材を揃えておけばいいやと思ってましたが、そんな都合よく用意したサイズの利益商品は見つかりませんし売れません。

梱包まで済めば後はコンビニか郵便局に持ち込むだけなのですが、店員さんにカウンターで作業してもらうことになります。
1つならまだしも、何個も持ち込むとなると申し訳ない気持ちと、恥ずかしい気持ちになります。笑
ましてや後ろに並んでいると心が強くないと持たない、というか迷惑です。
いきつけのコンビニで「メルカリ野郎」とバックヤードで呼ばれているんじゃないだろうかと心配になります。笑

以上が面倒な作業の具体例でしたが、これが商品1つずつに必ず発生します。
私は月数万円の作業量でもストレスに感じたので、月数十万円ともなると適性がある方でないと成り立たないんじゃないかと思ったりします。
ちょっと気持ちが入って長くなってしまいました。

自宅での在庫の保管が必要

納品代行や倉庫を利用しないなら、商品は売れるまで自宅に保管しておくことになります。
片手程度のサイズの小さな商品ばかりなら問題ないですが、そんな商品ばかりを狙っていては利益が安定しないので、それなりの稼ぎを目標にしている場合は部屋が埋まる覚悟が必要です。

一軒家にお住まいの方は余裕があると思いますが、マンション住まいの方は結構な圧迫感を味わうと思います。
また、「この量をさばかなければ…」「果たして売れるのか…」という心理的ストレスも感じます。
圧迫感があればあるで大変、なければないで稼ぐためには在庫が必要なので焦るという無間地獄です。

配送料が高くつく

メルカリの販売手数料が10%ということは理解している方は多いと思いますが、配送料について詳細に把握できている方は少ないと思います。
下記に貼っておくので見てみてください。

★メルカリ 配送方法 早わかり表

メルカリと配送業者との特殊契約があり、個人が発送する場合の一般的な配送料に比べては安くなっています。
しかし、仕入値、売上額との比率から計算すると、配送料が占める割合は意外と大きくなります。
特に60サイズ以上でしか配送できない場合、単価によっては配送料に利益が圧迫される可能性が高いです。

仕入リサーチをするうえで配送料まで含めて利益率を出さなければ、売れてから想像以上に低利益率だったと判明したり、最悪の場合損失が出ることも少なくありません。

「仕入値と販売手数料10%を差し引いた額が利益!」と考えるのではなく、配送料もしっかり含めて利益計算しましょう。

リサーチの精度が低い

フリマアプリ専用のリサーチツールもありますが、私が知る限り、仕入判断の参考になる補助的な情報を追加してくれるだけで、全幅の信頼をおけるものはありません。

となると、メルカリアプリ自体で地道に検索して、販売履歴や競合などの情報を集めて総合的に判断するというのがメルカリせどりのリサーチの本流になります。

しかし、上記で把握できる情報では価格推移回転(売れ行き)までを予測することが難しく、仕入にギャンブル性が高いのが難点です。

上記のリサーチでも当然売れる商品はリサーチできますが、「いつまでに」「最低いくらで」売れるだろうとある程度予測できなければ、限られた資金で安定して利益を出し続けるのは中々険しい道になると思います。

メルカリせどりを始めるなら、以上のデメリットを納得して始めなければ想像以上にキツイと思います。
逆に大したデメリットに感じない方にはメルカリせどりが向いています。

何にせよ、始めるのが簡単ですし、せどりの入門として始めてみるのも良いと思います。
まずはご自身の不要品を出品して、どんな流れでお金が入ってくるかを体感してみましょう。

Amazonの基礎知識

Amazonは意外と個人でも出品できる!

Amazonは非常に多くのショップが出店している総合ショッピングサイトですが、実は個人でも出品が可能です。
そして新品(メーカー・卸仕入)だけでなく中古品も出品することができます。

登録や操作方法はメルカリに比べると少々複雑ですが、慣れればメルカリと変わらない感覚で出品できます。
費用は掛かりますが外部ツールを使えばメルカリよりも楽に作業できます。

さらに、手数料は高くなりますが、商品をAmazon倉庫に送ってしまえば後は販売から発送、顧客対応までAmazonで完結してくれるFBA(フルフィルメントbyAmazon)という自動販売形式を選ぶこともできます。
メルカリにも代行業者を使うという手もありますが費用や品質の面でアタリハズレが大きいです。

個人でも大企業のサービスを享受できるシステムはAmazonのメリットと言えます。

Amazonは断トツの利用者数!

Amazonは世界的にもトップクラスの利用者数を誇るショッピングサイトです。
メルカリの利用者数は約2,200万人と前述しましたが、Amazonの利用者数は日本だけでも約5,200万人と倍以上の差があります。
加えて、上記Amazonの利用者数はほとんどが購入者としての数なので、メルカリのように購入もするし出品もするという利用者数と一層の開きがあります。
つまりマーケットが莫大というわけです。

利用者層は男性の方が多いですが、日本人口の半数近くが利用しているので男女比は考慮するに足るレベルではなく、あらゆるジャンルを取り扱うことができます。

ただし、先に申し上げた通り商品によっては出品に審査が設けられていることがあるので、メルカリのように何でも自由に出品できると言うわけではありません。
アパレルは特にAmazonでの販売は諦めた方が良いでしょう。

大手ショッピングサイトといえばAmazonに次ぐ利用者数を誇る楽天もありますが、こちらは出店自体のハードルが高く、副業せどりには向いていないので付け加えておきます。

Amazonは高く売れる!

Amazonでの販売は大企業の信頼度もあり、同じ商品でもフリマアプリや他のショッピングサイトより高く売れる傾向にあります。
さらに前述したFBAでは翌日配送に対応しているので、相場以上の価格でもまさに飛ぶように売れていきます。

安いからAmazonを使うという方も多いと思いますが、それは基本的にAmazon本体が大量仕入で価格を落としている商品の場合です。
Amazon本体以外の出品者が出品している商品は相場を大きく外していなければ、信頼と速さという付加価値によって高値でも売れるというカラクリがあります。

メルカリでは安値で多数の出品が残っているような商品でも、Amazonでは倍の価格で売れているというケースも珍しくありません。

Amazonよりメルカリの方が有利と言えるケースが少ないので、販売媒体としての評価はAmazonに軍配が上がります。

Amazonせどりのメリット&デメリット

Amazonせどりのメリット

・高値で売れやすい
・販売に関わる作業が不要
・在庫で自宅が埋まることが無い

※上記メリットはFBAを利用した場合です。
Amazonでも自己発送を選択できますが、メルカリと大して変わらなくなるので私としてはFBA一択です。
FBAを利用して初めてAmazonせどりのメリットを享受できると言っても過言ではありません。

高値で売れやすい

フリマアプリに限らず、他のショッピングサイトとも比較して、Amazonがダントツで高値で売れやすい傾向にあります。
高値で売り出すことはどのショップでも可能ですが、売れなければ無意味です。
Amazonより安値で出品しているケースを見かけても、売れ行きを調べてみると実際にAmazonが選ばれています。

Amazonの認知度、信頼度、カスタマーサービス、配送スピードの優位性から、多少高値でもAmazonを選択するという購入者心理が働いていると思います。

なので、「最高価格で売りたいならAmazon」が現時点の最適解だと考えます。

販売に関わる作業が不要

FBAなら商品をAmazonの倉庫に納品してしまえば、以降はほぼ何もすることがありません。
購入されたらAmazonが梱包・発送し、顧客対応も全自動でやってくれます。

納品までの作業は出品ツールを使えばメルカリより簡潔に行うことができます。
フリマアプリと違い、Amazonの出品ツールは利用価値の高いものが多く存在しているので使って損は無いです。

販売に関わる作業が不要ということは、仕入に集中できるということでもあります。
仕入れた商品をまとめて倉庫に送ったら一度リセットです。

突発的に大量に売れて発送作業が大変!みたいなこともなく、予定通りにスケジュールを過ごせます。
なので長期の旅行に行くとしても出品を止めたりしなくてもAmazonが勝手に売ってくれているので心配ありません。笑

お勤めの方はもちろん、せどりを本業としたい方も、サイクルを崩したくないという場合に非常に優秀なシステムです。

在庫で自宅が埋まることが無い

前述したように、商品はAmazonの倉庫に送るので自宅が在庫に圧迫されるということがありません。

少数ですがAmazonの倉庫に送れない商品があったり、メルカリで売ろうと思う商品は別途自宅で保管する必要はありますが、大した量にならないと思います。

ただし、Amazonの倉庫に送るまでに納品作業を進める期間だけ、商品を逃がしておくスペースはある程度必要です。
私の場合は事務所を借りていますが(自宅で作業したくないだけ笑)、2帖程度のスペースがあれば充分だと思います。

Amazonせどりのデメリット

・月額費用が掛かる
・システムの導入と操作が複雑
・出品の制限が多い

月額費用が掛かる

Amazonで本格的にせどりを始めるとなると、大口出品という契約形態を選択する必要があり、この大口出品の月額利用料として月に5,000円程度掛かります。

※月に数万円の稼ぎで良いという方なら月額の掛からない小口出品という選択もできますが、こちらは1件当たりの販売手数料が高くなるのであまりおすすめできません。
メルカリで充分だと思います。

月に5,000円以上は必ず稼がなければ損失すら発生するので、継続する覚悟が必要です。

月額とは別に、「FBA手数料が高い」というデメリットを別の記事で書いたことがありますが、帰結として「高値で売れる」「他の配送料に比べると高いとは言えない」「梱包材の準備が不要」「高水準のサービスを享受できる」ことからデメリットとは感じられないと挙げています。

なのでここでは、継続的なせどりを予定していない方にとっては月額費用がデメリットということでリストアップしました。

システムの導入と操作が複雑

PCに慣れている方にとっては大したことないですが、Amazonせどりを始める難易度はメルカリと比べるとかなり高いです。

まずスマホアプリ一つで完結というわけにはいかず、PCにAmazonの出品者専用ツールを導入し(単にブラウザに出すだけですが)、割と細かな設定が必要です。
加えて、出品(リサーチ)ツールやそれに付随したスマホアプリもインストールするなど、始めるまでにやることが結構あります。

始めてからも各ツールの使い方を覚えたり、分からないことはサポートに連絡して聞いたり、都度対処する力が求められます。
やっていくうちに慣れるものではありますが、苦手な方にとっては習得までに時間を要するかもしれません。

導入で挫折するなんてもったいないことが無いように、Amazonせどりをやってみたいという方はシステムの複雑さを念頭に置いたうえでトライしましょう。
つまずいたらお気軽にご相談ください。

出品の制限が多い

Amazonでも非常に多くの商品を取り扱えますが、出品制限が掛かっているケースも多く、「せっかく利益が出そうな商品を見つけたのに見送るしかない…」ということが珍しくありません。

そのうえでも利益商品は見つかるのでデメリットというまでではないかもしれませんが、出品の自由度で言えばメルカリに分がありますし、私自身も歯がゆい思いをしているので敢えてリストに挙げました。

具体的にどのように制限されているかと言うと、特定のメーカー(ブランド)が「ウチの商品をAmazonで販売したいなら正規ルートで仕入れた商品であることをAmazonに証明するように!」といった形で、制限解除に仕入時の請求書などの提出が求められることがあります。

商品ごとに証明が必要というわけではなく、一度承認されればそのブランドの商品は出品できるようになります。
とはいえ、正規ルートで仕入れた商品では大した利益にならない(むしろマイナス…)になる可能性が高いので、よほど利益が期待できる(今後も仕入れたい、安く見つかりそうな)ブランドでない限り、頻繁に制限解除を申請していてはコストが掛かり過ぎることになります。

なので最初のうちは厳選したブランドのみ制限解除し、金銭的に余裕ができたら徐々に出品できる幅を広げていくという順序が必要になります。

ぱっと見かなりのデメリットに感じるかもしれませんが、この制限にはメリットもあります。
それは「競合が生まれにくい」という点です。

Amazonせどりをちょっとかじったようなせどらーだと、制限解除という面倒な工程を踏もうとしません。

しかし、制限解除を「未来への投資」だと思ってコストを割ける人には出品の機会が与えられ、幅広く商品を取り扱えるようになります。

つまり、本気で取り組むせどらーにとって、Amazonせどりは他のせどらーより優位に立てる要素を持っているということです。

長期的な計画で地道に取り組めば、大きく稼げる確実性が高いのがAmazonせどりです。

まとめ

メルカリせどり

【メリット】
・初心者でも始めやすい
・月額費用が掛からない
・出品の自由度が高い

【デメリット】
・出品作業、販売作業が面倒くさい
・自宅での在庫の保管が必要
・配送料が高くつく
・リサーチの精度が低い

Amazonせどり

【メリット】
・高値で売れやすい
・販売に関わる作業が不要
・在庫で自宅が埋まることが無い

【デメリット】
・月額費用が掛かる
・システムの導入と操作が複雑
・出品の制限が多い

以上、メルカリとAmazonとの比較でした。

私はAmazon99%、メルカリ1%くらいの比率で取り組んでいますが、これが正解というわけではありません。
経済的事情、時間的・肉体的事情、本業との兼ね合い、個人の趣味趣向などによって適正な媒体は異なると思います。

しかし、「個人差がある」では結論として中途半端なので、ケースごとに勝敗を付けてみます。

・せどりだけで生活できるぐらい大きく稼ぎたい!
・売れる度に行動しなきゃいけないのはストレス!

長々と書いてきましたが、動機はこれくらいで良いと思います。笑

自分にとって重要なのは何か、改めて思い返すきっかけにしてください。